おはようございます。
美容料理家 松野エリカです。
最近、後輩ちゃんから仕事の相談を
されることが多くなりました。
どこの現場でもいつも自分が
年下だったので、
ああ、もうそういう年なんだよな。と、
気が引き締まりますw
私は専門学校を卒業してから
レストランの厨房へずっと勤務していました。
初めて入ったお店は女一人の完全男社会。
仕事に男女は関係ないので、
新人の登竜門である洗い物からのスタートでした。
１日８時間、ただひたすら洗い物を
する日が何ヶ月も続いた記憶は未だに鮮明です。
はじめの２週間くらいはテンションも
高いのでモチベーションも維持できるのですが、
ただひたすら洗い物をするって結構辛い。笑
食洗機の熱風で化粧は落ちるし
洗剤で手荒れするし、立ちっぱなしだし。
妙な体勢が続くので腰痛半端ない…
女子力なんて必要ナシ！でしたね〜
１ヶ月毎日続いたある日、
さすがに辛い
と思うわけですw
まぁ…逃げるのは簡単ですが
こんなことで逃げてたまるかと
持ち前の負けず嫌い発揮w
では、どうしたか。
なぜ、はじめに新人は洗い物を任されるのか。
それについて考えたのです。
そして続けて気づきました。
これができないと別のポジションに
いっても仕事ができない理由が
そこにはあったわけです。
料理で一番大切なことはなんでしょう？
それは段取りです。
家で料理する分には多少
マイペースでやっていても怒られません。
しかし現場はチームワークです。
料理は最も最高なタイミングで
お客様の席に持っていかなくてはいけません。
じゃ、いざ持って行こうとした時に
お皿が足りなかったら？
元も子もありませんよね。
そう考えると洗い物は現場仕事の
中で一番大切な役割を果たしています。
お皿が足りなくなってお料理が
台無しにならないように。
先輩が今何が必要なのか、
次に何が必要になるのか。
２歩も３歩も先を考え洗うものの
順番も考えていかなくてはいけない。
このことに気が付きました。
洗い物は完全裏仕事なので
とにかく効率とスピード重視です。
そうとわかれば効率の良いやり方を
見つけようと必死になりました。
基本的に私のいた現場は
教えてもらえる環境ではなかったので、
自分で聞きに行くか黙って後ろから
見て気づく以外方法がなかったので、
その当時は理不尽なことばっかり
言われてなんなの
！と、
思ったこともあったけれど（笑）
今考えるととてもありがたいですね。
言われる前にやる！精神を
鍛えていただきました。
先日の後輩は、
毎日のルーティーンが辛い。
なんで私がこれをやるの？って
嘆いてばっかりいるから
なぜそれがあなたに任されているのか
まず考え、そこでどうやったら
最高のパフォーマンスが出せるのか
考えてみたら？と、喝を入れました。
（あ！ちゃんと笑顔で言ったからね！
）
どんな仕事でも手を抜かないでいると
必ずどこかで誰か見ていてくれているからね！
彼女はハッとした顔で帰宅して
いったけどその後どうなっているでしょうね。
ブログ見てたら連絡して。笑
ああ、こんなこと書いたら
また男前だとか言われちゃうね
爆
人の相談受けながら、
自分も初心へ帰ったとある日の夜でした。