
この日は先行で取っていたチケット。
ついに、たきやまさん以外のGenieを拝見する日がやってきました!
お怪我から復帰された道口さん。
開幕前にみかけた記事では、この役に俳優人生をかけていると仰有っていたのが印象的で、どんな魔人を魅せてくださるのだろうと楽しみにしていました。
まず、道口さんは昨年夏にジョン万次郎のホイットフィールド船長役で拝見したのが初めてでした。
その役柄から真面目そうに見えたのと、お見送りで握手していただいた時には『キレイな男のひと…(。・・。)』という印象だった。
スッと切れ長な目、そしてお肌が白くてスベスベしていそう。きっともち肌だ。
あの数秒間でそんな感想を持たせた道口さんの美肌のヒケツを知りたい。
…と、いうわけで(?)わたしはコメディな道口さんが想像できぬまま観劇となりました。
観た感想は、まず『驚き!』。
最初の3つのお願いのアナウンスから、「道口さんてこんな高い声だったかな?!」と。
ホイットフィールド船長…
『♪うっみーの男のっ心はっ』(思いだし中)
いや、ちがう。。
こんなに高らかなお声ではなかったハズだ。
そして、すごく元気だ。ちょっとうるさいくらいに動くし、ついていけないくらいによく喋る。
そして笑いをとっている…!!
完全にホイットフィールド船長のイメージが強かったわたしは、ビックリでした。
俳優さんってすごいね。
そして、同じ役なのにたきやまさんとはこんなに印象が変わるものなのですね、という所にも驚き、そして、Genieという役はおもしろいなーとも思いました。
パーン!と高らかにセリフもお話するからでしょうか。
開口は全く気にならないのに、道口さんは『劇団四季感』をすごく感じました。
そして、ファミリーミュージカルの雰囲気も感じた。
それが良いとか悪いとかではなくて、道口Genieの作り上げる空気感がそう感じさせたのだと思う。
FLM、登場時から掛け声やら、声の調子やら、もう全てがこれまで観てきたたきやまGenieとは違っていて、今回でAladdin10回目の観劇となりましたが、初めて観るような新鮮さがありました。
それだけ舞台AladdinにおいてGenie役は観客に与える印象が強いんだよなーと思ったり。
でずっぱりなのはAladdinなんだけどね。
『ピザ』のくだりでは指をぺちゃぺちゃと舐めたり、『僕のビックナンバー』のくだりでは口臭スプレーかけたり、『ご主人様』のところはメイドカフェ的な?(笑) 細かい芸が散りばめられていて、すごくよく考えていらっしゃるのだろうなぁ、巧みだなぁと思った。
このあたりがアドリブなのだろうか、下手で座って観ているAladdinに向かって『拍手してないで一緒に踊ろうよ』的なことを声掛けたり、たきやまGenieでは聴かないセリフをただでさえ膨大なセリフと動きのFLMにつめこまれていた。
Genieのカラオケタイムは同じ調子だった。
もっと声色を変えてくるのかと思った~。
道口さんて先に声が高いと書いたけれども、たまに低音効かせてくるの。
その使い分けが不思議で、まじで謎の魔人感。
なんなんだ、この青いひと…っていう。
なので、カラオケタイムでも声色変えて欲しかったな~。
しかし…
ちょっぴり目と耳が追い付かないところも(^_^;)
とろくてゴメンナサイ。
わたしがこんなんだからでしょう…伝わってくるものはたきやまGenieの方が多いかな、と思ってしまいました。
回数重ねて観たら、また感想が変わってくるかな?
でも、ラストの道口Genieはとても秀逸!!
最後はホロリとさせると仰有っていましたけれども、まさにやられたー!というかんじだった。
『結婚おめでとう、アル』のところ。
おめでとうのところで正面を向き、目線だけをAladdinに向けて、表情はずっとかたいというか真顔というか。
初めて出来た友達に裏切られた、そんな気持ちのはずだから全くおかしくはないのだけど、たきやまGenieの無理矢理笑顔をつくって
『おめでとう、アル』
というこの絶妙な間と声で切なく寂しく、でも自分が優先ではなくて、友達を思って祝福の言葉を笑顔と共にかけたたきやまGenieがめちゃくちゃ好きなわたしは、道口Genieは愛情が薄いな、と感じてしまったのです。。。
このときは。
でも、か・ら・の、このあとだよね!!
たきやまGenieはもともと他人に対して愛情を持ちあわせているような。
親心のような、あったかくて大きな愛情を、Aladdinと接するうちに膨れ上がっていったかんじ。
道口Genieはセリフの通りにAladdinと接したことによって、『何かが芽生え始めた』かんじかなあ。
情がなかったわけではないと思うけど、愛情深いわけでもなさそうだ。
で、結婚おめでとうではそんなに愛情をかんじなかったのだけれど、そのあとランプの中で考えたのでしょうか。
フィナーレで『友よ!』のときには笑顔で最後の願いを使えばいいんだよ、と。
その時に正面を向いて、マイクを通さない声で『よしっ!』って。
Aladdinに『それでいいんだ』と言うような、自分に『これでいいんだ』と言い聞かせるように。
しかも笑顔で明るく前向きなお顔をして『よしっ!』って言う。
自由になりたいけど、Aladdinに幸せになってもらいたいなっていうGenieの気持ち。
うわあああ…( ´ д ` 。)
ラストAladdinとJasmineが絨毯に乗ってみんなが手を振って見送りますが、人一倍元気にブンブン手を振っていたGenieが、いきなりフッと手を大きく降るのはやめてAladdinを見つめている姿が、ちょっと寂しくもありでも友達を祝福する友達の姿でもある、そう感じました。
親友の結婚式って心から嬉しく思うけど、同時に寂しさも感じませんか?あんなかんじ。
GenieとAladdinの間に絆が生まれたんだなーって思いました。
このくだりがすっごく良かった!
キレッキレなダンスも、巧みな小技も、ラストの自由なーー明日をーーーーの歌声も素敵でしたが、Genieの心の動きがわかる演技がすごくいいなって思いました。
たきやまGenieよりは遅めに(?)Aladdinへの愛情を示す道口Genieでした。
Aladdinと接するうちに、本当に何かが芽生えんだなっていう。
カテコでGenie一人のときには盛大な拍手と指笛がなっておりました。
たきやまGenieも、道口Genieも、どちらのGenieも素敵だと思います♪
ミュージカルって、同じ役でも演者がかわると感じ方も違ってくるのがおもしろいところですけど、Genie役はそれが他の役よりももっと強く感じられる役なのかも。
おもしろーい!
こうなったら、萩原Genieも気になります(*´▽`*)
楽しい観劇でした♪
あ。
Genieの事しか書けなかった…!
AladdinもJasmineも素敵です♡
三井さんはどんどん可愛くなる~っ
可憐なプリンセス(*´▽`*)
厂原さんはどんどんえろくなる…!
an・anの表紙を飾ってもらいたいです(真顔)
またの機会にじっくりカキカキできたらいいなー。