白の騎士が剣からウェーブを繰り出す。
ジャイロは反応が遅れ直撃を食らう。
後方に吹き飛ばされ、昇降口の壁に身体を打ち付けたジャイロは、その衝撃で変身が解ける。
「ぐっ…!」
身体を起こそうとするアインの喉元に、変身を解いたイーサンが剣を突き付ける。
「僕は君の敵じゃない!」
今までの穏やかな表情とは違い、厳しい表情でアインを睨みつけた。
「君はどうやら早合点するのが欠点のようだ。この学園で、僕達が変身できる事を知られるのはマズいんだ。」
イーサンは少し哀しそうな表情で言った。
「お前も、ミッションで動いているのか?」
アインは、剣を突き付けられた状態で尋ねた。
「おとなしく話を聞くかい?」
アインは黙って頷いた。
イーサンがニノと出会い、アインの事を知り、アインが学園に潜入する事を知ったイーサンが、接触を試みた話をアインは聞いた。
「僕とニノ。そしてアイン。だけど、まだ僕達と同じように、HUMAXに抵抗している人がいるらしい。」
イーサンが真剣な表情で話す。
「君がこの学園に潜入したのも、何かあると踏んでの事だろ?」
「ああ。」
「気に入らないかもしれないけど、君が学園にいる間は、共同戦線で行こう。君のミッションを、僕がフォローする。」
「信じていいのか?」
「もちろん!」
イーサンが屈託のない笑顔で答える。
「僕が裏切ったと思ったら、その場で後ろからでも構わないから、斬ってもらって構わない。」
アインは、イーサンの顔からこの言葉が、嘘偽りのない言葉と確信する。
「わかった。信じよう。」
アインは、イーサンの肩を叩き校舎へ戻る。
「不思議な奴だ。」
アインは口元を緩めながら呟いた。
暫くして、イーサンも校舎へ戻る。
昇降口の物影から、アインとイーサンとは別の人物の人影が写る。
アインは、イーサンから校舎の詳しい間取りを聞き、理事長室に向かっていた。
イーサンの話によれば、学園は実質理事長が支配しており、理事長もHUMAXの幹部と繋がりがあるらしい。
「ただの生徒の情報としては詳し過ぎるが…。」
アインは、イーサンにはまだ裏があると感じていた。
アインが理事長室の前に来る。
ドアはやはり鍵がかかっていた。
アインは手慣れた手つきでピッキングし、理事長室に忍び込む。
木目調の家具があり、美術品等が飾られていた。
アインは、デスクにあるパソコンに向かう。
電源を入れるが、ロックされていた。
アインは、パスワードを破りパソコンを起動させた。
デスクトップや、ファイルに探しているデータがないのがわかると、キーボードを叩き、過去に消去されたデータを復元させた。
あるデータを見たアインの目が変わった。
「これは…?」
そこには、生徒名と日付、○と×が印されていた。そして、クォークという単語があった。
アインは、データをUSBメモリーにコピーする。
「!?」
アインは、廊下に人の気配を感じる。
すぐさま、ドアの近くに行き、外の気配に気を配る。
どうやら足音を忍ばせているらしい。
尾行するには素人とアインは感じた。
外にいる人物がドアに手を掛けた瞬間、アインは思い切りドアを引いた。
外の人物はその勢いで、部屋の中に勢い良く入ってしまう。
アインは、その人物の手を後ろに回し口を塞ぎ、壁に押し付けた。
「お前は…!」
続く
ジャイロは反応が遅れ直撃を食らう。
後方に吹き飛ばされ、昇降口の壁に身体を打ち付けたジャイロは、その衝撃で変身が解ける。
「ぐっ…!」
身体を起こそうとするアインの喉元に、変身を解いたイーサンが剣を突き付ける。
「僕は君の敵じゃない!」
今までの穏やかな表情とは違い、厳しい表情でアインを睨みつけた。
「君はどうやら早合点するのが欠点のようだ。この学園で、僕達が変身できる事を知られるのはマズいんだ。」
イーサンは少し哀しそうな表情で言った。
「お前も、ミッションで動いているのか?」
アインは、剣を突き付けられた状態で尋ねた。
「おとなしく話を聞くかい?」
アインは黙って頷いた。
イーサンがニノと出会い、アインの事を知り、アインが学園に潜入する事を知ったイーサンが、接触を試みた話をアインは聞いた。
「僕とニノ。そしてアイン。だけど、まだ僕達と同じように、HUMAXに抵抗している人がいるらしい。」
イーサンが真剣な表情で話す。
「君がこの学園に潜入したのも、何かあると踏んでの事だろ?」
「ああ。」
「気に入らないかもしれないけど、君が学園にいる間は、共同戦線で行こう。君のミッションを、僕がフォローする。」
「信じていいのか?」
「もちろん!」
イーサンが屈託のない笑顔で答える。
「僕が裏切ったと思ったら、その場で後ろからでも構わないから、斬ってもらって構わない。」
アインは、イーサンの顔からこの言葉が、嘘偽りのない言葉と確信する。
「わかった。信じよう。」
アインは、イーサンの肩を叩き校舎へ戻る。
「不思議な奴だ。」
アインは口元を緩めながら呟いた。
暫くして、イーサンも校舎へ戻る。
昇降口の物影から、アインとイーサンとは別の人物の人影が写る。
アインは、イーサンから校舎の詳しい間取りを聞き、理事長室に向かっていた。
イーサンの話によれば、学園は実質理事長が支配しており、理事長もHUMAXの幹部と繋がりがあるらしい。
「ただの生徒の情報としては詳し過ぎるが…。」
アインは、イーサンにはまだ裏があると感じていた。
アインが理事長室の前に来る。
ドアはやはり鍵がかかっていた。
アインは手慣れた手つきでピッキングし、理事長室に忍び込む。
木目調の家具があり、美術品等が飾られていた。
アインは、デスクにあるパソコンに向かう。
電源を入れるが、ロックされていた。
アインは、パスワードを破りパソコンを起動させた。
デスクトップや、ファイルに探しているデータがないのがわかると、キーボードを叩き、過去に消去されたデータを復元させた。
あるデータを見たアインの目が変わった。
「これは…?」
そこには、生徒名と日付、○と×が印されていた。そして、クォークという単語があった。
アインは、データをUSBメモリーにコピーする。
「!?」
アインは、廊下に人の気配を感じる。
すぐさま、ドアの近くに行き、外の気配に気を配る。
どうやら足音を忍ばせているらしい。
尾行するには素人とアインは感じた。
外にいる人物がドアに手を掛けた瞬間、アインは思い切りドアを引いた。
外の人物はその勢いで、部屋の中に勢い良く入ってしまう。
アインは、その人物の手を後ろに回し口を塞ぎ、壁に押し付けた。
「お前は…!」
続く