野生のムースに遭遇 | ポートランド暮らし in オレゴン

ポートランド暮らし in オレゴン

2008年、夫の海外赴任に伴って渡米した先はコロラド州ボルダー。その5年後、オレゴン州のポートランドへ移り住み、2014年に出産。子供と一緒に作るパンやお菓子は食べて美味しく、作って楽しくと食育の面でも良いのではないかと、何でもやらせてみる子育てを実践しています。


コロラドへ渡って5年。
ようやく、ようやく野生のムースをこの目で確認することが出来ました!!!
 
 
さすがロッキー山脈国立公園。野生動物の宝庫です。





ムース(和名ヘラジカ)はシカ科最大級の動物で、その体調は3mにもなります。
肩の高さが2mもあることから、どれだけ背が高く巨大なシカだと言うことが分かると思います。
雄のムースは立派な平たい角を持ち、その角は最大で2mにもなるようです。



下記写真は去年の4月にフィンランドの動物園で撮影したものです。
ムースが他の鹿と比べてどれだけ大きいかということがよく分かると思います。
 
奥の身1つ大きい動物がムースです。


こんなに大きいのに食べる物は木の葉や樹皮、そして水草と完全なるベジタリアン。
ここまで大きく成長するには一体どれだけの量を摂るのでしょうね。




幸運なことにも、私達がムースと遭遇したのは、ちょうど夕方に差し掛かった時のことです。
国立公園内を車で走っていたら、車を路肩に止めて、何やら人が集まっているのが見えました。
林の中を見つめている人たちが10人ほど。

何か動物がいるに違いないと私達も車を降り「何かいるの?」と聞いて返ってきた返事が
「ムース!!!」でした(*^_^*)




全体像が見たくても木の枝が邪魔で部分的にしか見ることができなくてウズウズしていたのですが、

「せっかくのこのチャンス、とにかく待とう!」ということでジッとその動きを待ちました。






20分が過ぎたことでしょうか。
林の中で寝そべっていたムースが立ち上がり、木の枝に着いている新芽(?)をムシャムシャと食べ始めました。

「立ったよ!!今、食べてるよ!!口が動いているよ!!!」
当たり前の実況中継、かなり興奮しました。





そしてノッソノッソと前に歩きはじめるではないですか!!!
興奮地MAX!!!
野生のムースが動いて、しかも歩いている姿に巡り会えるとは・・・
 
出てきた~~~~~~\(^o^)/





カメラを持つ手よ、しっかり動け!!
 
 
森の王者は一度こちらを見たあと、そのまま先の林の中へと入って行きました。。。

ほんの20秒ほどのこの千載一遇の超ラッキーなタイミング、
本当に幸運としか言いようがありません(>_<)



後で家で調べて分かったのですが、このムースはオスです。
へら状の角がなかったことからメスだと思っていたのですが、咽頭部から垂れ下がっている肉垂は雄にしか見られないものなのだそうです。


これだけ生ムースを見ることが出来たのだから、大満足なはず(?)なのですが
願わくば赤ちゃんムースも見たいな♫と、ムースの生息地をネットで調べてしまっている自分がいます(>_<)