私はとてもずるくて汚い人間だ
そう言えばそんなことない!なんて言う人も居るだろうけど
それがあるんだよな
〜♪
静かな部屋にLINEの通知が響いた
梨加:明日のバイト変わってもらえたよ!
わざわざバイトを休んでもらいたいくらいの用事じゃなかったんだけどな、
申し訳ないなぁ…
そう思いながらも心の奥では
バイト休むくらい私の事好きなんだな、
自惚れてると自分でも思う
でも、これだけ自信をもって言えるくらい好きと言われたのは初めてで
いつまでも変わらない愛をくれるこの子に依存してる
理佐:わかった、明日連絡するね
梨加:明日なにするの?
理佐:大事なお話
期待させちゃうようなことを平気で言ってしまう
それはいつまでも好きでいて欲しいって思いからだ
でも、
梨加:ねるちゃんとはどうなの?
私はねるがすき。
ずっとずっと好きで、ずっとずっと忘れられないでいる
好きになった頃からねるには彼氏が居た
それなのにいつもいつも隣に居てくれて
理佐は特別な存在やけん
照れながら言ってくれた
そんな初恋にずっとずっと依存してる
梨加:大丈夫だよ。理佐ちゃんなら
いつでも頼ってね。
既読だけつけてなかなか返信してこない私に違和感を感じたのか
梨加ちゃんから励ましのメッセージをもらった
梨加ちゃんは今、
どんな気持ちで言ってるんだろう…
どんな顔で文字を打ったのか、
考えれば考えるほど
梨加ちゃんへの罪悪感と
ねるへの重たすぎる愛が
積もってく
でも、それも明日で最後だ。
変わらぬ愛をくれる梨加ちゃんは
ねるへの愛さえ受け止めて愛してくれる
ふとした時に可愛いなって思う
結婚して子供を育ててるんだろうな
そんなイメージさえ出来てしまう
こんなに愛してくれるのは梨加ちゃんしかいない
明日、明日…梨加ちゃんに、
〜〜〜♪
画面に大きく映された女の子の写真にドキッとしてしまう
いつもいつもそうだ、
私が他の子に目がいってるとき
この人はいつもその先に行かないように阻止する
理「もしもし…?」
ね「あ、久しぶりったいね〜」
理「なに…」
ね「冷たい!もー明日デートに誘ってあげようと思ったのに」
理「…彼氏にドタキャンされたの?」
ね「んー…理佐がよかったじゃ理由にならん?」
理「っ……」
明日は、梨加ちゃんと予定がある!
そうはっきり言えればいいのに、
ね「ダメやった…?」
理「あ、いや…」
ね「予定あった…?」
ほんとに…この人は、5年経っても私の心を掴んだまま離してくれない
ね「理佐…?無理には、言わんけん…ちょっとだけ、声聞かせて…?」
こんなこと言われたら、、、
理「会いたい……ねるに…会いたい…」
〜♪
梨加:明日楽しみにしてるね!
おやすみなさい。
ね「ンフフッよかった、明日楽しみやね〜」
ねるの楽しそうな声に
部屋に鳴り響いたLINEの音
ああ…また誰かを傷つけてしまう…