恋に悩めるご相談者様に、良書をオススメすることが時々あります。

⚫七つの習慣(スティーブン・R・コヴィー)

⚫道は開ける(D.カーネギー)

⚫夜と霧(ヴィクトール・E・フランクル)

の3冊は、私が、ぜひ読んでみて、とオススメする定番です。

なぜこれらをオススメするかというと、私自身、難しい複雑恋愛で悩んでいた時に、これらの良書がとても役に立ったからです。

たとえば「七つの習慣」の中の
「相手のことを大切に思うのであれば、相手にとって大切なことを、あなたも大切に思う必要がある」
という言葉。

私、これを見た時に、まさに、心臓を撃ち抜かれたような衝撃を感じました(大げさ 笑)。

当時の私、W不倫中。私はもうすでに離婚を決意して、彼と将来を共にしていきたいという気持ちが決まっている。それを彼にも伝えている。
彼もそう願っている、と口では言っている。

だけど、何年も進展しなくて、先の見えない辛い状態。

彼の言い訳は、不倫男のド定番。
「子供達が高校卒業するまで待って」
というもの。

それまであと何年待たなきゃいけないの?
そしたら私、何歳になってるの?

そんな感じで、ウジウジと悩み続けていた私に、この言葉は衝撃を与えたのでした。

「相手のことを大切に思うのであれば、相手にとって大切なことを、あなたも大切に思う必要がある」

彼にとって大切なもの…それは子供達。
彼が子供達を大切に思うのは、当然のこと。逆に言えば子供を大切に思えないような男性では、私は信用できない。

だから私も、彼の子供達を大切に思うようにしよう。

離婚は諦めないけれど、少なくとも子供達が傷つかないように配慮しよう。

そう思ったのです。

それから色んなことが起こって、実際には、彼の子供達が高校を卒業するより前に、私達は一緒に暮らすことになりました(もちろん誉められることではない…承知していますが、それはまた別の問題として)

「七つの習慣」のあの言葉がなかったら、成就することはなかった。恐らく私達は破局していただろうと思うんです。

「相手の大切なものを大切に思う」

それは何も、子供に限ったことではありません。

相手の親だったり、友達だったり。
あるいは、(あなたにとっては)くだらないと思える、趣味だったり、プライドだったり。

そういうものをあなたの愛する人が大切に思っているとしたら、あなたも、できるだけ大切に思ってみる。少なくともバカにしたり、そこから無理に引き離そうとはしないようにする。

それができるかできないかで、関係は変わってくると思うのです。