大山大輔さんのソロコンサートに
行ってきました。
プログラム
【一部】
1.秋の月
2.木兎
3.我が愛 我が恥
4.裏切り
5.愛せぬならば
【二部】
1.Popular
(沼尾さん)
2.明日への道
(伊藤さん コーラス/沼尾さん、大山さん)
3.星よ~Stars
(伊藤さん)
4.対決~The Confrontation
(大山さん、伊藤さん)
5.彼を帰して~Bring Him Home
(大山さん)
6.The Music of the Night
(大山さん)
7.Wishing You Were Somehow Here Again
(沼尾さん)
8.The Point of No Return
(大山さん、沼尾さん)
9.The Impossible Dream
(大山さん)
10.また逢う日まで
(大山さん、伊藤さん、沼尾さん)
上手通路からステージへ上がり、客席に背を向ける形で1曲目を歌い始める大山さん。
しっとりとした佇まいです。
一声聴いて、わあ…大山さんだあ…
後ろ向きで歌ってるのにスゴ…という初歩的な感動をし、久しぶりの大山さんの歌声にドキドキしました。
と、思ったら安らぐような気持ちにもなり…あの声はなんなんでしょう。
不思議な声です。
「バリトンの大山大輔です。」
の自己紹介があり、お話、歌、お話、歌…と進んでゆきます。
今回ミュージカル曲を中心としたコンサートですが、大山さんの土台はクラシックでありそれを深めていくためにミュージカルも勉強されている、と。
なので1部はクラシック曲を中心、2部はミュージカル曲を中心の構成でした。
まずはクラシック曲が4曲続きました。
全部生で聴いたことがない歌だったのですが、大山さんの熱く、そして深みのある歌声に魅了されました。
スゴくいいなと思ったのは「木兎」。
木に兎って書いて「みみずく」と読みます、と大山さんが教えてくださいました。
大山さんの先生であられる平野忠彦さんも、よくこの「木兎」を歌っていらっしゃったのだそうです。
この日は形見分けとして頂いた先生の靴を履いているとおっしゃっていました。
尊敬する先生の背中を追いかけます、とブログに書かれていたのを思い出し…
今日の大山さんを拝見拝聴して、改めて私なりにではありますが応援していこうという気持ちになりました。
10年後の大山さんにも、きっと、お目にかかれますように。
ブラームスの「裏切り」も印象的で、素晴らしかったです。
こちらは「魔王」のように何人かの登場人物が出てくる歌なのだそうです。
歌詞に状況説明があるのは珍しいみたいですが、人物がいて展開していく物語のような歌を『バラード』というのだそうです。
「『バラード』って聞いたことがあるかと思いますが、元はこういう意味なんですよ~ぜひ持って帰ってくださいね、おみやげ(^-^)」
というようなことをおっしゃっていました。ちょっと言い回し違うかもしれないけれど。
その「おみやげ」の言い方が優しげ可愛い~。
照明の具合かしら?ニッって笑うとエクボ?できるんですね、かわいい。
癒されました。
大山さんの解説のおかげもあり、情景が浮かぶようでした。
バラードおもしろい。
大山さんの表情と声色で、想像を巡らせて聴くのは楽しかった!
争った翌朝花に埋もれた死体が。
それは男1なのか男2なのか女なのか、わからないで終わるという、ちょっとコワイかんじではあるのですけれど、迫力ある歌声と表現力で魅せていただき、お気の入りの一曲となりました。
すっとばしてしまいましたが…
プッチーニのオペラアリア「我が愛 我が恥」も素敵でした。
それでも彼女を愛してしまっている自分は恥だ、というようなかんじだったかな。
今回のコンサートのタイトル、「月夜に寄せる唄」をテーマに選曲していったら、この歌にたどり着いたのだとおっしゃっていました。
来年の2月?新国立劇場?でオーケストラしょって歌うっていうのはこの歌だったかしら?
記憶が曖昧。。。
聴けるのかな?大山さんのブログ告知を待つことにします。
一部最後はミュージカル美女と野獣より、「愛せぬならば」。
おおお!!
熱く愛を歌う大山さんのなんと素敵なこと。
大山ビーストやべーです。好き。
1部は重たい選曲だとおっしゃっていましたけれども、苦悩するような、どちらかというと陽より陰な雰囲気を持つ歌を歌う大山さん、魅力的だと思いました。
軽快なかんじも好きですけれどね、心の叫びのような歌はずしっときてそれがまた良いです。
個人的に重たいのが好みなのかもしれませんが。
愛を歌う大山さん、本当に素敵です(2回目)
歌声が素晴らしいのは勿論なのですが、お話声もとっても素敵な大山さんです。
緊張してらした?ネコかぶってます…とおっしゃっていましたが(笑)
歌うときよりも少し高めになるお声で、ゆったりとしたテンポで丁寧に話されるのが、とても耳心地が良かった。
ずっと聴いてたい。
こんなCDあったら即買いよ。
毎夜寝るときに聴くわ。
久しぶりに大山さんの声を聴くと思うのが、やっぱりイイ声だなーってこと。
安らぐような気持ちになりました。
そしてもうひとつ毎回思うことは、全くクラシックの世界を知らないわたしでも、興味を持たせてくれるその表現力の凄さ。
クラシックを身近に感じさせてくれて、楽しませてくれるって、本当に凄いなあと思います。
オペラやクラシックコンサートに行くなんて、3年前までは有り得ませんでしたから。
こんな素敵な歌がこんな古い時代からあるんだなあ、と。
100何年、何十年も前の歌を、いま現在、生で聴けて体感できるっていうのは、クラシック歌手の方がいらっしゃるからですもんね。
こういったオペラや歌曲の魅力に触れるきっかけとなったのは、大山さんとの出逢いが始まりでした。
世界を広げてくださり、知らない世界を知るって楽しいなあって、今回も思いました^^
15分間の休憩後、二部へ。
ゲストの沼尾みゆきさんと伊藤潤一郎さんというなんとも豪華なお二人の歌声を堪能することができました。
まずはお二人のソロ。
沼尾さんから。
ステージに椅子が用意され、瓶底の丸メガネをかけ本を持ちその椅子へ座る大山さん。
一部と雰囲気がガラッと変わって、え、お笑いでもやるんですか?な勢いで(やるわけないけど)デオチ気味。
吹き出してしまいました(笑)
そんな大山さんの周りをまわりながら、白い素敵なドレスに身を包んだ沼尾さんが歌い始めます。
ウィキッドより「Popular」。
あぁ!大山さんエルファバかあ~
ウィキッド日本オリジナルキャストである沼尾さんのグリンダをこんなに近くで生で聴けるなんて、嬉しかった!
見た目も歌声もとっても愛らしい~。
先月のMMS秋で濱田さんのエルファバを聴いたばかりだったので、お二人の共演を想像してみました。脳内で凄いことになりました。
舞台で観たかったな~。
…なんて思うも視界に入るのはおっきいエルファバ(笑)
大山エルフィーの髪をヒョイヒョイっといじってみたり、とにかく可愛くて奔放な沼尾グリンダでした。
大山さんの「あたし、行かなきゃ…」とか言いながらススススーッとはけていく姿にはまたもや吹き出してしまいました。
さっき木兎歌ってた人とは思えません。
その後お二人でトーク。
撮影・ネット上にアップOKとのことでしたので撮らせて頂きましたが、ピンぼけ~(^-^;)



沼尾さんが可愛すぎる!!
沼尾さんは四季、大学、の先輩なのだそうです。
平野塾っておっしゃっていたかな?沼尾さんも大山さんも、平野さんの指導のもと勉強されていたのだそうです。
そんなお二人の和やか~なトークの中に乱入するかのように登場されたのが伊藤潤一郎さん(笑)

前回も思いましたが、伊藤さんがいらっしゃると場の雰囲気がぱあっと、とっても明るく元気になりますね。
「本日の主役」と書かれたタスキをかけていらっしゃいます(笑)
そしてなにやらおもむろに取り出した
「合唱部」の
タスキと…
(大山さんきつそう 笑)

楽譜を渡し…

沼尾さんと大山さんをコーラスに伊藤さんのソロ「明日への道」です。
おおお…!スゴいスゴい~!
伊藤さんスゴい~!!
そしてなんて豪華なコーラス!
お三方の歌をいっぺんに聴ける機会なんてそうそうないのではないでしょうか。貴重な歌声です。
途中でタスキがすぽっと脱げてしまった伊藤さん。に、対して大山さんがなんておっしゃっていたんだっけな?
「痩せてるアピールですか!」
だったかな、とにかくなにか面白い一言を放っていました(笑)
大山さんはそのままでいいのです!
そのままでいてね>///<
伊藤さんに今回のコンサートのゲスト出演のOKを貰ったとき、やったあ!と思ったとお話されていたのですが、その喜び方、なんかかわいい。
若者みたいだ(笑) ※若者です
でも、お二人とも低い声質なので、なに歌おう??となって、僕が高い方を歌いました(対決)…ってお話はこのタイミングじゃなかったかな(^-^;)
二部では大山さんのお茶目で可愛い一面を見ることができました。
12月の頭に沼尾さんのコンサートと、来年のレ・ミゼラブルにご出演される伊藤さんの宣伝タイムもあり。
ワイワイな雰囲気は終わり、伊藤さんの「Stars」から一気にレ・ミゼラブルの世界へ。
伊藤さんの歌声がビリビリと。
「対決」では大山さんとはまた違う響きの、強く存在感のある歌声でした。
この歌では大山さんがバルジャン、伊藤さんがジャベールで客席を前後左右に対角上に動きながらも常にお二人の目線は相手を見据え、緊迫した空間となりました。
帝劇にいるのかと錯覚するほどでした。
大山さんの「彼を帰して」、新鮮~。
もちろん大山さんがこの歌を歌うのを聴いたのは初めてです。
これからも歌っていきたいとおっしゃっていました。
レミゼの世界に浸っていたいような惹き付けられる歌声でした。
このあとはオペラ座の怪人のナンバーが続けて披露されました。
長くなってしまったので、つづく。