1日から食品新基準 魚・肉・野菜100ベクレル(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012033100218
今日から新しい食品基準値が適用になりますね。
セシウムに限らず放射性物質は少ないに越した事はないので、
その意味ではまあ喜ばしい事かと。
せっかくなので、新基準の留意点をまとめておきたいと思います。
参考は以下の資料。
「食品中の放射性物質に係る基準値の設定」
「薬事・食品衛生審議会放射性物質対策部会報告書」
(リンク先下段)
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495110333&Mode=0
「食品中の放射性物質の新たな基準値について」
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/iken/dl/120117-1-03-01.pdf
各項目の()内は、ただの感想なので気にしないで下さい。
●「セシウムについて」食品からの年間許容線量を、5mSvから1mSvに
引き下げた。
(※事故による空間線量の上昇や吸入による被曝を無視で1mSvです)
●流通する食品の50%が汚染されているとする設定。乳児用については100%汚染食品の設定。
(※たとえば米国の1200ベクレルは、30%汚染食品の設定。)
(※乳児用だけ別の食材を使う家庭が、どれだけあるのか疑問では
あります。)
●セシウム以外の核種については、半減期が一年以上の核種はセシウムとの比率で計算し、合計して1mSvを超えないようにセシウムの基準値が設定される。根拠は保安院が公表している福一からの放出量試算値。
(※つまり実際の測定はしないという事。保安院の試算より汚染が大き
ければ、その分は存在しない事に。)
●ヨウ素131は、規制の対象としない(半減期8日と短く、2011年7/15以降食品からの検出例が無いため、との事)。
(※ご存知の通り、3300兆ベクレル放出のテルル129mから、半減期
1600万年のヨウ素129が生まれてます。)
●ウランは、規制の対象としない(測定の結果、放出量が極めて少ないと考えられるため、との事)。
(※放出量の数字って、いまだに出てないですよね。)
●「牛乳」の新基準は50ベクレルだが、「乳酸菌飲料」「発酵乳」「チーズ」等の乳製品は「牛乳」の区分に含めない。
(※乳幼児って、牛乳以外に乳製品けっこう飲食すると思うんですが。)
●乾燥食品は、原材料の状態と食べる状態の、それぞれで一般食品の基準値(100ベクレル)を適用。
●お茶は製造・加工後・飲む状態で飲料水の基準値(10ベクレル)を適用。
●一部の食品には経過措置期間が設けられる。
加工食品・・・3/31までに製造・加工・輸入の分は、賞味期限まで暫定規
制値を適用。
米・牛肉・・・新基準値は2012年10/1から適用となる。
9/30までに製造・加工・輸入される分は、賞味期限まで暫定
規制値を適用。
大豆・・・新基準値は2013年1/1から適用となる。
12/31までに製造・加工・輸入される分は、賞味期限まで暫定規
制値を適用。
(※今年いっぱいは、前の規制値で普通に売られるので注意。)
無論、厚労省の内部被曝推定では一年間食べ続けても問題無いとされてます。
ここはリスク評価の考え方の違い。
人間を直径30センチメートルの肉球と捉えた場合。
またセシウムのみに限っての場合には、問題無いと。
蛇足ですが、事故前の食品の汚染度は以下のページで判ります。
セシウムは137だけなので、僕は134と1:1で2倍して捉えてます。
日本の環境放射能と放射線
http://www.kankyo-hoshano.go.jp/study_flash.jsp?runmode=3
事故前はほとんどどれも、0・1ベクレル以下。

