お星様の味 | ポートランド暮らし in オレゴン

ポートランド暮らし in オレゴン

2008年、夫の海外赴任に伴って渡米した先はコロラド州ボルダー。その5年後、オレゴン州のポートランドへ移り住み、2014年に出産。子供と一緒に作るパンやお菓子は食べて美味しく、作って楽しくと食育の面でも良いのではないかと、何でもやらせてみる子育てを実践しています。

21:30。窓から北斗七星が見えた。視線を少し左のやると、そこにはおおぐま座のWも確認出来た。

子供が産まれてからの夜というものは、寝かし付けなきゃの一点で、絵本を読んだり、子供の相手をするのが日常になっていた。

でもふと、2階の寝室へ上がる階段を上った時、ブラインドの隙間からの三日月が見えたのだ。「今日はお月様鑑賞をしよう」そう思い、息子をブラインドを開けた窓辺に座らせた。

そこから始まるストーリー。息子は三日月をジッと見つめて、辺りに広がる家々の光や、車のヘッドライトを指差して「パパ!」と言ったりするのだった。他にも「ワンワン」と言って、夜な夜な犬の散歩をしている人を母親の私よりも早く見つけて教えてくれるのであった。

思いの外、夜の外の景色を楽しんでいる息子。瞬くお星様に気が付くのもすぐであった。

「ワワワ」これが息子の「星」という意味である。(キラキラ星の歌を歌いながら、ばあばが膝の上でお星様を書いてくれた時から、こうなった)
空をジッと見つめて指差した先には、小さなお星様が幾つか瞬いていた。北斗七星とおおぐま座が見えた時、確かあれらは冬の星座だったなと気がつかされる。

そう言えば私、じっくりとお星様を見上げたのなんていつぶりだろう。。。

夜空に輝くお星様、それらがあたかも手が届くかのように手を伸ばして取る真似をしてみた。それを受け取った息子、おもむろに手の平にあるお星様を食べ始めた。「おいちい」。

何度も手を伸ばしては「おいちい」を繰り返し、ママに「どうじょ」してくれたり、帰りの遅いパパの分まで取って窓辺に置いておいてくれた。

お星様=食べる物となってしまったのは良くなかったかもしれないが、お星様をおかずに「何色だった?」「あお」「あか」などと、知っている単語で会話が成り立つのが面白く、自分で考える事も必要だなと、最近は質問する事も意識して相手をしている。

いつもは絵本を読んで、布団に入るのが夜寝る前の行事であったが、今夜はお星様とお月様をネタに、色々と想像したり味わったり出来た気がする。

それはきっと、2歳になったばかりの息子にとっては刺激的で、母親である私にとっても久しぶりに夜空を見上げて楽しむ事が出来た、何とも気持ちの良い夜であった。

そんな日常のひとコマだけど、何となく頭に文章が浮かんで来たから、ここに残すことにした。

寝る前の夜空鑑賞、明日のお星様はどんな味がするのかな。