こんにちは。Erica in Stykeのエリカです。




ニューヨーク 土曜日 36℃


太陽の日差しが燃えるような1日です。




昨晩は起業家の友人のバースデーディナーでした。


ニューヨークの起業家は、フィロソフィー(自分哲学)をしっかりもっています。


最近の日本では、企業理念を「フィロソフィー」と表記しているところもありますが


企業に限らず個人の哲学もフィロソフィーです。


奥深い思考の人たちとの会話は奥深く、楽しい夜でした。





ふと考える、日本の「女子起業ブーム」。


皆さまの中にも、「将来の夢は起業です」という方がいらっしゃるのではないでしょうか。




起業はブームですることではありません。


起業を軽く考えると、あなたの持っている大切なものをたくさん失うことになりかねません。


また、ブームで成り立っているビジネスは、ブームの終わりと同時に顧客も消えます。


これは重要なポイントです。




楽して稼げるビジネスは存在しません。


また、お金稼ぎが目的で始めるビジネスは必ずつまずきます。




お金は自分を幸せにも不幸せにもします。


お金はすべてを奪ってしまう魔力があること忘れないで下さいね。




起業に関しては、過去記事にたくさん書いています。


今日はその中から去年の11月に書いたものを再投稿します。


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独立したい、起業したい


この理由は何でしょうか?




起業は誰にでもできます。


難しいのは「継続」すること


「生き残る」こと、「生存しつづける」ことです。




会社勤めが合わない


どこにも採用されない


組織の中でコミュニケーションを取るのが苦手


通勤にうんざり


地味な目立たない仕事、雑用ばかりが一生続くのは嫌


好きな時間にちょっと働くスタイルが楽で楽しそう


起業しているって、恰好いい


私も起業女子グループに入って、目立ちたい


自分のステイタスをアップしたい


社会から評価されたい




いかがでしょうか?


当てはまるものはありますか?




上記に共通していること


それは「自己都合による理由」です。




なりたい自分にさせてくれるのが起業である。


言葉を変えれば


なりたい自分になるために「起業」する。




いかがでしょうか?




これは、的がずれています。


事業を興すのは、自分のためではなくお客様のためでなくてはなりません。


お客様第一主義の考えなくして、ビジネスは成り立ちません。




自分の事業がお客様をどれほど幸せにするのか


これが1番先に考えるべきテーマですが


これを後回しにすると、後々すべてが歪んできます。




自分の社会的欲求を満たすための「起業」


これはダメです。




1番に考えるべきことは


自分のビジネスがどう社会に貢献できるか


誰をどんな風にハッピーにできるか


誰かの真似ではない自分らしいスタイル。




「将来の夢は起業です!」


この夢は素晴らしいと思いますが


起業は「今に続く先にある」こと、忘れないでくださいね。




今を頑張り抜き、コツコツ努力を重ね


自分を育てながらビジネスプランをしっかり練り、実現していくものです。




この工程は、いわゆる家を建てる際の基礎工事のようなもので


土台がしっかりしているからこそ、


上にいいものが築けるのですよね。




今世間を騒がせている、横浜のマンションの「杭」の問題と同じです。


見えない部分は疎かに


見える部分だけ、豪華に立派に仕上げて集客する。


その先にあるものは、崩壊です。




少し話はずれますが、私が「脱」セルフブランディングを推奨しているのも


この理由と同じです。


本来の自分ではない、創った自分を演出したところで


それは単なる一時しのぎにしかなりません。




可愛いラッピングに満足して、箱を開けたらガッカリ。


美味しそうなケーキで楽しみに一口食べたら、ガッカリ。


セルフブランディングは、この外側だけをフォーカスするものであり


私が大切だと伝えているのは、外からは見えない中の方です。




もちろん、外を磨くのも大切。


しかし、「中」が更に魅力的であることの方が、もっと大切です。




起業も同じ。


「起業」という言葉やステイタスに夢を描くのではなく


自分の興すビジネスが、どう社会に役立つのか


この「中」をしっかり考えることの方が大切です!




婚活でも同じです。


第一印象を磨き、魅力的な外見で相手を惹きつけることにだけを頑張っても


内面に輝きがないと、二度目のデートはありません。




結婚は、精神的なつながりです。


退屈な会話しかできないキレイな女性よりも


もっと知りたい、もっと一緒にいたいと思わせてくれる


内面が磨かれた女性の方が、男性にとっては刺激的なのです。




起業は、自分の欲求を満たすためにするものではなく


お客様の心を満たすためにするものである


- エリカ -




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