大阪市・此花区 「災害廃棄物の広域処理に関する説明会」 | テーさんのスミレカフェー

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本日19時から行われた説明会。


IWJの中継を視聴しました。


http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1

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以下、橋本市長の基本スタンス


●内部被曝のリスクは取るに足らない

●なぜなら国の基準で問題無いから

●よって健康被害は生じない。よって決定責任も生じない。発ガン等あってもそれは放射線が原因ではない。

●我々は普段から放射線を浴びて生活している。


この前提の上で橋本さんは、受け入れ反対の意見を「科学的根拠が無い」と言います。


最後の方ではもう感情論だけ。

「イヤだと言うのは一番簡単。楽ですよ。でもそれで日本全体として良いんですか?」


ちなみにこの発言の続き

「受け入れを決定すれば色んな責任も生じます」


だけど敢えて困難な道を自分は選ぶんだ、と言いたいのだと思いますが。


でも、その前にハッキリと「責任は取らない(正確には「責任自体生じない」)」と言ってますしね。


僕は必ずしも橋本市長を全否定する訳ではありませんけど、被曝リスクについては全然ダメだと思ってます。

今回の説明会を見ても、やっぱり同じでした。


判らない。


何故、事故前から普通に存在した自然放射線と、プラス上乗せされた今回の放射性物質を混同出来るのか。


何故、あれだけ批判精神に溢れた橋本さんが、ICRPのリスク評価に対しては全く無批判を貫けるのか。


これを理解しようとすると、かなり大阪市民はガッカリする事になりやしませんかね。



ところで、今日はお昼の13時からの大阪市議会でもガレキ問題が議題に上がってまして。

時間の都合で全部は視聴出来ませんでしたが、そこでもひどいものでした。


唯一、公明党の議員が広域処理に疑問を投げかけ食い下がってましたが、基本追認ムード。


名前は聞き取れませんでしたが、ある議員は「反対する扇動家には何を言っても仕方が無い」

「市長には石原都知事のようにガツンと言う姿勢を期待したい」等と発言してました。


またこの議員は「原発が事故を起こすリスクより、節電のリスクの方が大きい」とも。


信じられないかも知れませんけど、この人一応脱原発の立場から発言してたんですよ。

やっぱり僕も信じられません。



橋本さん、周りに恵まれなくなってきましたね。


単に「権力持たない相手には強気」なだけの人物なら、もう見限る時なのかなあ。





★追記


ICRPの線量評価は「科学的基準」ではなく「政治的・社会的基準」である事に、

橋本さんはもっと留意すべきだと思います。

(「合理的に達成できる限り低く」=as low as reasonably achievable : ALARAの原則)


ICRPの考え方の基礎となったのは、ABCCによる広島・長崎の放射線影響調査ですが、

加害者側による調査である以上、政治的利害と無縁では有り得ないのは当然です。


以前引用した中川保雄『放射線被曝の歴史』では、ABCC調査の数々の問題点が指摘されています。


1.調査対象時期が1950年以後の為、1950年以前の死亡者が全て除外されている

2.爆心地近くで被曝し、その後市外に移った被爆者(多くは若年層)が除外されている

3.調査対象は1950年時点で把握されていた直接被曝者28万3500人の、およそ4分の1でしかなかった。

 しかも2キロメートル以内とされ、遠距離・低線量被曝者の大半が除外された

4.高線量被曝者と比較対照したのが低線量被曝した集団である為、相対的に高線量被曝が過少評価され、

 低線量被曝者は切り捨てられる

5.2.の理由から調査対象に若年層が欠けており、年齢的に偏った集団になっている


この為、被曝リスクの評価はその出発点から問題を孕み、

後のチェルノブイリ事故の評価にも大きく影響する事になります。


橋本さんには是非「チェルノブイリ事故による死者数」をどう考えているのか聞きたい所ですね。


福島とチェルノブイリは違う、なんて言い訳は通用しません。

問うているのは事故の違いではなく、リスク評価の方法ですから。

両者は同一の方法。


ハッキリ答えられる質問です。






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