私が虐待されたことを母に打ち明けたのは、自分が妊娠した時でした。
虐待にあった人は自分の子供にも虐待してしまうという話を聞いたことがあったので、
自分が虐待してしまうのではないかと恐怖があったから、不安で不安で…
母に打ち明けました。
母は
「抱きしめてあげたい。帰ってきてからの様子がおかしかったのはそういうことだったのね」
と。
25年前経って、やっと平常心で話せました。
ずっと心の中で消化しきれない気持ちがあって、
話したら私も泣いてしまうし、きっとお母さんも取り乱すのかなと思ってなかなか言えませんでしたし、言うべきことではないという気持ちもありました。
私が叔母の家から自分の家に帰って辛かったこと
弟が私を見下していたこと
お姉ちゃんって呼んでくれなくて
お姉ちゃんって呼んでって怒ってましたね
私はお姉ちゃんだから、頑張れたから。
弟も頑張ってるからお姉ちゃんも頑張らないとっていう気持ちで支えられていた心だったので
現実を目の当たりにして、私はお姉ちゃんじゃなかったんだって
落ち込んでしまいました
もう一つ辛かったこと。
私がいない間に、家族で旅行に行っていたんです。
今思えば、弟の外泊で思い出を作るためと分かるんですが、当時の私は旅行のビデオをみて、
ものすごくつらかったですね
私が苦しんでいたときに、みんなで楽しんでいたんだって
そこからの私はひねくれて育ったと思います。
全然笑うこともなくなったり、
1人でムスッとしてることが多かったと母は言っていました。
そんな私をみて、母は更に厳しく育てないとと思っていたのでしょうね。
よく怒る母でした。