こんにちは。Erica in Styleのエリカです。
ニューヨーク 雨の土曜日
朝から冷たい雨が降っています。
こんな雨の日は
大好きな場所でゆったり過ごすのがニューヨーク流。
お気に入りのご近所カフェへ、お気に入りの本と一緒に参りました。
本の記念撮影をしようと思ったら
アッ....しまった!!
カバーを外したまま持ってきてしまったことに気づきました。
以前ブログにも書いたことがあるのですが
本のカバーを外して読むのが、私流なのです。
カバーなしでは、タイトルの文字が小さくてよく見えない。。
大失敗。^^;
カクテルタイムには欠かせない、チーズと生ハムの盛り合わせが運ばれ
ワインを頂きながら、至極の読書タイム。
素晴らしい内容に惹きこまれました。
辺りを見廻すと、同じように一人時間を楽しんでいる人が多く
誰もが、雨の日の午後を思い思いに過ごしていました。
私が読んでいたのは
田園調布で評判の整形外科医 長田夏哉先生が書かれた
「体に語りかけると病気は治る」という本です。
人生というのは、本当に不思議なもので
住んでいる世界や距離に関係なく、繋がっていることがあるのですよね。
最初に、奥様で同じく整形外科医の優香先生とつながりがあり
私が出版でお世話になっている、エージェントさんともつながりがあり
先日のジョンストンズのマフラーをお求め下さったS様ともつながりがあり
この不思議なつながりの中で、夏哉先生が出版されたことを知りました。
こちらのクリニックは「生き方クリニック」とも呼ばれているそうです。
病気や症状を医学的知識で診察するだけでなく
診察室での人生相談のような会話の中で
体からのメッセージに気づくことを大切にされています。
患者さん自身の中にある、抑圧された感情や葛藤、不安、考え方のクセ
これらが本人に気づいてほしくて、病気やケガを導いているそうです。
確かに、心の辛さが、病気や何らかの症状になって現れることってありますよね。
頭痛、悪寒、食欲不振 etc.
内科に行けば「風邪と疲れですね。お薬だしておきます。また来週お越し下さい」
2時間待って、15秒で診察終わり。
「お大事に~」と看護婦さんにせかされるように、診察室を追い出され
先生はパソコン画面を見て文字を打ち込んだだけで、目も合わせなかった。
しかし、夏哉先生のように「体に語りかけると病気は治る」と信じ
患者さんの「本当の幸せを追及する医療」を大切にされるお医者さんの元であれば
本当の原因が見つかるはずです。
先生は「ゼロになって患者さんと向き合う」ことを常に意識されていらっしゃるそうです。
患者の心の声を感じ、聞きだしてくださる。
ありがたいことです!
日本では、電子カルテの普及で
診察室で患者の顔を見ないお医者さんが増えていますよね?
パソコンに文字を打ちながら、患者の話は「ながら聞き」
これが「診察」??
日本に帰るたびに疑問に感じていました。
もちろん、そうでないお者さんも沢山いますが、患者にとっては1つの賭けです。
診察室に入ってみないと分からない
まるで、カードを引いてみないと何が出るか分からない世界です。
アメリカにも、色々な病院がありますが
よく映画やドラマで目にするように「心」がいつもそこにあります。
心に語りかけてくれる診察ですね。
本当に心に寄り添ってくれる時などは、「友達として言うけれど。。」というような表現で
医者という上の立場から、階段を下りてきたかのごとく
同じ位置に立って、アドバイスしてくれたりします。
そんなお医者さんに慣れてしまうと、日本の流れ作業的な診察に出くわす度に
「どうしてお医者さんしてるんですか?」
という究極の質問をしたい衝動にかられるわけです。^^
本のページをめくりながら、人気クリニックである理由を考えました。
それは、夏哉先生の人間的本質、心の美しさであり
医師としての使命感が素晴らしいからなのですよね。
本には、気づきと学びが沢山でした。
「なるほど、そうゆう事だったのか!」
うなずきながら、惹きこまれるように読み終えました。
子供につい、ガミガミ怒ってしまい
自己嫌悪に陥っている方はいらっしゃいますか?
そのあたりについても、心に響くことを書かれています。
*子供に負のエネルギーをのせないためにできること (P111)
*子供の「成長痛」は、親子のエネルギーのひずみである (P114)
感動でウルッとしたところは
*圧迫骨折の診断に万歳して喜んだ80歳女性の「ある気がかり」 (P87)
お勧めの1冊です! ぜひ読んでみて下さいね。
何だか、私の肋骨も治ったみたい♡
体に語りかけると病気は治る
著者:田園調布 長田整形外科 院長 長田夏哉
出版社:サンマーク出版
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Have a wonderful day!