先週末は待ちに待った
東京バレエ団の
『ザ・カブキ』でした✨

これは
東京バレエ団創立者の
佐々木忠次さんと
モーリス・ベジャール 氏との
厚い信頼関係から生まれた作品✨✨✨

日本文化に造詣深いベジャール 氏が
歌舞伎の演目『仮名手本忠臣蔵』を
バレエに振付たものですニコニコ




若かった頃は
退屈にしか感じなかったこの作品ですが、
2年前、久しぶりに観たら
あまりの面白さに
度肝を抜かれた私…びっくりびっくりびっくり

ベジャール 氏の
物語の解釈はもちろんですが、
黒子や拍子木の使い方、
舞台美術、美しい打掛などの衣装まで
すべてが素晴らしい…✨✨✨

今回は最前列だったので
打掛の刺繍の細かさも
じっくり拝見出来ました…ラブラブラブ

ノイマイヤー先生の『人魚姫』にも
黒子や歌舞伎メイクなどが登場しますが、
ベジャール 氏は30年以上前に
すでにこの作品を作っていたと思うと
本当に驚きます…‼️



さて、
今回は配役が素晴らしく、
土曜日は由良之助を柄本弾くん、
塩谷判官を秋元泰臣さんという華やかさ✨
そして、
日曜日は秋元さんが由良之助で
弾くんはなんと悪役の師直‼️

とにかく、プリンシパルふたりの
見せ場がとても多く
どちらも絶対外せません…‼️

ラブラブラブラブラブラブラブラブラブ


最近、肉体改造中の柄本弾くんは
踊りもずいぶんと
変わってきたと感じました爆笑
表情にもゆとりがあり、
力みが取れて軽やかな踊りでした✨✨✨

もう何度も演じて来た役ですから、
理解が深まり、
自分らしい由良之助がやれた
手ごたえがあったんじゃないかなと
舞台から伝わって来ましたウインク
まさに弾くんの代表作ですね✨✨✨

20歳で初めて由良之助を踊ったときは
まったくお酒が飲めなかったそうで、
遊郭でお酒に酔う場面は
わからずに苦労したとか…キョロキョロ

今回はこのシーン、
色気があってとても良かったラブラブラブ

翌日は悪役、師直でしたが、
これがまたピタリとはまっていました‼️
『白鳥の湖』のロットバルトも
とても素敵でしたが、
いつも主役ばかりの弾くんが
悪役を楽しんで演じているように
感じましたウインク




そして秋元泰臣さんは
今回が二度目の由良之助爆笑爆笑爆笑

もうなんというか、
このかたは違う次元にいる感じ‼️
由良之助は
現代から江戸へ
タイムスリップする役ですが、
群舞の中でひとり異彩を放っている姿は
まさに武士の中に
ひとり騎士がいるよう‼️‼️

(生まれながらに
背負っているものが違うというか…キョロキョロ
彼の前世はきっとロシア人で、
バレエダンサーだったに違いない…‼️)

そして、
無念の切腹で果てる塩谷判官の
鬼気迫る演技は胸に迫りました…おねがい






このふたり、
まったくタイプが違って
それぞれ素晴らしいダンサーなので
比べる事は出来ませんが、
もしベジャール氏が
このふたりの踊りを観たら
きっととても喜んだでしょうおねがいおねがいおねがい

もちろん佐々木忠次さんも
大喜びしたと思います✨✨✨

そんな佐々木さんの情熱の物語、
拙著『バレエで世界に挑んだ男』も
よろしくお願いしますウインクウインクウインク



東京バレエ団のHPで
第5話まで無料配信中です✨✨✨

大詰めで
四十七士が討ち入り、
仇の首を取った後の
鎮魂の踊りが
とても美しくて心に沁みましたおねがい

由良之助を中心に踊る四十七士が、
『ボレロ』における
メロディとリズムのようにも見えて、
まったく違うようでも
ベジャール 作品は
一本の線で繋がっていると感じました…ニコニコ



とにかくこれは
東京バレエ団にしか出来ない
とても価値のある作品ですから、
また是非近いうちに
上演して頂きたいです✨✨✨

…というわけで
東京バレエ団のみなさま、
今年も一年お疲れ様でした爆笑爆笑爆笑