南相馬市の粉塵ではないですが、汚泥濃縮についてこんな記事がありました。
郡山市県中浄化センター、5月の汚泥ダストから247万ベクレル
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/02/post_3277.html
(記事要約)
郡山市の県中浄化センターに保管されている溶融ダストから、
247万ベクレル/kgのセシウムが検出されていたことが24日判った。
溶融ダストとは、汚泥処理の過程でフィルターや炉内に残る粉塵。
問題のダストは昨年5月に回収・保管されていたもの。
同センターでは、昨年5月に汚泥と溶融スラグから高濃度のセシウムが検出されていた。
報道を遡って見ます。
下水汚泥から放射性物質 郡山の県中浄化センター(5/2)
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2011/05/post_1150.html
(要約)
汚泥・・・2万6400ベクレル/kg
溶融スラグ・・・33万4000ベクレル/kg(事故前の246ベクレル/kgの1300倍超)
スラグ周辺の空間線量(3m)・・・21μSv/h
汚泥の一部は県外のセメント業者に出荷。
これを受けて住友大阪セメントの対応は次の通り。
福島県下水汚泥に放射性物質 セメント栃木へ(5/9)
http://kyoto-seikei.com/11-0509-n3.htm
(要約)
栃木工場でのセメント生産・出荷を停止。
原料として受け入れた928トンの汚泥から生産されたセメントの一部が、
栃木県内や周辺地域にすでに出荷されているとの事。
その後5/14から生産・出荷が再開されている。
放射性物質含む汚泥でセメント生産 「安全」と出荷再開(5/23)
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20110520/547521/
(要約)
同社のセメントに含まれるセシウムは最大で454ベクレル/kg
独自に測定した線量は年間0・526mSvとのこと。
とりあえず記事を辿ってみました。
昨年かなり騒がれた一件でしたが、改めて見ると
汚染が流通に乗って広がっていくプロセスの一つがよく判ります。
セシウム合算で100ベクレル/kg以下になるなら、汚泥はセメントにして
流通できちゃいます。でも上のセメントがなんでOKなのかは判りません。
南相馬市の粉塵で判るように、郡山市の汚泥も実際はセシウム以外の
α・β核種を含んでいる疑いがあります。
γ線だけ見ていると、こういうのも全部見逃されてしまう。
247万ベクレルというのは、例の粉塵の倍以上の数値です。
㎡に換算したら×65で1億6055万ベクレル/㎡。
焼却で、これだけ濃縮されてるんですね。
濃縮は集めるという事なので、放射性物質が回収しやすくなる一面は
有ると思います。でも、別に回収目的では無いし、そもそも放射性物質を
扱う施設でも無いので、焼却炉が想定外の形で汚染されてるのは間違いない。当然そこで働く職員や、周辺の住民にもそれなりの危険が及ぶ。
僕がちょっと考えただけで、これだけ問題が出て来る訳ですが。
こういう問題を「充分に安全だから」と追及しない人は決まってます。
自分は被曝しない人達ですね。
偉い人が安全な場所から物を言って、末端がリスクを負うのは
ガレキ問題でも同じ。
また長くなっちゃいました。
どうもつまりません。