ラブ・ネバー・ダイ本日大千秋楽でしたね。

出演者のみなさま
作品に携わったみなさま
約一ヶ月半の公演お疲れさまでした!


LND、実は3月末に観劇しておりました。

もうネタバレ気にしなくていいのよネ?
そんなに書けないけど(^_^;)

ってことで、キャスボ!





いや~、とにかく凄かった。


大がかりな舞台セットに生オケ

出演者のみなさまの演技・歌声

 生のエネルギー  に圧倒されました。


市村さんが全身からファントム!

濱田さんが美しい!お姿も歌声も!

田代さんが誰よりも小顔なのと
ラウル思ってたよりやさぐれてない!


そんな印象。

なんかもーとにかくビシバシ凄かったんです。

でもこの作品、オペラ座の怪人の「続編」と言われるとちょっと・・・
こうなってほしくないとやっぱり思っちゃう。

なのに終わったあと、また観たいと思わせる出演者のみなさまと音楽の力は凄い。

特に最初とラストは涙が流れまくりました。

あ、カテコは笑顔になりました^^
ルンルンで捌けてくファントム(笑)
「フォー!」って歓声に「フォー!」って叫び返すファントム(笑)
ラウルと手を繋ぎたくない素振りを見せるファントム(笑)

オペラ座の怪人ではありえませんね~(笑)

総立ちで客席のみなさん笑顔。
大きな拍手に包まれていました。




























あ、なんかさっぱりだな(笑)

もうちょっとだけ書きます。


と言っても、本当に圧倒されてしまって、細かいところまではよく覚えていないんです。
そんな所ももう一度観たいと思わせる要素のひとつだったかもしれません。叶いませんでしたが。

しかし、
観終わったあと
「チケット降ってこないかな~」

・・・なんて思うなんて、観劇前には夢にも思っていませんでした。自分でもビックリ。

といいますのも、LNDは避けていたんです。
オペラ座の怪人を知ったばかりのころ、それに関連するものを調べていきこの作品の存在を知ることになるわけですが、好きと言ってるひとをみかけた事がなくて。
むしろオペラ座の怪人をまじで好きな人は観ないほうがいいよって(笑)

あー、そうなんだ~。。。
やめとこ。封印。ないない。

で、海通いをして楽しんでいたのですが、昨年ひょっこり触れる機会があってDVDを観ました。

で、そんな評判の悪さが頭にあって観たDVDはいまひとつで…
昼メロみたいなお話だなぁ…と。

割りと最初の方でファントムがクリスティーヌに向かって言うあるセリフを聞いて、えぇ~ってなってしまったり、ファントムがオペラ座の怪人の時より普通の人っぽく感じたり。

う~ん、やっぱり好きじゃないかな。
なんて思ってしまって。
途中から真剣に観れてなかったかもしれない。

音楽は好きでCD聴いてましたが、ストーリーとかセリフはあり得なくないんですけど、なんか自分の中ではしっくりこないな~好みじゃないな~なんて思っていたのです。
言葉では「BEAUTY」ってたくさん出てくるけど、観た感想美しいとは思えなかった。

オペラ座の怪人は音楽、美術、ストーリー全てが美しいですが、わたしは特にストーリーが好きななので、これが続編だとして観たらかなりショックでした(T_T)

LND全然好きじゃないじゃんね!
わたし!(笑)

じゃなんでチケット取ったのよ?
って話になりますが、オペラ座の怪人日本初演ファントムである市村さんのファントムをただただ観たかったんです。生の舞台を、目の前で生きてるファントムを観てみようかなって思ってチケット取りました。

そんな気持ちがありながら観たLNDだったのですが・・・

凄かった。
ビックリしました。
こんなに好みでない(笑)と思っていたのに、感動して泣いて、スタンディングで拍手しまくって、終わったあとにはまた観たいと思う自分がいたんですから!

なんじゃこりゃ~~~~!!!

舞台ってスゴいね!
生ってスゴいね!
出演者のみなさまスゴいね!

ひゃー、びっくりしたー。


市村さんのファントム。

すんっっごかったです!!!

うまく言えません。
でも、「全身からファントム」なんです。
もうこの一言に尽きる。
衝撃的でした。

最初の『君の歌をもう一度 ‘Til l Hear You Sing』からもう…!

「この10年~」

どんな10年だったのでしょう。。。

市村ファントムのこの歌からは、凄く「渇き」を感じました。
自分の音楽を完成させることの出来る人、クリスティーヌを渇望しているようなかんじ。
そのなんとなく違和感を感じていたセリフもすんなり聞けてしまった。
よく聴いていたラミンのように伸びる歌声ってかんじではないのだけれど、ファントムの心の底から、魂の叫びのような歌声に気付いたら涙が…
しょっぱなから凄すぎました。

凄いしか言ってないな(笑)

なんてゆーんでしょ。
歌声からも所作からもとにかくファントムを感じるんですよ。

ファントムに逢った!観た!ここにいる!生きてる!って感じがするんです。

うまく言え~~~ん!!

みなさん劇場で観て感じてください。
また公演があったら。

わたしは市村さんのファントムに逢えて本当に良かったって思いましたです(T_T)
そしてまた観たいって思うこの気持ちは、市村ファントムに逢いたいと思うから。ってのが一番大きいです。

随所に出てくるオペラ座の怪人の歌を唄う市村ファントムを聴いて、オペラ座の怪人の舞台で市村ファントムを観たかったなと心底思いました。
観たひと羨ましい!

なんか・・・
はっきり申しますと、お年だから?なのかそんなに伸びる歌声ではないし、特にわたし的いい声レーダーに反応するお声でもないんです。
(ファンの方すみません)

でもね、すごくファントムなの。

なんだこれ(笑)
ボキャ貧(笑)

すごく…心が揺さぶられました。


クリスティーヌの濱田さん。

最初に扮装写真見た時、メイク濃いなとか思ってすみませ…!
ちょう美人でした!!濃くないよ!
横顔が特にお綺麗でした。

『心で見つめて Look with Your Heart』は、DVDででも好きな歌だったのですが、優しくグスタフに諭すように唄う濱田クリスティーヌを観ていたら、いつも夢を見ているような子だった10年前のクリスティーヌではなくて、母になり時が経ったんだなぁ…と思えました。

濱田さんの表情が優しくて、この場面は心があたたまります(*^^*)
ラストでこの歌聴くと涙なんですけれど…
グスタフが母のこの歌声を聴き、最後は恐れずにファントムの顔に手をそっと添えるんですよね。
子役の山田くん、素晴らしかった。
可愛くてね~><*
この作品の重要な人物ですよね!

あ、で、そうそう。
そのラスト。

目に見えるものだけでなくて、心で見つめてねっていうことですよね。

(T_T)

歌声も本当に美しくて、納得のクリスティーヌでした。
そらファントムも忘れられないよね。

市村ファントムと濱田クリスティーヌ。
音楽の力で繋がっているなあと感じました。



万里生ラウル。

顔ちっちゃ!!誰よりも小顔。
ラウル~…DVDで観た時、ラウルの変貌っぷりについていけなかったのよ~(T_T)
これはあれですかね。
日本のオペラ座の怪人をたくさん観たので、その優しいラウルのイメージのまま観ちゃったからでしょーか。

とにかく怒ってばっかり飲んだくれLNDラウルをどう感じるかな~なんて思っていました。

確かにオペラ座の怪人のラウルとは違うラウルなのだけど、時折見せるふとした仕草や表情が優しかった。
プログラムに書かれていたのですが、台本にはグスタフのおもちゃを叩きつけると書いてあったところを、グスタフの頭を撫でてこのおもちゃは誰にもらったの?と優しく微笑みかける演出に変更されたそうです。
出演者の顔を見て、演出が変わるんですね。

開演前にこの部分を読んでいたこともあってか、すんごいヤサグレ感は感じませんでした。

それよりも、孔雀のアリアのときのクリスティーヌを見つめるラウルがなんともいえず…。

ラウルの人生ってなんだったのだろう。

この作品が続編だとしたら、LNDから時が経ち、オペラ座冒頭のオークションのシーンに繋がるのですよね。
今もなお  奏で続ける …かぁ。

(T_T)

哀しいですね。




オペラ座の怪人を観たひとならば、このあと三人はどうなったのだろう??と、きっと誰もが一度は思いますよね。
公式ではこれが続編だ!ってなってますけど、やっぱりこうなってほしくないな~って思っちゃう。
ファントムが救われるって所は良いのだけどね。

こういう続きもあったかもしれないね、ぐらいの気持ちで。。。

みなさんのご想像におまかせします的なオペラ座のラストですから、色んなその後を想像するのも楽しいかもね、なんて個人的には思っています。

違うパターンも観てみたいとか思っちゃう。
誰かつくって~!なんてね~!

舞台ラブ・ネバー・ダイ。
お話はやっぱり好きじゃないけれど、
でも、生で観れて良かったです。

好き嫌いよりも先に圧倒された
素晴らしい熱量の舞台でした。


ありがとうございました!!