起業の成功率を上げるには？

「あぁ、どんくさいなぁ・・・」

先日、東京の地下鉄で
思わず言ってしまいました。

30代後半か40代くらいの
少しふくよかでメガネを
掛けた女性がいました。

そのマジメそうな彼女は
ワタシの乗ってる列車に
乗ろうと必死で走る。

しかし、直前でドアが
閉まったんですね。

恥ずかしさや
動転もあるでしょう。

なぜか、後ろを向かず
後ずさりして後ろに（苦笑）

たぶん、星座は
エビ座だと思います（無い）

で、ホームの椅子の
前あたりまで来たとき
突然ドアが開いた（驚）

はっとした彼女は
なぜかゆっくりと前に
出て来たんですね。

何かあったのか、
結構長時間ドアが
開いてたんです。

その人はなぜか
柱の陰から列車の
後ろのほうを覗き
様子を見てます。

そしてまたドアが（涙）

その時の彼女の
ハッとした顔と
後悔の様子を見て
思ったんです。

そこは走れよ！

優柔不断で電車に
乗れない人っての
リアルに見れて
ブログに書けると
ほくそ笑んでしまう
ミズコウアキヒコですこんにちは！

「いただきました！おもしろエピソード！」

いや、ホントに
怖かったんでしょう。

また、直前で閉まり
恥をかいてしまうとか
挟まれたりするのが。

でも、後で思うと
恥をかこうが
乗れなかろうが
急いだほうが
乗れる確率は
確実に上がる。

これ、起業でも
言える事ですよね。

この時に、
彼女以外に
偶然ホームに
来た人もいるはず。

その人はちょうど
ドアが開いていて
「ラッキー♪」って
乗ったはずです。

彼女より後に
ホームに来たのに（苦笑）

たとえそれが
反対方向でも
「あ、ヤベっ！」って
折り返す事も
出来るはずです。

件の彼女は
乗れもしないし
反対方向なのかも
確認さえできない。

つまり、列車に
乗らないと何も
始まらないって
言う事です（苦笑）

でも、世の中には
色んな成功法則が
言われています。

「直観に従い素早く行動！」
「データを元にじっくり行動！」

ええ、発信者がそれで
成功した事があるので
そう言っています。

しかし、ここに
大きな落とし穴が
あるのです・・・

元々直観に優れて
行動が早い人が
失敗しなかったのか？

そんなワケありません。

偶然乗れたけど
反対方向に行った
あのラッキーボーイも
失敗しています（笑）

ちゃんと表示を
しっかり見て
行先に向かう
ホームに立ってりゃ
そんな事はなかった。

かたや、彼女のように
慎重になりすぎても
乗り損なう事もある・・・

どちらが良いとは
言い切れないのに
片方だけを推奨する（苦笑）

ここに成功法則と
現実のギャップが
生じるんですね。

まあ、直観と
体感覚のどちらか
優先をしてみて
心地の良い方
自然と出来るほうを
その都度選択する
のが良いかと（笑）

まあ、人間には
直観型と体感型の
脳の特性があって
直観型は早く
体感型は遅い。

これは思考も
行動もそうです。

そこが強みで
同時に弱みです。

電車の飛び乗って
目的地に早く
辿り着ける場合も
ありますし、行先を
間違う場合もある。

乗り損ねて
遅刻する場合も
あるでしょうし
かえってそれが
タイミングが
ばっちりだったり
する場合もある。

そのどちらかの
成功を切り取って
これぞ成功の秘訣！
と言うのがいかに
危険かが判ります。

それが
認知の歪みと
呼ばれているモノ。

動きの早い人は
それで失敗もしつつ
工夫をしていけばよい。

動きの遅い人は
それで失敗もしつつ
工夫をしていけばいい。

ただ、それだけの
ことなんですけどね。

それが極端になると・・・

「あっ社長！ちぃ～っす！」

「ん？ぁあ・・・どうも
加奈子くん彼は？」

「あ、彼は中途採用の
営業部の木村くんです」

「そうか、今ワタシに
ちぃ～っすって
言わなかったか？」

「ええ、今みんなも
困ってるんですよ。
自分の直観を信じて
やりたいようにするって
部署で言ってるそうで」

「そうか、それで成績は
優秀なんだろうね？」

「はい、営業成績は
抜群なんだそうですが
クレームも多くて・・・・」

「そうか・・・人事部で
彼は正社員か契約か
聞いてきてくれるか？
それでちょっと考える」

「はい、わかりました」

「あ、そう言えば加奈子くん
昨日取引先に会議までに
渡さないといけない書類
遅れたんだって？」

「あ、いやっその汗
地下鉄の車掌が
クソ使えない野郎で
ドアを開けたり
閉めたるするんで
1本乗り遅れて・・・
じっ！人事部行ってきます」

「う～ん・・・加奈子くんも
人事部長と話をしないと
いけないかなぁ・・・

どうせ仕事が出来ないなら
せめてスタイル良くって
カワイイ若い子のほうが・・・

あ、いかんいかん（苦笑）

ダイバーシティ政策やらで
人事部長に起用した女性が
セクハラにうるさいんだった。

就任の時にも釘刺されたし。

社員旅行の宴会の時に
新入女子社員とチークダンス
禁止されたもんなぁ・・・
楽しみにしてたのになぁ。

女性は厳しいんだよなぁ
私が事業を起こしたのは
金と名誉とセクハラの為だと
理解してくれないよなぁ・・・」

「あれ？社長どうしたんすかぁ？」

「お、おぉ木村くんだったね？
ちなみに君はなぜうちの社に
来てくれたんだね？」

「そっすねぇ・・金と名誉と
セクハラ目的っすかね？」

「本当か？本当なのか？
私と志が同じじゃないか！
君は契約社員なのか？」

「あぁ、そっす」

「そうか！じゃ契約更新だ！」

「マジっすか！社長！！
あざーっす！！！」

「あれ、木村くんじゃない・・・」

「あ、加奈子先輩
さっきはサンキューっす！」

「あのね、木村くん
先輩にサンキューって・・・」

「あ、加奈子くんいいんだ
木村くんは好きなように
させてあげてくれ」

「まあ、社長がおっしゃるんなら・・・」

「それとな明日役員を招集だ
ダイバーシティなんてやめる！」

「え・・・・マジっすかby加奈子」

かくして、色呆商事株式会社は
昔の士気を取り戻したのであった。
（当社比）

ま、人にはそれぞれ
価値観や目的がある。

法や規制に触れたり
するのは論外ですが
個々の目的・目標が
定まればそれを実現を
するツールが仕事に
なるんですね。

「何の為に仕事をするのか？」

それが定まれば
モチベーションや
テンションを上げて
やる必要さえない。

モチベーションや
テンションは下がるから。

プロであるならば
それでも仕事は
全うしないといけない。

いつも企業研修の時に
ワタシが目指している
ゴールがここになります。

自分の為に仕事をする。

その延長にチームがあり
その先にお客様がいる。

お客様の集合体こそ
社会そのものとなり
そこへの貢献のカギが
目の前の仕事なんです。

各々の目的を満たし
社会に貢献出来る
仕事が出来たら
嬉しいですよね。

アナタの会社や
ビジネスはどうですか？