大山さんのコンサートへ行って来ました。
昨年12月以来の大山さんです。
わーい♬*





吉祥寺駅の南改札って、別名『公園口』でもあるのですね。
方向音痴を更に迷わすトラップ(笑)

改札を出て左へ、末広通りを真っ直ぐ進み、青い歩道橋のそばにある
【吉祥寺南町コミュニティセンター】
が、今回の会場です。

こじんまりとしたホールで、ゆったりとアットホームな空間でした。
武蔵野市の文化事業団体が主催という事で、ご近所の方が沢山いらしていたのかな?
年齢層は高めです。



プログラムはこちら。




まず『木兎』の文字にテンションがアップ!
今日来て良かった*\(^o^)/*
明るい歌ではないのですが、喜んじゃいました。
この歌は以前大山さんのコンサートで聴いたことがあり、とても素晴らしかったのでお気に入りとなった歌なのです♪

その時を思い出し、タイトル通り懐かしむ事ができました。
『荒城の月』は学生の頃授業で聴いたしね。
歌はその当時の思い出も一緒についてくるものですね。
歌って、そゆとこがイイよね。



今回のプログラムは日本歌曲がずらり。

「太陽と月だったら、月」
「季節なら春よりも、秋」
バリトン歌手の歌ってそんな歌が多いんです。と、お話される大山さん。
(↑この例え方が好きだなぁ)

今の季節である「春」の歌が探してもないので、音域が違うのだけれど…
移調せず原曲のままのほうが歌の世界観をそのまま感じて貰えると思うので…
と挑戦されていたのは
『アマリリス』と『さくら横ちょう』。
さくら横ちょうって、よくソプラノの人が歌うイメージでしたが、大山さんの歌声で春到来桜とても素敵でした!

「僕の姿は邪魔なので、目を瞑って歌声で春を感じてくださいネ。」的な事を仰有って笑いを取っていましたが、ちゃんと観ました(笑)
会場は和やかな雰囲気です(笑)


あ、最初の2曲を飛ばして書いてしまいました。
最初は久しぶりの大山さんの歌声に、
「わあ~大山さんだ~~音符
「あぁ、ホントいい声だなぁ」
って思ってたら終わっちゃった…(笑)あせる

もったいない聴き方をしてしまいました汗


楽しみにしていた『木兎』と『結婚』は、大山さんの声域であるバリトンのおいし~い声をたっぷり堪能させていただきました♪
あぁ幸せ・・・
なんか、細胞が喜んだかんじ(笑)

木兎は前奏がかっこよくて印象的。
好きです。
『♪ 木兎が啼いてゐる~~~』の歌い出しから、なんだか大山さんの佇まいが他の歌とは違うように感じました。
その歌詞の一人の「私」を演じているみたいな…
うーん、それとも大山さんそのものなのかな?

『十年の月日が経った』
『その間に私はなにをしてきたか』

これまでの十年を振り返り希望と絶望(?)を感じる…昔と変わらない木兎の声を聴きながら。
という歌詞に、自分の十年を振り返ってみたり。
そういう事が出来る所も好きなのかも。
これから十年、二十年、と大山さんの木兎を聴いていけたらいいな。

木兎の重い雰囲気からうってかわって、結婚は曲調軽やかなかんじ♪
『お金が、お金が、、、』
という歌詞がリアルっすなぁ。
でもさ…結婚に必要なのは実際の所
1に愛、2にお金だよね!って思ったり(笑)


最後の曲に行く前に、プログラムには載っていない歌を披露してくださいました。

シューベルト/『音楽に寄せて』

ドイツ語で歌う気満々だったようですが日本語指定を主催からされたようで。
わかりやすく訳した歌詞を、まずは朗読してくださいました。
やったー!と思わずガッツポーズを心の中でしました(笑)
大山さんは歌声は勿論のこと、ナレーションや朗読などお話声も素敵なんです♪
ザ・美声な心地よ~いお声で耳福でした。

音楽に携わる者が音楽に感謝する歌。
素敵だったなぁ。

この歌は、師匠に「よっぽどの事でないと歌ってはいけない」と言われていたのだけど、今日は「よっぽどの」日です(笑)
と、歌う前に思わずクスッとなってしまうことを仰有っていました。

真面目さとゆるさが絶妙な大山さんです(笑)。


そして、プログラム最後の歌へ。

『死んだ男の残したものは』

大山さんは重いですけどしんみりしないでくださいね?明日に向かって、ね。
とお話されていましたが、大山さんの歌声を聴いていたら涙が溜まってきて…こぼさないように堪えました。。

タイトルは見たことがあったけれど、キチンと聴いたのは初めてだったんです。
谷川俊太郎さんの歌詞を読んだだけでも心に来るものがありそうだけど、そこに音が乗る、というのは聴衆に訴える力が更に宿るんだろうなぁ…と思いました。


アンコールは同じく武満徹さん作曲の
『小さな空』
この歌は以前他の方が歌っていおられるのを聴いたことがあり、お気に入りでした。

青空→夕空→夜空…と変わっていくところと、全体的に優しさを感じるところが好きです。

重く終わるかと思いきや、最後はこの歌でほわっとふんわりした気持ちに。



初めて聴く歌も多かったですが、どれも日本語って素敵だなぁと思える選曲だった。

大山さんの歌はイタリア語やドイツ語で聴くことが多いけれど、それとは違う日本語の美しくやらかい響きとちょっと儚いような音楽が日本らしいなぁというか。
母国語ならスッと入ってくるしね。
言葉数は少なくとも、派手ではなくとも、味わい深いというか…力がある歌曲。
日本人なのだし、日本の名歌曲をこの機会にもっと聴いてみたいなーと思いました。

大山さんの熱い歌声と、心地よいゆったりした口調のお話声。
で、たまに面白いこと言う(笑)

楽しく、よい時間でした♪




この日は公演以外でもファン友さんと楽しいお時間を過ごしました^^*

食べて


食べて

飲んだ(笑)


普段は紅茶派なわたしですが、この日はコーヒー。
椿屋コーヒー美味しい*\(^o^)/*

たくさんお喋りして美味しいもの食べて、会場では久しぶりにファン友ちゃんと逢い、充実な楽しい時間でした♪