起業に必要な能力

「それは無いな・・・」

先日の前世の話を読んで
知人がメールしてきました。

「私、前に言われた茶々さまの
生まれ変わりだと信じてたのに！」

以前、霊能者に言われた
歴史の本に出て来るほど
有名な女性の事です（苦笑）

なので、こう聞き返しました。

「じゃあ、旦那さんは
豊臣秀吉の生まれ変わり？」

「イヤ、それは無いな・・・」

旦那は出世は
しない予定かっ！

まあ、仲が良さげなので
そこはいいかと思った
ミズコウアキヒコですこんにちは！

ははは、まあ
それほど期待も
してないと言う
意味なのかな。

ま、世間では
こうすれば男は
がんばる法則とか
色々言われてます。

でもね、それ
言ってる人の
パートナーと
以前の男の
話なんですよ。

ええ、どんなに
モテモテでも
100人も200人も
統計取ったワケじゃ
ないからね（苦笑）

そんなの法則では
ありません（笑）

それ言ってる人の
付き合った相手なんで
当然、共通の特徴があり
その傾向の男性には
効くのかも知れない
程度の話です（苦笑）

さて、先日コンサルで
お逢いした方なんですが
話が通じなかった（笑）

ビジネス面よりも
その事についての
アドバイスを集中的に
お話ししました。

なぜなら相手に
言いたい事が
伝わらないと
売れないから。

その事をブログに
書いても良いって
言われてますけど
詳しくは書けないので
例え話でお伝えします。

「私は、加奈子、美人秘書なの。
尊敬している社長のお手伝いを
させてもらってるので毎日楽しい♪
それで今度出張にも同行する
事になったんだけど・・・」

「あ、加奈子くん
出張の手配は大丈夫？」

「あ、はい！新幹線は
富士山が見える側の
窓際に取りました！」

「あ、そう・・・・」
（富士山観たいとは一言も言ってないけど・・・大体あの辺じゃ寝てるしな）

「社長、それでホテルを
どうしようかと思いまして」
（やだアタシ変な想像してる、顔赤くない？大丈夫アタシ？？）

「ん？どういう事？
そこそこ広くてタバコを
吸うから喫煙で窓が
開けられたらいいから」

「あ、それはいつも
伺ってるんですが
今回は私と階が一緒とか
近いほうがいいのかな？
なんて思いまして・・・」
（やだアタシ、夜中に社長が部屋に来るとか想像しちゃってる！）

「いや、君はタバコ吸わないから
禁煙の違う階を取ればいいよ。
ロビーで落ち合えばいいし」
（なんで顔を赤らめてんだろ？）

「あ、そうですよねー。」
（はぁ、なんか不思議そうに見られてる汗）

「うん、じゃそれでお願いね」

「あの～、そもそもなんで今回は
私が同行するんでしょうか？」
（きっと社長も少しはそんな気もあるはず！）

「うん？先方に見せる資料が
たくさんあるんで一人で持てないし
営業の社員も忙しいようなんで」
（前にそう言ったよな？訊いてないのか？）

「あ、そうですよね、そうだった・・・」
（こんな昼間に言うはずないか・・・）

「君が気にしてた二の腕のたるみも
これで解消できるかも知れないよ笑」
（顔が大久保さんなのに二の腕までそれじゃなぁ）

「あ、やだ社長！お酒の席で言った事を！」
（気にしてるの覚えてるんだ！それを解消してくれようとしてるんだ！）

「あはは、でもそんなに気にする事ないと思うよ」
（もっと根本的な所が問題なんだしな）

「あ、本当ですか？ありがとうございます！」
（どっちなの？たるんでるほうが好みなの？どうすればいいの？？）

「あ！そうだ！
資料は先方に渡すんだから
君はその日は泊まらず帰りなさい。
僕はお付き合いがあるけど君は
旦那さんが心配するだろうしな。」

「えーーーーーっ！」
（え？何、何？なんで？普通に男性社員じゃなくて秘書連れてくったら普通そうじゃね？違うの？）

「わっ！なんで大声出すの？」
（何？なんなんだよこの人・・・）

いかがでしょうか？

自称美人の大久保さん似の
この女性の勘違い（苦笑）

あ、先日の方のお話とは
ぜんぜん関係ないので
誤解なさらないように。

前にホテルのロビーで
社長と秘書的な女性の
噛み合わない会話から
ヒントを得たフィクションです（笑）

その社長さん、軽く
キレてたからね（笑）

コンサル中だったのに
気になっちゃって（コラー）

こんな風に（？）
売りたいモノとか
申込み欲しい時に
伝えるチカラは
本当に必要です。

リアルで逢った時
NET上で伝える時
文章で伝える時。

それぞれ必要な
スキルは違います。

例えば、
アナタがサロンを
経営してるとします。

この3つの文章で
どれが一番お客様が
来てくれるでしょうか？

「CMで有名な最新の溶剤と設備
そして最高のテクニックを持った
優秀なエステティシャンが
アナタの美しさを引き出します」

「丁寧な接客と確かな技術
敏感な肌の方でも大丈夫な
あの芸能人も使っている
溶剤を使用した安心サロンです」

「当店はちょっと判りづらい
閑静な住宅街にひっそりと
佇む芸能人もこっそりお忍びで
足繁く通う隠れ家サロンです」

さて、どれだと思いますか？

これ、実際は
色々テストをして
価格設定なども
考えないと
いけないんですが・・・

一番来てくれる
可能性があるのは
3番目のコピーです。

1番目のは
良い事ばかり
並べてますので
信憑性に欠ける。

2番目のは
敏感肌に反応を
してくれる人にしか
響きません。

3番目のは
判りづらいと言う
ネガティブな点を
まず最初に伝え
それでも芸能人が
秘密にして通うと言う
良いサロンであると
「示唆」しています。

神道などでも
同じ事を言いますが
直接的な強いメッセージが
有効ば場合もあります。

しかし、それとなく
匂わせると言うほうが
深く人の心に響く
場合があるのです。

隠せば隠すほど力を増す。

これはTV通販とかでは
逆なんですけども
コピーとかWEB上では
示唆や暗示のほうが
結構広く伝わるんです。

このサロンの場合は
価格も地域で一番高く
設定したほうがより
強いメッセージになる。

これは、ワタシが
中古車販売で
取っている戦略です。

人の深層心理には
高い物＝良い物と
言う普遍的な価値観が
あるんですね。

なので価格でそれを
「示唆」するのです。

そして、それを
買う層と言うのが
商品を問わず
統計的に3%は
必ずいるのです。

エステに通う層の
3%の人が来てくれる
可能性があるのです。

「それ少なくない？」

と思ったでしょうか？（苦笑）

でも、この戦略を取ると
地域性が無くなります。

他県からでも通いたい
人が現れるのです。

事実、うちのクルマの
お客様方は地元より
他の都道府県の方が
殆どです。

NETで見つけた
同じ車種と色
年式の中では
日本一高いから。

なので、基本的に
予算があり、知識や
時間の無い人には
「失敗したくない」と
言う本能から一番
高い物を選びます。

もちろん、品質は
最高にする努力も
しないといけません。

でも、価格が高いので
それも無理なく可能です。

品質を上げて納車すると
お客様も安心して
カーライフを満喫出来るし
利益もしっかり出る。

ここに不幸せな人は
存在しません。

故障やトラブルが多く
部品も揃いにくい車種を
扱っていますけど
開業以来、辛辣な
クレームは1件のみ。

実は、この戦略は
ある心理作用を用いた
リスクヘッジにも
なるんですね。

日本一高く売り
お客様に感謝され
利益もしっかり出て
クレームも無い。

物販でもサービスでも
原理原則は同じです。

あ、ただね

「当店はちょっと判りづらい
閑静な住宅街にひっそりと
佇む芸能人もこっそりお忍びで
足繁く通う隠れ家サロンです」

と、書いてあっても
こう読む人もいます。

「え？判りづらいの？
加奈子、方向音痴だから
お店に辿り着かないかも！
それにアタシ芸能人じゃないし
社長が二の腕がたるんでる
ほうが好みかも知れないし！」

加奈子さんには
通じないかも
知れません・・・