※2018年の記事を再アップしています。
 

【関連記事:王室ストーリー】

 

①沢山の夢を叶えてくれた、魔法のガトーショコラ

②全てのはじまりは、突然のパティシエ業務

③わずか1時間の会議中にひらめいた、ERICHE立ち上げプロジェクト

④命懸けてやってきたんです、私にチャンスをください。

 

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2015年7月末。

 

初めてドバイへ降り立ちました。

 

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気温44度という暑さ。

初めて食べる中東料理。

ラグジュアリーなホテル。

超高級車が当たり前に走っている光景…

 

幼い頃、テレビで見て

憧れた景色がそこには広がっていて。

 

全てにドキドキ、

夢に満ち溢れた時間でした。

 

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(↑チョコレート山盛り、この一皿で何十万円・何百万円で売られています)

 

関係者の方々とご一緒に

1週間ほど視察させて頂き、

たくさんの勉強させてもらいました。

 

 

そして帰国後、早速大きな

チャンスをもらいます。

 

 

2ヶ月後に参加する展示会で

自分のお菓子の試食を配って

マーケティングをしなさい。

 

と。

 

 

そこから2ヶ月の記憶は....

ほぼありませんw

 

 

実は視察から帰国するまで

ブランド名も決まっていない状態でした。

 

 

なのでまずブランド名を決め、

コンセプトやロゴを考え、

デザイナーを決め。

 

 

展示会で配るパンフレットの

料理撮影・パンフレットデザイン・

そこに載せる文章の作成、

 

 

現地で作るために必要な

食材の準備などなど…

全てを一人でこなしました。

 

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(↑パンフレットが出来たあがった時は泣きそうだったよ〜)
 

ブランド作りのノウハウは

実践で養いました。
 
誰かに習ったというよりも
レストラン時代の商品開発だったり、
 
いつか立ち上げたいという
気持ちがあったので、
 
プライベートでも常に情報に対して、
アンテナを張っていたように思います。
 
なので自然とできた感じというか。
 
 
落ち着いてからノウハウの本を
読んでみたのですが、
 
本に書いてあることそのまんまを
自然やっていました。
 
 
今思うと我ながら…
よくやったなと思いますw


火事場の馬鹿力じゃないですけど、
人って本気になれば
何にでもなれるんだと思います。
 

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(↑パンフレットの中)

 

そりゃ誰かに頼れるなら

頼りたかったですが、

 

何せプロジェクトの全容が

わかっているのは私しかいません。

 

 

細かいことは人に頼めても、

大枠は自分でこなさなくては

誰も助けられない状況だったのです。

 

 

おかげで2ヶ月間は本当に怒涛で…

打ち合わせに出向いた記憶が

チラホラある程度ですw

 

 

ちなみにERICHE(エリーシェ)という

名前もロゴもこの時にできました。

 

この名前もスルッと天から

降ってきた記憶ありです。

 

 

そしていざ!!!

 

展示会のためドバイへ経ちます。

 

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(↑出国時はすんごい荷物だった…)


アシスタントを連れ

1週間前に現地入りし、

 

買出し、仕込み、

調理を繰り返しました。

 

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もちろん試食は!

 

自信作であったビューティー

ガトーショコラです。

 

現地で食事をするたびに、

人様にお話ししました。

 

 

「王室へスイーツを届けたいのです。

この国の人を幸せにしたいのです。」

 

と。

 

 

言霊を信じて、
とにかく口に出していました。
 

試食を作りながら一人でも

ブツブツ言っていました。

(かなり怪しかったと思うw)

 

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 (↑朝から晩までには何百個作ったっけな...)
 

展示会は3日間の開催でした。

 

Dubai World Trade Centerにて行われ、

名だたる日本の大手企業さんが

集まるブースの隅っこで、

 

小さな机1台を貸してもらい

試食のディスプレイと

パンフレットを設置。

 

(ヒヤヒヤドキドキ..落ち着かなかったー)

 

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着物の会社さんがいらっしゃったので、

日本ブースの女性はみんな

浴衣を着付けてもらい♡

 

 

通訳さんにもお手伝いいただきながら

必死に試食を配り続けました。

 

 

「このガトーショコラが豆腐なの?」

「あなた天才ね」

「おいしい!それにコンセプトが最高におもしろいわ!」

「うちの国でビジネスしないか?」

 

などなど。

 

 

外人さんらしい嬉しいお言葉。

 

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たくさんの方々と

名刺交換することができ、

予想を超える良い反応。

 

 

展示会後、

深く興味を持ってくださった

企業に呼ばれる勢い。

 

この国にあるチャンスの多さは

想像以上でした。

 

 

そして展示会の経験は、

人生の中で大きな自信になったと

今振り返ると思うのです。

 

(マジで感謝しかなくて書きながら泣けてくる。。)

 

 

言葉の壁や文化の違いは

当然のことながら大きく、、

 

決して楽な数週間ではなかったのですが、

そんな疲れを吹っ飛ばしてくれる

運命の瞬間がやってくるのです。。

 

 

続く。

 

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