随分と時間が経ってしまいましたが、つづきです。完結編。ながい。
ソロデビューアルバムを引っ提げての今ツアー。
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↑こんなこと出来るようになったのね、アメーバ♪
ロックギタリストTAKUROのイメージとは違った、ジャズ・ブルースというジャンルに挑戦するインストライブ。
観客は座ったまま聴くスタイル(に自然となった)で、お酒でも呑みながらゆったりと聴きたくなるような優雅で大人なライブでした。
ジャズやブルースなんて普段聴かないし、歌のないライブなんて初めてだし…色々とドキドキでした。(最前列だし!)
今回のTAKUROさんのソロデビューがなければこんな大人ライブには中々行くきっかけがなかった事と思いますが、
めちゃくちゃかっこよかった…!!
そして、
楽しかった〜!!!
CDを聴いて、こういう音楽素敵だな〜♪ってわたしの中で新ジャンルを開拓されたような気分でいたのだけど、生はもっとかっこ良かった!
やはりライブはいいですな
TAKUROさんのギターは勿論のこと、今回の凄腕ツアーメンバーさんたちが織り成す音楽にとても魅せられました。
もう、楽しくって!楽しくって!
ワクワクにやにや興奮しながら聴いてた。
最初の涙はどこへやら?(笑)
素晴らしいツアーメンバーのみなさん

TAKUROさん(Gt.)
TOSHI NAGAIさん(Dr.)
川村ケンさん(Pf.)🎹
前田サラさん(Sax)🎷
岩永真奈さん(Ba.)🎸
ドラムはGLAYのサポートメンバーでお馴染みのTOSHIさん。
他のお三方はよく存じ上げず…でしたが、この日のライブで一気に好きになりました。
GLAYのライブでは中々ない、女子メンバー、ライブに華を添えていました。
サラさんも真奈さんも若手にして実力者。
お二人の男前な演奏に、惚れた…

そこにどっしりとガッチリと支えるベテランTOSHIさんとケンさん。
そしてメインのTAKUROさん。
みなさん、お一人お一人がとっても素敵!!
素晴らしいメンバーです(*^_^*)
4人のセッションで始まり、TAKUROさんが加わっての1曲目はアルバムと同じく『Lallaby』。
3曲目の『Guess Who』ではギターを変えていたなぁ。
(ヴィンテージのレスポールってこれよね?)
この辺りまでは拝んでいました(笑)
演奏も熱を帯びて、目の前で繰り広げられる音楽に、自然と涙顔から笑顔にチェンジ!
純粋に『わ〜音楽って楽しいなぁ(≧▽≦)』って思えたライブだった♪♪♪
特に、やはり、見せ場となったのは
『RIOT』の曲の間に披露された即興演奏バトル。
こ〜れ〜が〜もうっ!
痺れるかっこ良さ!!!
かっこいいしか言えない語彙力

ほーんとに素敵だったのです〜(*´Д`*)
初めはTAKUROさんとピアノの川村ケンさんが、♪ぽろん♪ポロン、と楽器で会話をしているようなところから始まって。
次第にバトる。
で、TAKURO負けたよね(笑)。
TAKURO「速っ!!ケンさん初日からそれはないわぁ〜…」ってw
この席からはケンさんの手元が見れないのがとっても残念だったのだけれど、聴いてるだけで速弾きやべーっす。。
そして驚いたのが、グランドピアノ本体の中の弦を弾くという奏法。
そんなのアリなんだ?!初めて見た!
いきなり立ち上がって中に指を突っ込むから何事かと思った…けど、それもしっかり音楽だったな〜。
お次はTAKUROさんとベース岩永真奈さん。
背が高くてハットと笑顔の似合う素敵女子。
しかし真奈さんの演奏は男前で、カッコいい5弦ベース演奏に途中でTAKUROは投げ出しケンさんにふったw
突然のことに驚くも、やはりケンさんは強い…!ベース×ピアノ、決着つかず。
サックスの前田サラさんは、身体を前後に反らせ髪を揺らしながら吹き荒らす!!
なんて力強いのでしょう!
小さくて細い身体なのに一体どーなってんだ、あの肺活量は。。凄すぎィ!!
他曲でも、メインであるギターをくってしまうかと思うほどの存在感でした。
くはーっ、カッコいい!
位置的にも後ろからどっしりと支えるドラムのTOSHIさん。
「何かもの足りなさそうだなぁー?(だったかな?)」とTAKUROの一声に、サラさんとTOSHIさんがバトる。
サラさんの負けじと吹き荒らすサックスに痺れたが、TOSHIさんのウルトラスーパーカッコいい(もう言葉に出来ない)ドラミングはアツい!!!!
でも、まだまだ余裕を感じるような。ベテランの風格が半端なかった。
ちょうどわたしの真ん前にTOSHIさんだったので、目が合ったような気がした。
…都合良く気がしただけだよね、だってサングラスかけてるもんな、TOSHI(笑)
みなさんそれぞれがそれぞれの楽器を最高にカッコよく魅せる攻めの即興演奏は、素直に音楽って楽しいなと思わせてくれてかなりテンションがあがった!
即興演奏、CDにはこの部分はないわけだから、ライブならではのお楽しみよね♪
「いや〜…改めて凄いメンバーだな、と…(笑)」とTAKUROさん。
そういえば、ピアノの川村ケンさんが、可愛かった(*´∇`*)
仰け反りながらサックスを吹くと同じように一緒に仰け反り、力強いドラムの1音1音にはピョン!ピョン!と一緒に跳ねて楽しんでいた(笑)。
ケンさんもまた笑顔が素敵だったなぁ。
呼吸を合わせようとTAKUROを見るときは、キリッと真剣な眼差しでカッコよかったけど。
DVDのコメント出演を見た時から、なんだか雰囲気が好きな方でした。ブログも素敵。
一緒に行ったAちゃん曰く、「見た目サーファーみたいだけどね!」。
確かに…(笑)パッと見はピアニストには見えないかも。
『Northern Life』
特典DVDで「夢は諦めなければ叶う、とかではない、もっと大きなものを感じながら作った」と仰っていたのはきっとこの曲よね。
GLAYは東北と共にある、と宣言したのは3年前の20周年イヤーでした。
「昨年も東北ツアーを回りましたが、GLAYはこれからも東北と共にあるし、寄り添っていくし、だからみんなもね、1日5分でも1分でも良いから東北に思いを馳せてくれたらって思います。」
TAKURO…というかGLAYみんなか。
GLAYって、誰かの為に動ける人達なんだよな。
困っている人がいたら助けよう、とかそういう誰もが出来そうで出来ないことが出来ちゃう。
いつでもGLAYからは、優しさと真心を感じます。
本当に素敵な人達よね。
あ、真面目なお話だけではなくて、少し笑えるお話もありました。バランス良く話してくれるよね、TAKUROって。
青い鯉のぼりプロジェクトで、真面目なGLAYちゃんがレコーディングの合間を縫って鯉のぼりのデザインを考え、鯉のぼりの目をCDにしようという案が出たが却下になったって話。
確かにそれはない(笑)
『Northern Life』は、癒されるような、でもイントロのピアノの部分が夢ごこちではなく緊張を感じるような。そんなふうに感じた曲。
本編最後はアルバムのタイトルにもなった『Journey without a map』。
「アルバムを制作するあたって、色んな事を考えた。
どんな男でいたいか、どんな人間でいたいか、どんなギタリストでありたいか。
俺は、このギターをつくったレスポールさんのように、90歳になってもギターを弾いてる男でいたい。」
「松本さんが背中を押してくれなければ俺は今このステージに立っていない。」
「ずっとギターを弾いていきたい、そこにはGLAYのメンバーがいてくれたらなぁと思う。」
今アルバムのプロデューサーとして参加された松本さんへの感謝と、メンバーへの思いを語ってくれました。
そして、DVDでもそうだけど、キチンと思いを言葉にしてファンに伝えてくれるってとても有難いし、誠実だなぁと思った。
文字にすると長いけど、MCの時間はそんなに長いわけではなくて。
でも確かに明確にしっかりとTAKUROの気持ちが伝わってきて、曲を聴く姿勢も変わった。
唯一歌声のある曲で、TAKUROの歌声に胸が熱くなった。
本編が終了し、ふつう、GLAYのライブだったらすぐに「アンコール!アンコール!」…が始まるのだけど、ちょっと今回はどうしていいのか戸惑う客席…コールはなく、拍手でした。
出て来てくれたTAKUROが「温かな拍手をありがとうございます」って若干笑ってて…ちょっと出て来づらそうだった…?
ご、ごめんね、たくろー。。
アンコールは『函館日和』でした。
「みんなにも故郷があると思うけど、この曲は函館にいた頃の、何者でもなかった自分を思って弾きます」
この曲の時だけ、TOSHIさんのドラムスティックの先に白いポンポンがついていて、え、カワイイ
柔らかな音が、穏やかな函館を想像させてくれました。
すごく好きな曲です。
今年ついに函館旅行に行くので、現地で聴こうと思います♪
新幹線の中では勿論Super nova Express2016を聴く予定(笑)。
「初日を選ぶなんて怖いもの見たさ?(笑)」
なんて笑ってたけど、
「初日がみんなでよかった!!!」
と言ってもらえて嬉しかったな。
スタンディング出来なかったのが心残りですが…
こんな時こそ観劇で培ったスタンディングオベーション力(?)を発揮すべきだったのに…!!
次こそは立ちます!!!!
そんな個人的反省点もありつつ。
あーでも終わってすぐにまた明日来たいと思う素敵空間だったな〜。
2時間があっという間だった。
今回、TAKUROさんを見て聴いて思ったのは、ギターって繊細な楽器なんだなぁと。
色んな音が出るのですね。
すごーく、まろやかな音。癒された。
これはあまりGLAYでは聴いたことなかったな。
聴いてて気持ちいいな♪
アルバムの宣伝でラジオ出演をされた時に、こんなことをお話されていた。
「一小節の中に音は少なくシンプルに。
ピアノがポロンときたら、それにギターが相槌を打つような。」
それがTAKUROさんのやりたかった事。
ギターバッキングはなくシンプルに一本のギターが鳴る。
それは、1音1音こだわって奏でられる 芳醇 な音 。
心地よい音。
カッコいい音。
癒される音。
聴くものに響く、音。
職人ですね。
ギターのことはよく知らないけれども、
ギタリストTAKUROに魅了されまくった夜でした。
TAKUROさんをもっと好きになった!
そして、ジャズ・ブルースと冒頭で書いたけれど、ロックっぽく感じるところもあるし…ジャンルは『TAKURO』のような気がする。
GLAYとはまた違うけれど、でもよく聴くとTAKUROだってわかるよね、とAちゃんと帰りに話していました。
GLAYファンが聴くとすっと自然と馴染むというか。
ソロライブは定期的にされるようなので、また行きたい。次が楽しみ。
でも、1番の楽しみは、この活動が今後どのようにGLAYに還ってくるのか、です♪
「大きなものを掴んでGLAYに持ち帰りたいと思います!」と力強くMCでも仰っていたしね。
未来にわくわく(*^_^*)♪
あ、そういえばこの日はHISASHIさんのお誕生日ということで、ライブ中にカウントで22回(2月2日)鳴らしてた(*´∇`*)
本人は会場にいないのかぁ〜と思ったら次の日来てステージで演奏したって聞いた時には固まったよね。
なぜ翌日…!!!orz
でもJIROちゃんが初日に来ていたようで、その行き場のない気持ちは鎮まった(笑)
TERUさんは手術でこの日は来れなかったしね。
何はともあれ、TAKUROさんソロツアー無事に終了されたとのことで
おめでとうございます!
おつかれさまでした(*^_^*)

