「プルトニウム利用なければ」 「再処理せず」合意ほご (東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012082402000115.html
(要約)
福島第一原発事故の後、核燃料サイクル政策の選択肢を検討した原子力委員会の小委員会が、再処理で出るプルトニウムを使う見通しが立たない場合、再処理しないことで合意していたのに、検討途中で合意をほごにしていたことが分かった。
小委員会の座長は鈴木達治郎氏。
記事によると、委員会は3月以降複数回行われ、当初は委員7人の合意として
「再処理はプルトニウム利用計画がある場合のみ実施」という事になっていた。
しかし、5月以降の会合では、資料から合意の文言が消されている。
本紙の取材に鈴木氏は、原子力委の近藤駿介委員長や推進派の小委委員らから反発があったことを明かした。近藤氏からは「電力会社が『最後は必ず原発で使う』と約束すれば、いろんな理由の再処理があっていい」と、暗に現行施策の継続を求められたという。
5月初旬、第13回と第14回の間の時期に、
近藤駿介委員長と小委員会の推進派委員ら(個人名は不明)からの反発があったとの事。
そして第14回から、資料が消されたと。
個人名が判らない推進派委員について、まず小委員会のメンバーを確認してみます。
原子力委員会HP
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/tyoki_hatsukaku.htm
PDF:原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会の設置について
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/kettei/kettei110927.pdf
議事録を読んでないので各委員の発言は判りませんが、田中知氏と山名元氏は
核燃料サイクル推進派ですね。
伴氏は反対派、少し検索してみた所では松村氏・山路氏も再処理には反対姿勢。
又吉氏はよく判りませんでしたが原発稼動自体に賛成されてる様子。
まあ、ありそうな構図かと。
消された文言の部分も、僕には特定が難しいですが。
第13回の中に、かなり気になる資料がありました。
PDF:使用済み燃料の返送リスクについて(改訂版)
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/hatukaku/siryo/siryo13/siryo1-4.pdf
この資料も第14回では無くなってます。
核燃料サイクル計画が潰れると、現在六ヶ所に貯蔵されている使用済み核燃料は
それぞれの原発に返送されなければならない決まり。
当然、それぞれの原発の燃料プールが溢れてしまい、原発の稼動自体が成り立たなくなる。
日本原燃と青森県・六ヶ所村との間で、そういう協定があるのですね。
消されたのが果たしてこの資料なのか判りませんが、
サイクルを進めたい人達には不愉快な内容でしょうね。
で、今回の件で問題なのは非公式の遣り取りで圧力が掛けられている事。
不愉快な部分を公開の場でない所でコッソリ削除し、無かった前提で話を進める。
議事録にも残らないので普通は判らないと。
東京新聞はどうやって調べたのかな。
資料と議事録から辿ったのか、リークでもあったのか。
今回、時間をかけて調べた訳では無いので色々間違ってるかも知れません。
一応のまとめでした。


