尖閣問題にアメリカが絡むとややこしい事に。
「尖閣、日米安保の対象」 米国防長官、防衛相らと会談 (朝日)
http://www.asahi.com/politics/update/0917/TKY201209170185.html
朝日の記事は続きが有料なので、紙媒体を見てみました。
今日9/18の朝刊(関西版)では、一面記事でパネッタ国防長官と玄葉外相・森本防衛相が会談。
尖閣諸島が安保の適用対象である事を確認したとの事。
でも「条約上の義務は守る」と言っただけですからね。
しかも記事によれば、自ら言ったのでなく記者の質問に答えての形。
「主権を守る対立では特定の立場は取らない」とシッカリ付け加えてるし。
この「条約上の義務」についてwikiを見てみると
wikipedia - 「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約」
日本国内のアメリカ合衆国の施設(軍事基地等)とその周辺(日本の一部地区)に対する危機に限定されると考えることもできる。アメリカ合衆国軍が行動する場合は、アメリカ合衆国憲法に従わねばならないと条文で規定されている。また、アメリカ合衆国憲法では在外のアメリカ合衆国軍基地が攻撃を受けた時は、自国が攻撃を受けたと看做され自衛行動を許すが、駐留国の防衛まで行う規定はない。
どうも安保では、「いざとなればアメリカが何もしない」解釈も可能らしい。
まあ当たり前の話で、わざわざアメリカが日本を守る訳が無いし。
でもアメリカの国防長官には、来日した目的が別にあるんでしょうね。
今回形となったのは、2基目の対弾道ミサイル「Xバンドレーダー」の日本設置。
名目上は対北朝鮮ですが、中国が反発してる所から見ると、十分対中にも使える性能だと思われます。
軍事マニアの人ならその辺判るのかな。
アメリカと対立してる立場からは、こんな見方も。
日米安保条約の拡大に関する日本外相の表明 (イランラジオ)
アメリカは、近隣諸国に対する中国の脅威を誇張することで中国をけん制しようとしています。このことから、玄葉大臣の表明により、日本政府は、アメリカがアジア太平洋で戦略的な目的を手にすることができるような道を整えようとしているのです。
アメリカの対中牽制に、日本が使われてると。
パネッタ国防長官は日本の次に中国を訪れ、梁光烈国防相と会談。
中国側との会談ではどうなったんでしょうか。
中国国防相「平和的解決を」=尖閣問題、米国防長官と協議 (時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012091800673
米中双方は軍事交流拡大についても意見交換し、パネッタ長官はソマリア沖アデン湾で最近、米中の海軍艦船が海賊対策のための合同演習を行ったことを評価。ハワイ沖で米海軍が主催する環太平洋合同演習(リムパック)への中国海軍艦船の参加を招請し、米中の交流拡大はアジア太平洋地域の平和と繁栄にも有益だと訴えた。
しっかり仕事してるようです。
アメリカは損得で中国と交渉。完全に今後の中国との関係を日本より優先してます。
それが外交ですよね。こういう人種は好きになれんけど。
ところでパネッタ国防長官は、安保以外の話もしていきました。
●オスプレイの協議進展を相互確認
さっそく首相が明日「安全宣言」を出すそうですね。
●「原発ゼロ」方針の説明を求める
9/18夕刊にちっちゃく記事が。先日クリントン国務長官も同様の横槍を入れてました。
森本防衛相は親米派を自認すると同時に、「脱原発は暴力的な社会主義思想」と主張する
強固な原発維持論者。
参考:『それでも日本は原発を止められない』 (産経新聞出版)
僕は原発脳なので、どうしてもこういう部分が気になります。
面倒くさいので端的に言うと、
「アメリカに守ってもらう代わりに、オスプレイで騒ぐな。原発は続けろ。」
って言われてるみたいで不愉快。
実際その方向で話が進みそうですしね。
でも、オスプレイの問題はあくまで飛行の安全性。
原発の問題は事故のリスク。
アメリカに守ってもらう事と引き換えにするのは筋が通りません。
僕の考えすぎですかねえ。
