朗読劇後、休憩を挟み2部はワークショップです。
小野さん井澤さんは衣装替えなし。
朗読時と同じ和装姿でご登場。これ✨→おのさんのIG
トーク…30分〜40分
声優体験…20分〜30分
こんなかんじだったかな。
トークの方が少し長かった。
司会の女性が沢山質問をしてくださって、声優さん方がそれに答えるという流れ。
小野さん井澤さんの間でお互いに訊いたりも。
本当に色々とお話してくださって、こんなに長い時間トークタイムがあるとは思っていなかったので嬉しかったです。
そして、楽しかった!
小野さん笑わせてくるし、井澤さんもお話するのも振るのもお上手で、会話が途切れることなく、和やかに時には真面目に大変興味深い充実した時間でした。
記憶違いなどもあるかもしれませんが、印象に残ったところを。順不同です。
*
まず、井澤さんに「小野さんは和装が似合う」と突っ込まれる(?)ところから。
それに対して小野さんは「学生時代に友人に服を見立ててもらいに行ったが、小野は洋服が似合わないと言われた。その時は似合う服が無いのだと思っていたけれど、今日そう言われて気づいた!俺は''洋''服が似合わないんだな(笑)」
そんなことはないです。
けど、和服のしっくり感は確かにある。(笑)
夜あそび夏祭りの浴衣姿もお似合いだったことを思い出しました😊🎵
ちなみに井澤さんの衣装には名前がついていて、【ゴスロリ大正小町】というらしい。
それを何故か知っていて井澤さんに教えていた小野さん(笑)
ゴスロリ大正小町、井澤さんは後ろでリボン結びにしてらして。可愛い。
可愛いおっさん好きですが、可愛い女の子も好きです。
しょっぱな服トークで和みました👘
●役作りについて
こちらは以前滋賀公演でお話されていた通りで、原作を読んだとのこと。井澤さんも同じく。
小野さんは荒木飛呂彦先生が表紙を描かれたverをお持ちだそうですが、『伊豆の踊子』自体はフォアレーゼンで朗読をするまで読んだことがなかったのだそう。
●『間』について
小野さんがお話を。
『死に間』という言葉を初めて聞きました。
専門用語なのかな?
読んで字のごとく、間。時間の間隔のことなんですが、この間が長すぎても短すぎても『死に間』と言うらしい。
小野さんは今回、そのギリギリを狙って間を取られたとのこと。
本編を聴いていてそのこだわりは確かに感じました。
聴衆が作品の世界に浸れる小野さんの工夫に、役者だ…!と感動しました。
いや、役者なんですけど。(笑)
会話以外の部分が実は一番難しいのだそう。
この作品は会話劇ではないですもんね。学生が心の中で思うことも沢山で、モノドラマっぽい。
●声色の使い分けについて
この質問をされた小野さんが一言…「ガッツです」
以降、何回かこの『ガッツです!』の回答がでてくる(笑)
井澤さんの踊子を聴いた小野さんの感想が「俺の中の踊子がアニメキャラになった(笑)」だったのも面白かった。
「だって、おかみと女がいたら踊子はそうするしかないじゃないですかぁ〜!」的な井澤さんがまた可愛い…😳
●純文学は読む?
井澤さんは小学生(4〜6年生)のころに読んでいた。こういうのを読んでいると親も喜びそうだし、と。(笑)でも伊豆の踊子は読んだことがないよう。
「川端康成は教科書に載ってないよね?森鴎外や宮沢賢治はあるけど。」とも。
小野さん「その頃オレは魔方陣グルグル読んでた!」←懐かしい〜っ
●学生時代の話
井澤さんは、学級委員だったそう。『先生』が好きで、お役に立ちたかった、と。
入っていた部活は、小学生→演劇部、中学生→演劇部に入りたかったがなかった、高校生→演劇部に入部したが人数が少なくて放送部へ。
放送部では大会にも出て、貰った評には『澄んだ声ですね』と。ケロケロボイスとはまた違ったのかな?!
小野さんは学生時代のことはあまり話したがらず。
人生の暗黒時代らしい。
重々しく口を開いて、サッカーの話を少しだけ。
「進学校って朝練がないのね!」から始まり、、、
「だけれど自分一人で朝練してた。その姿が気に入らなかったのか?メンバーや顧問の先生からはあまりよく思われていなくて、実力はあるのにベンチだった。
あ、でもこれは暗黒部分の25%くらいです!」
・・・おのゆー、光属性かと思いきや意外と闇深い。。
そういえば以前どこかで、学生時代の友達は1人しかいなかった、と話されていたことがあった。
今では信じられませんね。大人になって友達沢山つくれるって逆に凄い。しかもその交遊関係幅広くてびっくりしちゃう。
あ、当時サッカーのポジションは右サイドハーフだそうだ。よくわからん(笑)
●声優になったきっかけは?
小野さんはいつもの谷山さんのお話(^-^)
ミーハーな感じですよ!の流れから、井澤さんも同じようなものです、と。
井澤さんは低学年の頃は泣き虫だったようですが、小4のころ、上級生が演劇発表をしている姿を見て『同じ子供なのにスゴイー!』となったとのこと。
そういえば…井澤さん、中学生になってとある世界を学んだらしい。思わずハッwと声が漏れてしまったわ…(笑)
それに対して小野さんが『ここ青少年センターだよな?!』と場所の名前を気にしてらしたのにも笑ったわ(笑)
●声優の道を志して、親に反対されなかったか?
井澤さんは進学を大学か専門かで悩んだのだそう。
だけれどやはり『声優』になりたくて声優の学校へ進まれたのだとか。
お母様には進路を話したが、お父様には話さず進学。
(話したつもりになっていて、あとからお父様にオレは聞いてなかった!と怒られたとか)
小野さんはご両親に反対されたそう。なんのために今まで育ててきたたのかくらいのレベルで。
というのも、ご両親の周りには芸術・芸能関係の知り合いが多いらしく(ご両親アナウンサーさんのようだものね)周りから厳しい世界だと聞いていたから。
だけれど、お二人とも今は家族が応援してくれているよう。良かった、良かった!
●壁にぶつかった時はどうするか?
「ガッツです!」
何度かこの『ガッツです!』が登場して笑いの雰囲気だったのだけど、ここでとても真面目にお話。
「ガッツは冗談半分、マジ半分。【続けること】は大事なことだけれど、ただ続けるのではだめで、工夫をすること。【別のアプローチに変えるガッツ】を持つことはとても大事なことです。」と。
確かに。視点を変えてみたら見えることもあるよね。
わたしはお芝居をやりませんけど、これは他のことにも言えることだよなぁと思いながら聞いていました。
小野さん良いこと言う。
●今後やりたい役は?
『またこういった純文学の朗読をしたい』、と。
やってー!小野さんの朗読で色んな純文学聴きたいー!
●名古屋には来る?
井澤さんはほぼ初めましてだそう。
小野さんは転勤族だったので昔(小4〜6の頃)住んでいた。
その頃のことは良い思い出なのだそう。なので、名古屋に来ると『ただいまー!』という気持ちになる。
当時は東山動植物園でよく遊んでいたらしい。
昔住んでいた地名もお話されていたけど、わたしにはさっぱり???
東山動植物園のマスコットキャラクターの名前が『ズーボ』だということをこの日小野さんから学びました(笑)
*
トークタイムのあとは、声優体験のコーナー。
『伊豆の踊子』の本文の一部分を、お客さんが朗読体験してみよう!のコーナーです。
滋賀公演では名前を書いた半券を声優さんがBOXから引いて、当たった人がチャレンジ出来るというシステムだった。
今回もそうなのかと思っていたら、なんと、挙手制でした。ムリ!(笑)
沢山の人が手を挙げていたなぁ。
当たった人は名前を聞かれて立ち上がる。座ったままでも良かったみたいだけど、みんな立ち上がる(笑)。
男性と女性のペアで、4組がチャレンジされてました。
朗読した部分はここ。
女性は踊子と女のセリフ部分を。
男性はそれ以外の部分を。
女性は2役せねばならないし、このシーンは学生にとってとても重要な核となるシーンだ。
まず1組目のペアがチャレンジ。
めっちゃうまい。
えっ?声優さんですか???ってくらいうまい。
と思ったらご経験のある方と事務所が決まりましたーな方々だった。最初からレベル高ぇ…!
もうこれは・・・ちょっとやってみようかな♪くらいの気持ちの人は手を挙げづらい雰囲気ですよ(笑)。
その後も続々と春から声優の学校に通われる方やご経験のある方など、みなさん個性があるしとにかくうまい人しかいなかった。
やはりこういったワークショップに興味を持ってやってくる方々は、ご自身もされているまたはされていた方々なんですね。どうりでうまいはずだ。
プロの声優さんからアドバイスを貰える貴重な場ですもんね〜。
ただの朗読好きな小野友樹ファンがのこのこやってきてスマン… と心の中で思った。わたしも家帰って1人でやってみたんだけどさ、踊子の若々しい声が出なかったよね、うん。(白目)
みんな凄かったよ!!!
小野さんも井澤さんもそんな皆さんに驚きつつ、アドバイス。
小野さんは、それぞれに良いところは誉めて、的確にアドバイスするところはして。
優しさと愛を感じる…指導者向いてそう。
そういえば、学生のセリフの途中で間を空けた方にご興味津々だったなぁ。その意図とは?みたいな。
返ってきた言葉は技術論でそれは小野さんの欲しい答えではなさそうだったけれど。役をどう解釈してなぜそのセリフをそうしたのかが聴きたかったんじゃないかな?わからないけど。。
最後のペアでは元気の良い男の子にめっちゃ笑顔。男の子、もしかして滋賀でも当てられてた子かな?
元気ボーイが元気よく手を挙げてくれていたおかげで、小野さんは舞台ギリギリまで身を乗り出してきてくれました。ひぃ!近い近い近い近いw
わたしこの日最前ドセンだったのです。小野さんの手毛が見えました。(笑)
お肌きれいだし、綺麗なお顔してますな、おのゆー。
横顔が好きだったりする。笑顔には癒される…✨たくさんおのゆースマイル見れて満足。ほくほく。
朗読もワークショップも、全体的に真面目な公演でした。
今回も楽しかった!良い時間でした😊🎵
今後小野さんのフォアレーゼンご出演は、海老名公演と館林公演。でもどちらも土曜日=仕事で行けないorz
せっかくの関東公演なのになぁ。。ざんねん。
もうチケットはなにもありません〜。
またいつか小野さんの朗読を聴けますように!
