2/23  内幸町ホール
3/1    東大和ハミングホール

東京オペレッタ劇場主催の、オペレッタ「ボッカッチョ」を観に行ってきました。

今回、ひっそりと応援しているバリトン歌手の大山大輔さんと瀧山久志さんが共演されるとのこと。

お二人のことは、ミュージカルオペラ座の怪人で知り、その舞台で一度だけ共演されたのを拝見しているはずなのですが、当時はお二人を認識しておらずでして…あぁ、勿体無い。

今回また共演を拝見できるなんて、すごく嬉しかったです。好きな2人がいっぺんに観れるなんてね、わ~い^///^

また、ライヴやコンサートでは拝聴しておりますが、「オペラ歌手 瀧山久志さん」を舞台で拝見するのは初めて。
瀧山さんの、ホールに響く生の歌声をずっと聴いてみたかったので、本当に楽しみにしておりました♪

そして、角さんが監督・演出ということは、昨年のメリーに引き続き相当面白いに違いないぞうへへとワクワクしながら。


舞台の感想。
一言で申しますと・・・

すっごく楽しかった!!!大満足!

です♪


手を叩いてキャッキャと喜び、始終笑いっぱなしでした(笑)
もちろん笑っていたのはわたしだけではありませんよ!

オペラではなくてオペレッタなので、歌はもちろんありますが、セリフに音がなく普通にセリフはセリフなのです。
喜劇。うん、コメディ。

クラシックのなんだかちょっと緊張しちゃうイメージってあると思うのですけれど(わたしはありました)、そんなの全くなくて、たくさんの笑い声溢れるとても温かな空間でした。
小劇場ならではの雰囲気がまたいいなあ~
大ホールは大ホールならではでもちろん良かったのですがね(*^.^*)

今回も角さんのセンスがキラリ。
服や小道具や時事ネタが現代風におもしろおかしく盛り込まれてあったり、いなり寿司食べさせたり、ナポリタン食させたあとすぐに唄わせたり。(しかも歌詞が次回の宣伝w)

古めかしいお話ではなくて、現代にも通じるものがあるよなぁと。

本当に楽しくてキャッキャと笑いまくり、でもちょっぴりしんみり、最後はハッピーエンド。

みなさんキャラが濃くておもしろくて、歌はもちろん素晴らしくて♪

角さんすごいなー、みなさんすごいなー、って(*^^*)

瀧山さんと大山さんが舞台上にいるだけでうはうは、絡めばニヤニヤでした。

非常に贅沢で素敵な舞台を拝見させていただきました。

本当にありがとうございました!





では、瀧山さん・大山さん中心にガシガシ書いてみようかな。
読みづらくてすみませんm(__)m


[瀧山さん]

始めにストーリーテラー的なレオネットが舞台上に登場したあと、暗転すると仮面をつけた5人が通路から舞台前へ来て歌います。
わ~なんて思いながら左端を見ていた視線を真っ直ぐに戻すと(センター座ってました)、目の前に知らないおじさんが。あれ?こんな人いたかな?なんて思ったら瀧山さんでした~!

ちょうおじさんです。
(もちろん誉め言葉)
おじさん萌えにはたまりません。
んふふ♡

カツラだと思った髪は地毛でした(笑)
↑ お見送りで聞いた
白髪姿もお似合いですね!
目尻に皺など老けメイク。でも眉はきりっとしてました。かっこいいおじさんです。
20年30年後の瀧山さんってこんなかんじかなー?楽しみ♪

そんなランベルトゥッチョさんは、チェックシャツにエプロン姿、ロングブーツインでして、非常に萌えました。
こーゆーお花屋さんいるよね。
樽屋さんなんだけどね。

と、まあ見た目もそうなのだけれど、所作がすごかった!
最初に折詰いなり寿司片手に帰ってきたその様子からもうね、歩き方も、話し方も、全身からおじさんなんです。すごいな~って思いながら観てました。
1週間前のライヴではあんなに若々しかったのに、ガラリと変わってビックリ。役になるってすごいねえ。

愛妻家で子煩悩な愛情たっぷりのお父さん。
でも、妻には浮気されて(殿様もそうだねw)それに気付かないちょっと可哀想なお父さん。
夫婦仲が悪いわけじゃないんですけどね。
アホ夫婦…オシドリ夫婦っぷりが良かった。

『(留守にしてしまって)いけない旦那さまだ、コラコラ』
なんて言いながら自分の頭を小突く瀧山さんを観てもうwwwもうwwwww

可愛いくてどうしよう!(笑)

ランベルトゥッチョさんは可愛いお父さんなんです。
そんな楽しくて可愛い要素が盛りだくさん。
他にも色々あるのですけれど、ああ、わたしの文章力ではあの楽しさを表現できないです。残念。

あ、あちこちで噂になってるアドリブ。
あれもスゴいです。
結構時間もあるよね。予定の終演時間過ぎちゃうのはこれのせいじゃないだろうか(笑)
うそうそ、楽しいです。もっとやって!

アドリブはレオネットさん相手にするのですが、今日は何が来るんだろう…ってレオネットさんのお顔がちょっと強張ってた(笑)

内幸町では、あうあえーお♪の振り付けを逆バージョンでしながら違う歌を唄ったり。

それから、
ラ:今日は外で人がたくさん走っとったでしょう。(東京マラソンの日でした)
ラ:走るか、いなり寿司食べるか!
ラ:ちょっと誰かいなり寿司持ってきて(ソデに向かって)
レ:だ、誰に話し掛けてるんですか?

ラ:妖精さんだよ!!!

みたいなのもありました。
色んな意味で苦しいw

東大和では五輪フィギュアネタを。
いなり寿司食べるか?がまたあったのだけど、レオネットさんにすぐ断られてました(笑)


好きなセリフもいっぱいあるのよね~

ボ:僕がボッカッチョだって言ったら?
ラ:生かしちゃおけねえ。
       ↑ これすごいいい声出してた

レ:フィアメッタはあなたの娘じゃあない
ラ:それは……言わない約束でしょう
        ↑ それはのあとの間がいい!
           それが言えないんです的な間

行きたくないとすがる娘。今まで気にくわなかったボッカッチョに向かって「なんとかしてやってくれ」って言うセリフも良かった。
すごくお父さんだった。

あとはなんだか好きだったのは、ナポリタンもぐもぐしながら喋るベアトリーチェに向かって、「お前は…よく、喋るね」ってやつ。
娘が手元から離れて意気消沈のお父さん。

セリフが多いので、本当に大変だったと思います。
でも、めちゃくちゃ楽しませて頂きました!
ちょっぴり踊ったのもなんだか本当に可愛くて楽しかったです。ウフフ!


そして、そして!
楽しみにしていた歌声は・・・

とーーーーーっても素晴らしかった!!!
ブラボー!

内幸町では前方席だったので、歌声のシャワー浴びてました。
座って唄うシーンもあったのですが、高音と伸びが半端なくて、もうはああ~っ!圧倒されまくりでした。

東大和では、瀧山さんの飛んでくる歌声を体感したくって、真ん中あたりの席に座ったのですが、大きなホールでも本当に素晴らしい歌声が響き渡っておりました。
生歌、とても気持ち良かった。
もっと後ろの席でも聴いてみたかったかも。
セリフもきちんと聴こえて、非常に耳心地良かったです。

♪ひぃるりるらふぃるりるら
♪ぶんてぃらぱたぶんてぃらぱた
…って聴こえたけど絶対違うよね(笑)

舞台では初めまして!の、
本業の「クラシック歌手 瀧山久志さん」。
歌も演技も魅力いっぱいに溢れていて
とても素敵だなあ、好きだなあと
改めて惹かれました。

大好きなアッティーリオさんに
ランベルトゥッチョさんが並びました!

関東初!のクラシック舞台デビュー、おめでとうございます♪
もっと色んな演目観てみたいな♪
好きだなと思う役が増えそう(*^^*)

今回行けて観れて聴けて本当に良かった。
東大和ではお休みさせてくれた職場にも感謝です。
大満足です♪




[大山さん・富田さん]

この二人がとにかく可愛くて♪


まずは大山さん!
3ヶ月ぶりになるのかな。
久しぶりの大山さん、楽しみにしておりました♪

ジャケット、シャツ、靴、、、
全身真っ黒。
胸元に挿している羽ペンが際立ちますね。
…って、そーゆーことじゃないのかしら?(笑)

そんなお姿の大山さんの今回の役は、世の中のスキャンダルを面白おかしく小説に仕立てる人気作家のボッカッチョ。
仮面という建前をなくし、真実の姿を書いてやる的な、世の中をちょっと斜に構えて見てるかんじ。

町の人たちの出来事が、小説のモデルに。
ネタがあると思うや否や羽ペン取り出してメモしまくるんですが、その手の早さ光速(笑)
前髪ふぁっさ~~揺れる(笑)
大山さんの↑が好きだったりします^^ウフフ

ボッカッチョの本は女性に人気で、ベアトリーチェ、フィアメッタも愛読しています。
男性読者は珍しいらしいですが、弟子にしてくれと頼むほどに、ピエトロ王子も。
気に食わないのがランベルトゥッチョ。

有名人のボッカッチョですが、最初彼の顔を誰も知りません。
テンポ良く進む勘違いやセリフがおもしろい(笑)

時事ネタが盛り込まれていてね~

1日早く仕事を終わらせ連絡せずに(熟年夫婦にはサプライズが必要らしい)帰宅したランベルトゥッチョ。
妻を呼んでも反応なし。
中々家に入れてもらえない。
そんな様子を見ていたボッカッチョがランベルトゥッチョに向かって

ボ:お宅の奥さん、元モーニング娘ですか?
ラ:寝てるのかなあ~?
ボ:寝てると思うよ、違う意味でね。
        ↑ このにやり顔好き(笑)

みたいなのとか。
あー、あの面白さとテンポを表現できませんが、ポンポン出てきて楽しかったのですよ(笑)

そんな面白いこと言うセリフでも、大山さんの声ってやっぱりいいなあ~と思いました。
歌ももちろんなんだけれど、お話声の響きが好きなんです♪

そんなボッカッチョが、フィアメッタに出逢います。
さおりんさん可愛い~~~っ!!
あ、フィアメッタ役の富田さんです。

ボ:恋も知らない小娘
フ:恋くらい知っているわ、皆女の子はこの本を読んで知っているの
ボ:生身の男と恋をするのが怖いんだ?
       僕が教えてあげようか
        ↑ あ、ぜひ♡(心の声)

的な会話(間違ってるかも)のあとに唄う、
薔薇の歌(曲名わからない)がスゴく素敵だった!
大山さんの低音が心地よく響いていました(*^^*)

本物の恋はやさしい野辺の花じゃなく、薔薇のようにトゲがあるものだってかんじだったかな。
ひとしきり情熱的な歌を唄い終わったあと、
「なんてね♪」
「きっと君にも現れるよ、素敵な薔薇の花をくれる人に」
とかなんとか言ってすかしたかんじでその場を去るボッカッチョ。

ですが、そのあとフィアメッタの名前をこっそり聞いたり、ピエトロ王子に協力するどさくさに紛れてフィアメッタにお手紙書いたり。
フィアメッタが気になって好きになっちゃうんです。

人様の恋事情ばかり書いて自分の恋は書いたことがなかったボッカッチョが、「本当は書いてみたい、薔薇のような悲恋じゃなくて野辺の花のようにやさしい恋を」と言ったときにはきゅんとしました。
ツンデレめ(笑)
ダニロもそうだったけど、大山さんツンデレ似合うな~と思いました。かわいい^///^

ツンデレといえば、フィアメッタも。
恋も知らない小娘と言われて言い返すセリフが「そんな小娘を好きになりつつあるのはどこの誰かしら?」

わ~、さおりんさんのツン!かわいい♡

このやりとり最後にもあるのですが、「なりつつ」だったのが「なった」に変わってた。と、思う(*^^*)
階段に二人背中合わせで座ってそんなこと言うの。めちゃくちゃ可愛いよ~!!

あ、でもうまく行きかけてた二人も、フィアメッタの秘密によって一度離れなければならなくなります。
フィアメッタがいなくなったあとのボッカッチョの腑抜けっぷり。
すごい低音のため息(笑)ランベルトゥッチョさんもだけど。

仕事もまるで手につかない。
あのボッカッチョが恋をするとこんな姿になっちゃうのね~。
フィアメッタが自分の元へ戻ってきたときのボッカッチョの顔がキラキラしてました。
二人で唄うフィルリンフィルリン♪みたいな歌(やっぱり曲名わからない)が、めちゃくちゃ幸せオーラいっぱいでちょう可愛かったです♡
さおりんさんの透き通るような素敵な歌声と、包み込むような大山さんの歌声♪

ボッカッチョとフィアメッタにはきゅんきゅんさせられて、幸せな気持ちになりました(*^▽^*)



瀧山さんと大山さんの絡みもあり、歌もあり、とっても幸せハッピー♪でした。
わたしには2人が主人公のように感じました。見えました。へへへ。

同じバリトンでも、与える印象が全然違いますね~。

瀧山さん→剛  大山さん→柔 ってかんじ。

瀧山さんには瀧山さんにしかない魅力が、大山さんには大山さんにしかない魅力がありますね。

どちらも大好きです♪(*^▽^*)
いい声いっぱい聴けて幸せだったな~

カテコでは二人手繋いでました。
この光景はハジメテですねえ。いいですねえ。
端と端に行かれてしまうとあちこち観なきゃで大変なので、くっついてくれてると助かります(笑)

いっぱい拍手贈りました~。

観れて良かった。幸せ。
角さん本当にありがとうございます!

また観たいなあって思う素敵な舞台でした。
みなさま、良いものをみせてくださって、本当にありがとうございました!