柏崎刈羽原発に搬入された核燃料輸送容器の一部に、封印漏れがあった件ですが。
封印ない核燃料容器、原発に搬入…柏崎刈羽東京電力 (読売)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120601-00000978-yom-soci
核燃料輸送容器「封印」なし 柏崎刈羽原発分で (毎日)
http://mainichi.jp/select/news/20120602k0000m040029000c.html
(要約)
核燃料加工会社「原子燃料工業」東海事業所(茨城県)から陸上輸送された輸送容器116基が
同日中に柏崎刈羽に到着。翌1日に作業員が点検した所、うち1基に封印が無かったとの事。
封印は金属製のワイヤーが用いられ、ふたが開かない構造になっている。
封印は盗難を防ぐため「原子炉等規正法」で義務付けられている。
まず、東電の再建計画は柏崎刈羽の再稼動が前提ですので、今回の輸送もその準備という事でしょうか。
封印漏れについて、以下のブログでまとめておられました。
「ざまあみやがれい!」様
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65808629.html
報道の比較がとても判りやすかったのですが、一点だけ。
参考に挙げておられたATOMICAの画像について。
これは「使用済み核燃料」の容器で、ATOMICAを見ると
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=11-02-06-10
未使用燃料はこちらとの事。今回の一件は搬入ですからこちらと思われます。
別に他人様の記事にダメ出しするのが目的ではなくてですね。
「未使用」と「使用済み」で危険度が大きく変わる事は周知の通り。
ラジオで小出先生もおっしゃってました。
20120530 たね蒔きジャーナル
http://www.youtube.com/watch?v=JG2shwPksqw
「(未使用の物とは)めちゃくちゃ違います」
「周辺にいる人が即死する位の危険物」
そんな物をトラックで輸送する訳ですから、「使用済み核燃料の輸送」は間違いなく大変危険な行為です。
故に今回の封印漏れも、「使用済み」「未使用」に関わらず我々一般の感覚では、「盗難」よりまず
「ふたが開かないように」を心配します。
使用済み核燃料は、未使用の物に比べて1億倍の放射能を持つという人もいます。
でも数値で示している所って、なかなか無いんですよね。
以下のページによると、ガラス固化体の場合は14000Sv/hだそうです。
よくわかる原子力
http://www.nuketext.org/mansion.html
これが「未使用の物」になると、さらに判りにくい。
具体的に何ベクレル・何シーベルトを知りたいのですが、判りませんでした。
知ってる方がおられたら、ぜひ教えて下さい。
ところで、最新号のフライデー(6・15号)に今回の輸送の記事が載ってます。
取材は井部正之氏。
パーキングエリアに停車中のトラックに井部氏が近づいた所、
荷台直近の線量は最大17.62μSv/hに達したとの事。
「近づかないように」との警告文は直径15cmの小さなマーク。
警官隊も配置されるが、一般人に警告する訳では無かったとの事。
まあ週刊誌ですから。いかがわしい雑誌に信頼なんて置けません。
こんな記事切り抜くのは僕みたいな馬鹿だけです。
たぶん石油のトラックが事故る方がずっと大変なんでしょう。そうに違いない。
最後に一応、種類別の核燃料輸送容器だけ紹介しときます。
MOX燃料 (関西電力)
http://www1.kepco.co.jp/plu/36.html
使用済み燃料
低レベル放射性廃棄物
ガラス固化体
天然六フッ化ウラン (以上 原燃輸送株式会社)
http://www.nft.co.jp/equipment/equipment4.html
BWR用核燃料38体用 (東京電力)
http://photo.tepco.co.jp/date/2011/201104-j/110413-01j.html


