こんにちは。Erica in Styleのエリカです。







ヴァレンタインデーも迫り、ハートが飛び散るニューヨーク


道を歩けば"LOVE"にぶち当たる


そんな状態です。




皆さまは、明日ですよね。


楽しいプランを立てていらっしゃいますか?




こちらは、プランを立てるのは男子の役割で


女子はもてなしを受ける、最高の日です♡




花束を抱えている男性を見ると、微笑ましい


年配の男性ならば、なおさら微笑ましいです。


女は愛すよりも、愛される方が幸せですからね。




さてさて


先日の事件、”人種差別事件”のお話ですが


このような出来事は、多民族が集う大都市ではよくある話です。




差別意識のあるなし関係なく


無意識の中で、そんな表現になってしまう事もあれば


大意は無いのに、誤解されてしまったり。




登場人物は4名。


*わたくし:アジア人


*仕事関係の2人:白人


*販売員さん:黒人




一昨日、ファッションショーの帰りに3人で、有名百貨店へ立ち寄った時の出来事です。


エスカレーターを降りると、正面でトリーバーチのボディーラインの宣伝をしていました。


時間は無いけれど、トリーバーチがボディーラインを出しているとは知らなかった3人は


興味深々に近づきました。




すると販売員さんも近づいてきて、談話。




一般的に、百貨店内での写真撮影は禁止なので


ブログに載せようと思ったわたくしは「写真撮ってもいいですか?」と、確認しました。


販売員さんは、「もちろんよ。どうぞ。」と、答えました。




写真を撮っている間、2人はクリームを塗ったりしながら


楽しく待っていてくれました。




すると、突然、販売員さんが、わたくしに向かって


「(あなた)中国人?」 と聞いたのです。




何と唐突に.... @@


常識的に不適切な質問だし、アンプロフェッショナルだと思ったので


ノーコメント。


2人もあまりに突然な不躾な質問に驚きました。




肌の色だけで、その人の国を断定するのは不可能です。


また、誰もが自分の国籍に誇りを持っているので


間違えられる事に不快感を覚えるものなんですよね。




知性のある常識人ならば、このような質問はしません。


まして百貨店とお客様の立場では、あり得ない質問だったのです。




すると、回答しないわたくしに、彼女がもっと大きな鋭い声で


「あなた、中国人なんでしょ。」と、断定してきたのです。




そこで、3人とも驚き、彼女の顔を見ました。




どうしてそんな事を聞くんですか?


あなた、コピー商品は違法だって知ってる?



3人絶句。




写真撮って、コピー商品作るんでしょ。


それって違法なのよ。


あなたの国では、違法じゃないようだけれど。。。




ここまで言われた時点で、2人の怒りが爆発。




あなたは、彼女が中国人で、写真を撮っているのは


違法コピー品を(中国で)密造する為だと言ってるのね?


と、その販売員さんに詰め寄ったのです。




エスカレーターの前で、女4人が大騒ぎ。


エスカレーターを降りてくる人全員


何事かと興味深々に立ち止まる人も出てきたので




中国人じゃありませんよ。


ファッションブログの記事の為に写真撮らせてもらってるんですよ。


と、穏便に説明。




すると、引くに引けなくなったのか


謝る事を知らない人なのか




どうして、最初からファッションブロガーだって言わないのよ。


どうして最初から中国人じゃないって言わないのよ。


貴方はどう見ても中国人に見えるわよ。


と、驚く理屈を述べだしたのです。




2人は更に怒り狂う。


そして、販売員さんも引かず怒る。




そして、「怒るな、怒るな、バルコニーに上がれ」


と、自分に言い聞かせていたわたくしも、ついに怒りが爆発。




怒りの理由は、販売員さんの中国人に対する偏見です。


まるで中国人はみな違法コピーを作ってるかの如くの表現は


もし、わたくしが中国人だったら、間違いなく社会問題に発展しますし


アジア人に対する偏見、人種差別だと怒ったのです。




そんな最中、フロアーマネージャーが騒ぎをききつけて飛んできて


4人は別コーナーへ移動。




2人は、ここじゃ話にならないから、本社の人事部へ苦情申し立てするだの


弁護士に電話するだの。。





そんな事を言い出したもんだから、販売員さんとマネージャーは真っ青。


常識的に、こんな人種差別や偏見は社会が許さないのです。


二度と起きないように、厳しく罰せられる部分でもあります。




とはいえ、わたくしはというと


その販売員さんが、自分の落度に気付いてくれればそれで良かったのですが


彼女、強情で自分は何1つ間違っていないの一点張り。




そして話がまとまらず


終結させる為は、わたくしがその場から去るより術がないと判断し


話の途中で姿を消したわけです。




どのファッションブランドも、違法コピー品には泣いています。


防げないですよね。


販売員さんも、そんな正義感からの発言だったかもしれませんが


知らない人を、コピー密造人呼ばわりするのは、一線を越えすぎです。




2人は、当然の如く販売員さんを厳しく注意。


しかし、聞く耳を持たなかった。




それはもしかしたら、違う人種の人からの強い発言だったから


反発してしまったという事も、十分考えられます。




誰にも差別意識など無く、日ごろ平和に共存していても


こんな些細な事で、人種が違うというだけで


スムースに解決できない事ってあるんですよね。




こんな時、どちらかが、ちょっと大人になり


ちょっと譲る気持ちを持つ事が大切なのです。




相手を尊重するという事は


時に、相手の間違えを責めない事でもあります。


寛容になるという事ですね。




うやむやにしていい事


白黒はっきりつけなければならない事


もちろん、この2つが存在します。




それを正しく見極めて、スルーしても良い事は


相手を責めず、寛容に対処する。


これが、国際人に大切なことです。




そして、これは日本社会でも、家庭でも大切な事ですよね。




「コピー密造人」呼ばわりされたのには驚きましたが


いい経験&勉強になりました。




皆さまも、海外旅行などで、「差別された」とか「馬鹿にされた」


と、感じられる出来事があるかもしれません。


そんな時は、この記事を思い出して下さいね。




相手に、あなたと同じ知性や教養があるとは限らないこと。


そして、寛容に受け止めてスルーするのも時には大切だということです。




日本人のような常識人は、世界では本当に希少です♡




Have a wonderful day!