ABTは世界中から
スターダンサーが集まっている
凄いカンパニー‼️
公演数も多いですが、
5月半ばから始まる8週間の
メトロポリタン劇場でのシーズンは
特別感があります✨✨✨
『オネーギン』‼️
プーシキン原作で
都会暮らしに飽きて
田舎にやって来た
貴族の青年オネーギンと
そこで出会った内気な
名家の娘タチヤーナの物語。
ドラマティック・バレエの代表作
と言ってもいいこの作品は
熟練の技と
深い表現力が必要不可欠なので、
若さよりも
年齢を重ねたダンサーが演じる方が
絶対面白い作品…✨
パリ・オペラ座のルグリも
引退公演にはこれを選びました
今回観ることが出来たのは
ヴィシニョーワとゴメスの他に
フェリとボッレ‼️
このアレッサンドラ・フェリが
また凄いんです…
彼女は10年前に一度
引退しているんですが、
4年前から現役復帰し、
去年54歳で、彼女の大得意な
『ロミオとジュリエット』で
ABTへもプリンシパルとして
電撃復帰‼️
パートナーは20歳ほど年下の恋人
エルマン・コルネホでした…✨
ふたり揃って来日し、
息の合った素晴らしい踊りを
披露してくれました
いや〜羨ましいわ〜✨
輝いている熟女の隣には絶対
若い恋人がいるものですね〜〜
フェリの演技を観ると
バレエってやっぱり
内面で踊るものなんだと感じます。
脚がどこまでも上がるとか
そんな事、どうでもいいくらい
彼女の感情表現に
引き込まれました…
今回のパートナー、
ロベルト・ボッレも
端正なルックスと
スタイルの良さから
オネーギンの冷たい感じが
よく出ていて素晴らしかった✨
サポートも上手なので、
小柄なフェリが
風に舞う羽根のようでした
最終幕では、長い歳月が経ち
タチヤーナは美しく垢抜けて
侯爵夫人になっています。
自分を相手にしなかった
オネーギンから愛を伝えられ、
心を揺さぶられながらも
拒絶するラストシーンでは
彼女の気持ちに感じ入って
涙、涙でした…
超絶技巧で日本で人気のシムキン、
オルガ役のサラ・レインは
映画『ブラックスワン』で
ナタリー・ポートマンの
アンダーカヴァーを
やったダンサーです✨✨✨
このふたりのパ・ド・ドゥも
素晴らしくて
色々と見所が多い舞台でした