前記事の続き。


●クリスティーヌ・ダーエ●
札幌で拝見した山本さん。
今回も綺麗な歌声を聴かせてくださいました!
クセがなく素直な山本さんの歌声、好きです。
でも『透明感』は札幌で拝見した時のほうが感じたかな?
ごめんなさい、個人的な感じ方なので。
芝さん同様緊張していらっしゃるように見えました。
カーテンコールでは初日が終わってほっとされたのかな?泣きそうなお顔をされていらしたのが印象的でした( ´・ω・`)

とはいえ素晴らしかった山本さん。
クリスティーヌって難しい役ですよね。
貫禄が出てしまっては新人歌手には見えないし、かといって光るものがなければファントムに思われないのだろうし。
山本クリスティーヌのその加減が見事だなあと思いました。

芝ファントムとの声の相性は良さそうに感じました。
一番そう感じたのはWandering Childかなあ。
実はそれまであまり『音楽の繋がり』を感じなかった二人。
繋がるというよりはファントムが一方的に、という風に思えてしまうところがあったので。
それがこの曲で、絆ではないけど…二人の切れないなにかが感じられました。
でももっとビリビリと伝わってきてほしかったのが正直なところ。
ラウルが唯一クリスティーヌと分かち合えない『音楽』というものが二人を繋げていると思うので・・・。

The Point Of No Returnやラスト三重唱など、2幕のほうが迫力があるというか、のってきた(?)イマイチぴったりな表現ができないですけれど、観いっていたように思います。


●ラウル・シャニュイ子爵●
ちょうウルトラスーパー今更でなんなんですが。
ラウルって『ラウル・ド・シャニュイ子爵』だと思っていたのですが、四季版は『ド』が入らないのですねっ?

この日の舞台で一番のびのびと演じてらしたのは鈴木さんではないでしょうか。
オペラ座の怪人を観るにあたって、ファントムが好きなわたしは正直ラウルの存在がそこまで濃くはなかった。
それがどうよ!
舞台に食い込んでくるというか、ラウルの存在感が増していました。
東京で拝見したときよりも遥かに素敵なラウルでした。
鈴木さんどうされたの?!それともわたしが観た回は100%な鈴木さんを観れていなかったのか。
とにかく、素敵だ。

まず、歌がお上手になられた。
上からでごめんなさい…でも本当に。
声量があるとか伸びるようになったとか、そういうことだけではない気がする。
『伝わってくるものがあった』、がぴったりな表現な気がする。
屋上でクリスティーヌとラウルが歌うデュエット、All I Ask Of You。
ここで感じたのはラウルも孤独な人なんだ、ということでした。
なんというのかな、今まではクリスティーヌを包んであげるような懐の大きな男感が強かったのです。
でも、今回この歌を聴いたらば、クリスティーヌがラウルを必要としているのと同等に、ラウルもクリスティーヌが必要なのだろうな、と思えたのが良かった。
ラウルがどんな風に生きてきたのかはわからないけれど、なんとなくあのキラキラの裏にあるラウルの中の誰も立ち入れなかった領域みたいなものがあるのではないか?
そしてクリスティーヌと共鳴し合ったのではないか?
そう感じたのでした。 

想像をさせてくれる俳優さんを観ていると、楽しい。
オマエ今まで何回観てんだよーってかんじですけど…でも、まだ理解りきれてないところがいっぱいなんだろうなー。
芝ファントムの進化過程を観てみたいと思ったのと同じくらい、ラウルの新たな感じ方を鈴木さんを通してもっと知りたいとも思った初日でした。
近くだったら本当に通いたいよ…orz

それと、大事なこと。
孤独を感じた事と、もうひとつ。
『男気』を感じられたのが良かった!
ここも重要なポイント。
闘う男、ラウル・シャニュイ子爵はかっこいい。
ラストは特に素晴らしかったです。


●メグ・ジリー、マダム・ジリー●
初めましてな小川メグ。
目がくりっとしてとても可愛らしいお顔です。
クリスティーヌと並ぶと姉妹みたい♪
そして素晴らしいスタイル(*´д`*)
歌声は、ん?と思う箇所があったよーな…なかったよーな…
『クリスティーヌ、大丈夫?』が、『クリスティン、クリスティン』になっていました。

早水さんのマダム・ジリーは、厳しさよりもやさしさが出ていて。
ファントムに操られている感じではなく、その性格から自らファントムを気にかけていたような風に思えたりも。

しかしあれですよね。
いつも思っていたのですが、『この子の歌を聞いてみてくださいませんか』『この子、偉い先生に歌のレッスンを受けているんです!』

なぜクリスティーヌがファントムから指導を受けているのを知っているのでしょうか、この親子。

現場を観たのかしら?
ファントムからマダム・ジリーにお手紙でも送ったの?
それともやはりファントムに操られていて、クリスティーヌがプリマになれるよう促すようなこのようなセリフを二人は言わされたのか?

誰かおせーてー!


●ムッシュー・フィルマン、ムッシュー・アンドレ●
お久しぶりな平良フィルマン。
『いぃ~い加減にしてくれないか!!!』怒り度があがっていてガチで恐かった(震)
東京公演で平良フィルマンを拝見し、わたし的好きポイントがあったのですが(セリフ回しなど)見事になくなっていたのは驚いた。
メイクも変わったように思います。
アイラインきりっとして鋭さが出たような…堅物感が増しました。
東京公演では2幕になると可愛らしさが出てたのだけれど。
素敵なのに変わりはないのですが♪
新聞投げは一度引っ掛かってしまったものの、やはり華麗です~。
平良さんは手が大きいので、ついつい注目してしまいます。
そしてそして!やはり素敵なお声ですね♪
久しぶりに拝聴しましたが、平良さんが舞台にいらっしゃると歌声に厚みが出ます。

賀山さんも初めましてなお方です。
増田アンドレさんに声質が似ているなぁと思いました。声がやらかい。好き。
白髪混じりな素敵おじさまでございました。
おじさん好きのツボをつかれたかんじ(2回目)
今回がデビュー?ちょっと詳しくはわからないのですが、スッと役が馴染んでいらっしゃいました。

無駄に支配人たちが素敵すぎますどうしよう(笑)。


●カルロッタ・ジュディチェルリ、ウバルト・ピアンジ●
なんて素晴らしいあなた!感激したわ!!
ってカルロッタにも言いたい。
安定の河村カルロッタ。
いや、進化を感じたカルロッタ。
Think Of Meの歌いかたが変わっていました。
なんと言えば良いのかな、音楽用語詳しくないのがもどかしいのですけれど…
技巧的な歌唱になられていました。
オペラの舞台をそのまま観ているようでした。
それが『オペラ座のプリマ、カルロッタ』の貫禄が感じられて、新人クリスティーヌとの対比に感じられたように思いました。
そこがすごく良いなって思ったのです。
河村さんブラボー!!

永井ピアンジの『うーたーえやーーーー』
ブラボー!!ブラボー!!
いつもここで拍手を贈りたい。でも舞台がすぐに続くので出来ず…心の中で贈っています。
カーテンコールでは正面がピアンジだったので、永井さんに向かって何度も拍手を。
目が合いました。という錯覚。

河村さんと永井さんのお二人は、いつも安心で素晴らしい歌声を聴かせてくださいますね♪
お二人大好きです。


●アンサンブル●
またまた初めましてなお方です。
青山オークショニア/ルフェーブルさん。
でもよく考えてみると、オペラ座では初めましてですが青山さんご自身は他の演目で拝見しておりました。
昨年のジョン万とはまるで違ったお姿だったので、最初から気づけなかった…orz
素敵オーラ出しているお方がいらっしゃるけれど、あれはどなたかなー?って。。。
もったいない。

またまたまた初めましてなお方です。
ツェザリモゼレフスキーさん。
今キャストボードを見たらアンサンブルさんに役名が混じっちゃったかなと思いました。←カタカナだから(^-^;)
オークションシーンの、『シナモノハコレデゴザイマス』。
ん?いまなんと??
聞き慣れているはずのセリフが聞き取れなかった・・・  日本語難しいですよね(>_<)
しかし!
踊るツェザリさんは最強に美しく、見とれてしまいそうに。イケメンですしね!(笑)
ムチ男からもう…(≧∇≦)
すごく高く跳ばれますし、手足が長いため所作のひとつひとつがとても綺麗なのです。
イルムートのバレエ姿ときたら…♡
ここは本当にパリ・オペラ座?
良い意味で異質な雰囲気を放っておられました。
はあ、すてき(*´ー`*)

またまたまたまた初めましてなお方です。
噂の真田さん。
札幌で1枠のデビューをされたというお話を伺っておりました。
ついつい目で追ってしまう1枠。そりゃそうよね。
マントばっさーやワハハや投げキッスはないけれど、なくてもいい役なのよね。
ついそんな目で観てしまいそうになるけれど(^_^;)
背がスラリと高く(脚が細~い!長~い!)、醤油顔のイケメンさん。
ドン・アッティーリオでは敢えてなのかな?白塗りメイクが薄くてイケメン具合が透けて見えました(笑)
コミカルで楽しい~けど、おじいちゃんには見えないかな。だって若さ溢れてるもの(笑)
パッサリーノ。イケメンがイケメン役を演る。ぴったりだわ。
歌声は…なんと、あんまり覚えていない…(*_*;)
いえ、きっとスッと聴けたのだと思います。
強烈に耳に残る声をずっと聴きすぎた。。。
1枠の役者さんをもっと素直に拝見するには時間がかかりそうです。
真田さん、ごめんなさいm(_ _ )m

マスカレードでのお猿さんは、石野さんで合っているかな?
この方、可愛くそして凛々しく、素敵♡
名古屋以前にも拝見したお顔だったのに、お名前がわからなくて。
アンサンブルさんの役どころとお名前がわかっていませんorz
やっと知ることができました。
榊山さんも可愛らしい方で、好きです♡



以前観ていたオペラ座の怪人とは違ったキャスティングか多かったこの名古屋初日。
でも、オペラ座の怪人の素晴らしさを再確認できた日となりました。
浅利さんが離れて初めての公演だったわけですが、感動は変わりません。
どうぞこのまま出演者・スタッフのみなさまお怪我なく過ごされますように。

1ヶ月経ってしまいましたが…
名古屋公演開幕、おめでとうございました!

また行きます。
次は来年の記念日かなー?
うまくいけばその前に夢のはしごも・・・ふふふ♪

次回が楽しみです。