MINAMI-AOYAMA MANDARA PRESENTS RRADING LIVE
岸田 國士を読む
2013.2.21 15:30開演
「顔」「雪だるまの幻想」

演出:井上 思

南谷 朝子
大山 大輔
斉藤 由織
垂水 みる
三村 晃広
橘 あんり
河原 真実



リーディングライブ
というものに初めて行きました。

子供の頃に観てたお話のくにみたいなかんじなのかなーと漠然と思いながら向かった南青山。
普段行かな…!でも意外とすんなりたどり着きました。





会場である地下に行くと、暗がりで素敵な雰囲気!
入ってすぐバーカウンター。
ワンドリンク制なのでおにーさんに頼み受け取って、席へ。席…結構埋まってる(^_^;)

仲良くさせていただいている方のお隣に座らせてもらいました。

丸テーブルがいくつかあって赤のクロスがかかっていてお洒落。
客席は7~80人くらいでしょうか?
満員でした。

ステージには照明とピアノに、譜面台とスタンドマイクが6つ横一列に並んでいます。
ピアノに近い向かって一番左側のマイクだけ高さが他より少し高くなっているのが気になりつつ…。

時間おしてたかな?

まずは「顔」から始まります。
お話の内容はね、検索かければ全文出てきますのでご興味おありの方はぜひ(^-^)
ちょっと不思議なお話です。

波の音が聞こえて来て、お話の舞台を客席に想像させます。

お話を進める方が一人出てきて早速読み進め、物語で人物が登場する場面でその役の読み手がステージに上がってくる…という流れ。

海辺のホテルのサロン?なのかな。
そこへまずは夫婦「男女」
女中頭の「菅沼るい」
「土屋園子」夫人、
子爵の若様である「京野精一」(大山さん)の順で。

少し高くなっているマイクは…
やっぱり大山さんの席でした(笑)
めっ目の前だった!

捌けたり少し動きがあったりと演劇みたい。
基本は椅子に座っているけど。

朗読なので台本を捲りながら進めていくのですが、パラパラと捲りはするけど、みなさんあまり台本は見ていなかったな。スゴイ。

目を閉じてしまおうかなーと思いましたが、みなさま表情も素晴らしくて開眼の方向に決めました。
たまに閉じてみたりもしたけど。
そうすると、
声の調子、この目を瞑っていても表情が想像できるこの感じ!!よく声優さんに感じていたこの感じ!
素敵だ~(´`*)
みなさま個性ある通るお声で。
声好きにはたまらんかったですはあはあ。
そしてなんといっても菅沼るい。
このお話はほとんどが菅沼るいの独壇場なのです。
るいの過去の話をひたすらに、
ずーっと喋り通し。
スゴイ。
素晴らしい役者さんでした。
お話はちょっと難しいというか、不思議な世界でした。
結局顔がわからないままだからタイトル顔なんだなってことくらいしか…頭わるいな自分(笑)

ここで20分くらい休憩。
顔、一時間くらいだったんですね。
るいに引き込まれてあっという間だった。


次は「雪だるまの幻想」。
こちらもラストは不思議なのだけど(世にも奇妙ななんちゃらでありそうな話だなって思った笑)
顔よりわかりやすくて、切なく感じるところもありました。
こっちのほうがわたしは好みです^^

登場人物は

少女数名
(お話進めたり歌ったり)

↑とは全く関係ない家族

俊爾(旦那・老人の子)
晴子(嫁)
好子(子)
老人

雪人形

東京から俊爾家族が、一人暮らししているおじいさんの元へ同居してくれと頼みにくるが、おじいさん聞き入れず。
深々と雪が積もる中、
彫刻家の息子が雪で作った生前の奥さんに似せた雪人形相手に語りだすおじいさんは。。

…やっぱりこっちも検索してください(笑)

最初に少女たちの合唱から始まります。
え、朗読で歌?と、ちょっとビックリ(笑)
顔でるいを演じてらした方が、ギターにピアノに…多才な方でそちらにも驚きました。

少女たちはセーターやら帽子やら、とにかくみんな白い服装。雪ん子みたい。
その後に入ってきた俊爾家族もみんな白い服装。
あれ?ってことは大山さんも…し、白い!白いっ。しかもニットダッフルみたいなの着てるっ!
こんな姿は見たことないぞーー!!(゜д゜*)

えっ?しかも老人役なの??

舞台裏に、椅子に座って鐘を鳴らす白髪まじりのお髭の方がいたのですよ。
わたしはてっきりその方が老人役なのだと思っていたから、鼻眼鏡で開いてるんだかわからない細い目と丸めた背中の大山さんを観て一瞬吹き出しそうになってしまいました(失礼な)
だって、あまりにも予想と違ったから(笑)

そんな掴みバッチリな大山さん、
顔よりたくさん出ていていらっしゃいました。
(老人が主役なんです)

そして、
いつの間にか引き込まれてしまっていました。

本当にビックリなのですが、
声がおじいさんなんです!!

こんな大山さんのお声は滅多に聴けないのではないだろうか…!
今までに聴いたことのないお声でした。
また、表情も素晴らしいのです。
同居を迫られると、煩いなあ…と言わんばかりにこう…方眉上げてね^^
体もだけれど、表情の、顔の動きがゆったりとしていてね、完璧におじいさんにしか見えないのです。
またニットダッフルがいい効果出してる。

大山さんの演技力はんぱねえ!と本気で思いました。

顔では21歳、
雪だるまの幻想ではおじいさん役と、
大山さんの役の幅の広さに本当に驚いた!

目開けてて良かった!!

最後は最初と同じように合唱。
まさか大山さんの歌声を聴けるとは思っていなかったから、嬉しかったです。


朗読って初めての体験だったけれど、
想像力が必要ですね。
情景を頭に思い浮かべて、本当はこんな場所でこんな動きをしているのだろうな、みたいな自分が感じた、想像した世界で最後まで進んでいくから、その聴き手によって、世界が違ってくるかも。
感じ方人それぞれだものね^^

その世界を声の豊かな表現力で魅せてくださった今回の出演者の方々は凄かったなあ。
大山さんのことばっかり書いてますけど、みなさん素晴らしいのです。
その役の声にぴったりなの。
いい声たくさん聴けた^^


終演後は出口で少しだけお話させていただきました。
狭いからちょっとお邪魔だったかな(^^;)
すみません。

さっきまでのおじいさんとは全く違って、キリッと立ち姿でありつつも、ニットダッフルの効果も相まって、優しいオーラ全開でした。
いや、実際優しかった(*^^*)

顔の時は黒のジャケット・インナーで、
大山さんの私服ってこんなかなってしっくり来るような服装でした。

わたしはこの白い(というかキナリ?)ニット姿にやられてしまって(笑)
珍しいから新鮮で!!
しかも可愛いんですもの…!!!
雪だるさんのような(最後老人は雪だるまになってしまいます)
白クマさんのような(笑)

そんな大山さん。
許可を得ましたのでペタっと貼らせていただきますm(__)m










ちょっと暗いのだけれど(^^;)
キリッと立ち姿ですが、
おじいさんの雰囲気、少しでも伝わるかしら…
いや、この写真は優しい素敵なお兄さん、ですね^^














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