先週末は
NBAバレエ団の
『ロミオとジュリエット』を
観て参りました
実は今回、
元Kバレエのプリンシパル
矢内千夏さんのNBA電撃入団、
それもジュリエットでデビュー‼️‼️‼️
…というビッグニュースに
大喜びでチケットを取ったのですが、
程なくして矢内さんは
体調不良で降板…
代わりに新国立劇場バレエ団のプリンシパル
大好きな小野絢子さんが
ジュリエットを踊る事になり、
すごく悲しいのにすごく嬉しいという
複雑すぎる心境でした。。。。
舞台を拝見しながら、
矢内さんならどうだったろう…と
思ってしまう部分はやっぱりありましたが、
小野さんの役作りは完璧で
美しすぎるポワントワークに
心が震えました✨✨✨
両親に従順で幼さが残る少女が
恋を知った事で自我に目覚め
ひとりの女性として
覚醒していく様子が丁寧に演じられ、
舞台に引き込まれました‼️‼️‼️
父に歯向かい殴られる場面や
ロミオの死を知る場面は
観ている私たちも
ジュリエットの気持ちにシンクロして
最後はもう滂沱の涙でした。。。
急遽の主役交代にもかかわらず、
ここまで素晴らしい
ジュリエットを作り上げた小野さんは
やっぱり日本を代表するプリマだと
心から感動致しました
そのジュリエットの父、
キャピュレット公を演じていたのが
元東京バレエ団プリンシパル
高岸直樹さんだったのも
嬉しかった
(登場するだけで舞台が華やかになる
貴重なダンサーです✨✨✨)
印象的な場合は色々ありましたが、
街中で繰り広げられる剣闘シーンは
剣の使い方が独特で迫力があり、
とても見応えがありました
『ロミオとジュリエット』は
1940年にラドロフスキー版が登場してから
実に80年以上が経ち、
その間、世界中で様々な振付家の版が
制作されています✨✨✨
NBAバレエ団では
芸術監督の久保紘一さんが
長くプリンシパルとして活躍した
米コロラド・バレエ団の
マーティン・フリードマン版を採用
(久保さんがコロラドバレエ団で
ロミオを演じた動画がインスタに上がっていて
あまりの凄さにびっくりしました‼️)
ラブロフスキー版に
インスピレーションを得たという
こちらの版も、
最後の場面では
若い恋人たちの亡き骸の前で
争い合う両家が手を取り合います。。。
「争いからは
悲劇しか生まれない」
今だからこそあらためて
そう深く感じるものがありました。。。。
この版、私は今回が初見でしたが、
NBAの所属ダンサーは実力派が多く、
プロコフィエフの音楽と共に
『ロミジュリ』が大好きなので
とにかく楽しめました✨✨✨
そして、この春はなんと‼️
NBAバレエ団の他に
Kバレエカンパニーでは熊川版、
東京バレエ団はジョン・クランコ版と
様々な『ロミジュリ』が上演されるので、
今からもう大興奮の私…
特にクランコ版は
全キャスト観るつもりなので
体力作りに励みます‼️‼️‼️