恋も仕事も思いのまま

「まあ、かわいいけども！」

昨日、スーパーで
お父さんと小さい
女の子がいました。

その女の子が
下からお父さんを
見上げながら
言ったんです。

「パパ、今日はねー
楽しい度で言ったら
シーちゃんの勝ち！」

よその
親子だけど
血縁関係も
交友関係も
ないけども
ワタシ確実に
おじいちゃんの
顔になっていた
ミズコウアキヒコですこんにちは！

うん、もうね
心の中で
言ったもん。

「シーちゃん
よかったねぇ♪」

うん、その時の
顔見られたら
恥かしいな・・・

ま、でも
小学校4年の時
同じクラスにいた
しーちゃんには
困らせられた。

しーちゃんは
ワタシの事が
好きだ好きだと
しつこく言ってくる。

電話をしてきたり
家に来たりして
いたんですね。

昔の家なので
廊下に電話が
あったんですが
母親が出て
ワタシに代わり
電話してました。

「うん」
「ふーん」
「う～ん」
「ん？」

と言う気の無い
返事ばかりの
ワタシに向かって
苦笑いしながら
母が言うのです。

「女の子からの
電話なんだから
もっと愛想良く
してあげなさい」

うん、だって
好きでも
なんでも
ないんだもん（苦笑）

ワタシが
そんな感じなので
とうとう彼女は
強硬手段を
取ったんです。

「ミズコウくんに
髪の毛を切られた！」

って、担任の先生に
言いつけたんです。

もちろん、
ぜんぜんそんな
覚えはないので
否定しました。

向こうの母親が
ご立腹だそうで
うちの母親が
呼び出された。

事前に母には
訊かれたんです。

「したん？」

「ううん、してない」

母は一言で
信じてくれました。

そもそも、
そんな事を
する理由も
ありませんし。

で、担任の
若い男の先生に
満面の笑顔で
こう言い放ちました。

「あの子が息子の
気を引きたい為の
自作自演でしょうねｗ」

担任の先生
タジタジです（笑）

母が帰った後に
職員室の外で
ワタシに再確認。

「ホントにして
へんねやろうな？」

「うん、してない」

「そうか、ごめんな」

先生も理解を
してくれました（笑）

先生は若くて
男性だったし
モテそうもない
容姿だったんで
女心があまり
理解できなかった
んでしょうね（苦笑）

後でワタシは
しーちゃんを
捕まえました。

いつ、どこで
何を使って
髪を切ったのか？

そして、その髪は
どうしたのか？

「ミズコウくんが
昨日の休み時間に
しーちゃんの机の中の
はさみで切って髪の毛
持って帰ったやんか！」

「なら、これなんや？」

机の中から
切った髪の毛（苦笑）

しーちゃんは
その場で大号泣。

それを見たら
許してあげる
しかありません（苦笑）

彼女のお母さんが
何か文句を言って
来ることもなかった。

まあ、ワタシは
休み時間は
いつも友達と
運動場に行くので
そんな事が出来る
状況でもないので
クラスのみんなも
薄々判ってたし（苦笑）

まあ、ワタシは
男なんですけど
この年になるまで
こんな事は何度も
経験しました（苦笑）

女性から
しても無い事
したと言われて
困った事（苦笑）

誰かに対しての
嫉妬や優越感や
独占欲から来る
感情的な言動。

ま、女性と言うのは
時にそういう感情で
行動してしまう
生き物なんでしょう。

でも、なんか
言いやすいのか
多いような気が
するんですが（苦笑）

まあ、逆に
男と言うのは
理屈・理論に
弱いんですね。

国際的な調査でも
男性の学力は
理系の科目で
上位を占めます。

女性の学力は
文系の科目で
上位を占める。

なので、
男性には
数字を使って
抽象度の高い
話が通じやすい。

男を口説くのは
それで責めたら
上手くいきます。

「加奈子くん
今日は何時に
出ればいいの？」

「はい、今日は
先方とのお約束が
14時ですので逆算して
12時半にタクシーで
駅に向かえば大丈夫です」

「あ、そう？じゃあ
タクシーの手配」

「すでにしております」

「あ、そうありがとう」
お？なんかやる気出した？

「私がご用意する書類は
〇〇と□□と▽▽で
間違いないでしょうか？」

「あ、うんそうだね
それだけあれば
充分だよ」
いつものおとぼけと
今日は違うよなぁ？

「社長、先方との
お約束の時間に
早すぎてもダメで
ギリギリでもダメと
言う統計があります」

「そっか、じゃあ
何分前くらいが
ベストなんだ？」

「統計的には
7分前がベストです」

「そうか、じゃあ
その時間に・・・」

「すでにタクシーを
手配済みです」

「あ、そう・・・」
あれ？何か仕事が
出来る風なんだけど・・・

「あ、それと社長」

「ん？なんだね？」

「統計的には
社長秘書の中で
72%は社長から
口説かれるそうです」

「あ、あぁそうなの」
ん？何の話なんだ・・・

「そして、そのうち
43%はそれを
受け入れるそうです」

「へぇ、そうなんだ」

「ええ、そうなんですっ！」

「わっ、ビックリした！」

「でね、社長～♪
最初は食事でも？って
誘うと良いそうです♪」

「ふーん、そう？」

「でもね社長！
3回目のデートまで
キスはしちゃダメ！
3回目まで待って！」

「う、うん・・・・
まあそんな予定も
無いからなぁ・・・」

「社長！予定って
自分で作るもんじゃ
ありませんことっ？！」

「あ、はい・・・」
何、何？なんなの？

「ホントにもう
社長ったら
奥手なんですね♪」

「あの、加奈子くん！もう
12時半過ぎてるけどっ怒」

「キャーっ！？！？」

加奈子の淡い
恋心が社長に
通じる日が
来るのでしょうか？

てか、オマエ
旦那おるやろ？

うん、乙女心って
複雑ですよねぇ・・・（遠い目）

ま、そんな
加奈子さんも
社会心理学を
学ぶと仕事も
恋も上手く行く
かも知れません・・・