2030年の原発比率について、政府の意見聴取会が始まりました。
「エネルギー・環境の選択肢に関する意見聴取会」
さいたま市で行われた第一回について、さっそく記事が出てます。
原発比率 議論深まらず さいたまで初の聴取会 (東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012071590070945.html
「国民の声聴く気ない」エネ環意見聴取会 議論進め方 批判次々 (東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012071502000118.html
「意見聴取会」ですからね。
下々の声をわざわざ偉いお方が聞きに来て下さる会ですから。
ボディチェックなんて基本中の基本。
後ろのお父さん、短パンにサンダル履きとか何考えてんです。
偉いお方がいらしてるんですよ。男性は燕尾服・女性は留袖でしょうが。
すみません、またいらん事を言いました。
こんな事ばかり書くから無意味に長くなるんです。
東京新聞の記事にもあるように、今回参加者は事前登録済みのわずか170人。
発言はその内9人だけ。事前に選んだメンバーで、それも発言時間は8分。
これだけでもう、この「意見聴取会」なるものの茶番性が判ります。
発言が許された9人にしても、抽選の過程は非公開。
案の定、いつもの展開になりました。
東北電役員が原発推進意見=「やらせか」と一時中断―聴取会 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120715-00000079-jij-bus_all
電力会社の役員が平気で入ってるんですもん。
メンバーを官僚が選んでる時点で、もう方向性は決まっている。だから茶番。
レベル7の事故が起きた後でも、まったくやり方が変わりません。
本当はこんな「意見聴取会」なんぞではなく、国民投票を前提にした「国民会議」こそ必要なんですが。
ワークショップを繰り返す事で、僕ら自身の民度を上げていく作業。
今回の茶番は残念ながら真逆ですが、それでも抗議の声を挙げる人は多かった訳で。
官僚は変わらなくても、国民の方は確実に変わってるんですね。
絶望なんかしてる場合じゃなさそうです。
2030年の原発比率については、まずこの選択肢自体が眉唾。
こないだのNHKスペシャルでも議論してましたが、原発比率を減らす=経済危機の意見が
Nスペでもやっぱり出てました。
しかしこれは「原発以外の条件を全く変えない前提」での話に過ぎない。
実際には原発比率が減ればそれに伴って新たな市場が生まれる。
それが産業構造改革であり、まさに日本が進むべき方向なのだと。
お察しの通り、宮台真司氏の受け売りです。僕は宮台氏の考え方に非常に影響受けてますから。
「現実的」でないと思われるでしょうか?「理想主義に過ぎない」と。
でも飯田氏や古賀氏、金子勝氏らの見解をも含めて見た場合、充分に現実的な話です。
むしろ「世界は原発推進だから日本も原発を捨てるべきではない」などと言う意見こそ、
原則も何もあったもんじゃない極めて夢想的な考えだと思います。
「真の理想主義者は現実主義者でなければならないのと全く同じ意味で、真の現実主義者は理想主義者でなければならない」
また長くなっちゃいました。
ここ最近自分の意見ばかり書く癖がついたみたいで困ってます。
読んでてしんどいブログにはしたくないんですけどね。
自分で読み返しても思いますから。何が悲しくて自分で書いたブログ読んで疲労しなきゃならんのか。
という訳で次回以降改善しまーす。
★追記
東京新聞の記事では、今回の運営が大手広告代理店の博報堂である事に言及してます。
契約額は非公開。
電通と並んでよく耳にする名前が、ここでも出てます。
