世界初 三枝成彰オペラ KAMIKAZE―神風―

観てきました。

第二次世界大戦 特攻隊員の実話を元にしたオペラ。

心休まる場面など一切なく、
ひたすらに辛く重い内容でした。

わたしたちは誰かの哀しみの上に生きているんだね

作品の中に出てきたセリフ。



最近観に行っても感想書けずにいたので、投稿してみることにしました。

追記できちんと書いていきたいと思います。





追記です。





三枝成彰:オペラ「KAMIKAZE―神風―」

2013年2月3日

東京文化会館 大ホール

【原案・原作】
堀 紘一

【脚本】
福島 敏朗

【作曲】
三枝 成彰

【指揮】
大友 直人

【演出】
三枝 健起

【美術】
千住 博

【照明】
沢田 祐二

【アリア歌詞】
(知子のアリア・愛子のアリア・愛の二重奏)
大貫 妙子

【史実監修】
大貫 健一郎

【プロダクションマネージャー】
小栗 哲家


キャスト


【神崎光司少尉】(特別攻撃隊員)
ジョン・健・ヌッツォ

【土田知子】(神崎の婚約者)
小川 里美

【木村寛少尉】(特別攻撃隊員)
大山 大輔

【木村愛子】(木村の妻)
小林 沙羅

【野島久一伍長】(特別攻撃隊員)
仲本 博貴

【山口耕太少尉】(特別攻撃隊員)
渡部 大

【冨田トメ】(冨屋食堂・冨屋旅館の女将)
坂本 朱



【管弦楽】
新日本フィルハーモニー交響楽団

【合唱】
六本木男声合唱団倶楽部





このオペラのお話は、
実在した特攻隊員 穴澤利夫さんと、
その婚約者 智恵子さんをモデルに、
理不尽な運命に翻弄された愛を描いた悲劇。

時代は1945年4月、鹿児島。
陸軍知覧飛行場。

主に出撃までの二人の時間が描かれています。


こういった戦争のお話に触れるのは初めてではありません。

きっと誰だってそうですよね。

学校で習ったし、映像も観たし。
修学旅行で沖縄に行った時には、
実際に生の声を聞き、壕にも入った。
まだ当時小学生だった頃の祖父母の話も少しは聞いたことがある。

だけれど、わたしは戦争を実際に体験したわけではない。

ダメだなと思うけれど、正直、
どこかで少し遠いお話のような気がしてしまって…。
あの時代の方々の感覚では中々考えられないところがあるというか…
まだ70年も経っていないのだけど…。

わたしはそういった色々なもので想像するしかないのですが…
今回のオペラ。
お話と、音楽の力が合わさって、とても心に響きました。
出演者の叫びにも似た歌声が、胸に迫ってきて、セリフひとつひとつが聴いていてとても辛く、哀しく…そして憤りも感じました。

誰が戦争なんて始めたのでしょうか…。
そしてどうして今も続いているのでしょう。
きっとどの国の人も誰もが幸せや平和を願っている筈なのに。

わたしは政治的なことはさっぱり分かりませんが、国は人で、そしてその人の命が一番大切なものなのではないかなと思います。

戦争で亡くなった命。
「誰かの哀しみの上に生きているんだね」
この言葉に神風が伝えたかった事が集約されているのではないかなと思いました。

いつか、あの時代に生きた戦争を体験された方々がいなくなる時がやってきます。
本当に教科書の中の出来事になってしまってはいけないと思います。
命紡がれて産まれてこれたこと、平和である事に感謝し、それをわたしたちが守っていかなければいけないと。

わたしたちは、もう二度とこのような悲劇を繰り返さないために、
「忘れないこと」「語り継いでいくこと」
が、大切で、わたしたちの役割なのではないかなと思います。

今回改めて、そう思わせてくれるオペラでした。

人それぞれどう感じるかは分からないけれど、
改めて考えるきっかけとなる作品ではないでしょうか。

わたしは再演をのぞみます。





出演者の方や演出のお話を織りまぜたかったのに、書けなかった…。
まとめる能力の無さときたら…!orz

またこの下に書いていけるかしら。
うーん。。メンタルちょう弱っちぃので無理かも…(´▽`;)







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