先日、
NHK『プレミアムシアター』で
イングリッシュ・ナショナル・
バレエ団の超話題作、
アクラム・カーン振付の
『ジゼル』が放映されました‼️
竹槍みたいなのを持った
ウィリたちがめっちゃ怖い…💧
バングラディシュ系英国人の
コンテンポラリーダンサー✨✨✨
振付家でもあり、
自身のカンパニーも持っています
シルヴィ・ギエムと踊った
『聖なる怪物たち』で
日本のバレエ好きの間でも
すっかり浸透した方ですね
私もギエムから入ったクチですが、
彼のキレのある踊りに魅せられ、
日本での舞台は
ほぼ行きました
最初に観たのが2007年、
シェルカウイとのコラボ作品
『ゼロ度』
差別や暴力といった
アクラムの生い立ちから
経験してきたものが一貫した
テーマになっていて、
そのスピード感と緊張感は
今まで見たことのない世界でした❗️
その後はとにかく
彼の作品を追って
北京や韓国、パリに
足を伸ばした事も…
なので、
ENBの『ジゼル』の事を知った時は
観たい気持ちで大興奮…
この作品は
超古典『ジゼル』のエッセンスは
そのままに、
ヨーロッパの移民問題や
ファストファッションに代表される
搾取の現状になぞらえた意欲作‼️
もう間違いなく
アクラムの代表作ですね
初演は2016年秋でしたが、
出遅れてチケットは
すべてソールドアウト💧💧💧
その後も仕事の兼ね合いなどで
(週刊連載中…💧💧💧)
なかなかタイミングが
合わないままになっていましたが、
ついにチャンス到来…‼️‼️
今シーズンのENBの締めくくりが
香港での『ジゼル』と聞き、
いちもにもなく
チケットをゲット‼️‼️
その香港公演も
いよいよ今週末に迫り、
思い焦がれた作品を
ようやくこの目で観ることが…
そんなタイミングでの
テレビ放送だったので
本当に嬉しかったです…
初見は香港で…と思っていたのに
我慢できず、
真夜中にオンタイムで
観てしまいました
(もちろん録画も)
いや〜〜〜〜…
あまりの凄さに
衝撃を受けました…
なんたって舞台設定が
“移民がひっそりと生活を営む
閉鎖された衣料工場”
高い壁に閉ざされた空間で
ジゼルは身分違いのアルブレヒトを
愛してしまうんですね…
暴力をテーマにしてきた
アクラムならでは、の
ジゼルを巡る男たちの争いは
超絶しびれる…
音楽もオリジナルとは
まったく違うアレンジだけど、
ちゃんとアダンの
『ジゼル』なんです…‼️
それがまたかっこよくて
驚きました…
いろいろと凄すぎて
すべては説明出来ませんが、
ひとつだけ言うなら
アルブレヒト
(身分を偽っていたジゼルの恋人)より
ヒラリオン
(ジゼルに片思い中の仲間)の方が
断然かっこいい…‼️
その時
ヒラリオンを演じていたのは
ABTから客演の
ジェフリー・シリオ
踊りがかっこよすぎて
気絶しそうになりました✨✨✨
今までまったくノーマークの
ダンサーでしたが、
ABTではプリンシパル✨
来季はENBと契約、
リードプリンシパルとして
活躍する事が発表されています
今回の香港公演は
ちょうどABTが
『ドン・キホーテ』の真っ最中❗️
ジェフリーも
バジルを踊る日があるので、
残念ながら『ジゼル』のキャストには
入っていません…
もしENBが
日本で『ジゼル』をやる時は
是非ジェフリーに来て頂きたい✨
そんな日が来る事を
祈り続けます…
まずは香港公演、
楽しんで参ります〜✨✨✨