女性たちの声 パプアニューギニア
女性が森林から食べ物、水、薪などを集めて家族を養うことは多くの共同体で行われています。森林の健やかさは大切なことですが、女性は森林管理についての意思決定からはずされています。多くの国で、もっと女性の声を森林の問題について取り入れようというプログラムがすすめられています。
市場に出す マリ
西アフリカを訪ねれば、地域の市場に、果実、植物、スパイスなど森林から採集されたものを売る女性であふれているのに出会います。このような非木材製品の販売収益に頼っている家族がたくさんいます。経済開発プロジェクトは、女性が、市場についての情報を得たり、その他のリソースを活用できるようにすることで、家族の収入を増やそうとしています。
地域の主導権を強くする ボリビア
多くの国で、森林に頼っている人々にこそ森林管理計画の主導権をわたそうとしています。その結果はさまざまです。ボリビアでは、地域が違法な農地開発、木材伐採、放牧を帽子しようとパトロールを始めました。しかし、他の地域では、材木を製材会社に売ってしまい、短期的な利益は得たものの、将来的な展望にはつながりませんでした。
コミュニティ林業 タンザニア
タンザニアでは、政府が森林経営に失敗した場所で成功したコミュニティがあります。地域の森林保全の権利を得て、いくつかの村がはげ地になっていた土地に植林し、泉を再生し、牧畜道路を閉鎖したりすることで、森林からの収入を増やす事に成功しました。
チョウチョと暮らす メキシコ
中央メキシコにあるオオカバマダラ保護区では、38の地域共同体が、何百万もの渡りをするチョウチョとともに暮らしています。違法な伐採、農業、観光がこのチョウチョの生息地を破壊しています。非政府組織や地域の人々は、家を建てたり、煮炊きをするのに、より少ない木材や薪で行う方法や、農業の方法の改善、観光の影響を少なくすることなどを学んでいます。
暮らしぶりを守る ロシア
何百もの先住民の集団が、動物を放牧し、狩猟し、採集して暮らしています。シベリアの森林とツンドラでの彼らの伝統的な生活は木材伐採、鉱山開発、汚染によって脅かされています。先住民の人々は彼らの自然と共生する文化と権利を守ろうと、力を合わせています。
森林に投資する ニュージーランド
ニュージーランドの植林された森林の14%は、先住民族のマオリによって所有されています。彼らは、植林と商業的な林業がこれからの経済、職やその他の利益にとって大切な役割を果たすと考えています。
華々しい緑 米国
太平洋岸北西部の森林にあるシダ類やその他の緑色植物は世界に輸出されています。木材収穫が減少するに伴って、これらの花をつける植物が、地元の共同体にとって大切な収入源になってきたのです。持続可能な林業をすすめている人々は、この成長産業が、適切に規制されていけばも環境も経済も満たすことができるようになると考えています。
ガム メキシコ
古代のマヤ族の人々はチクルと呼ばれるサポジラ(Manilkara zapota)の樹汁を噛んでいました。19世紀になって、一人のニューヨーク出身車がこの天然のラテックスに砂糖と香料を加えて売り出し、またたく間に大成功しました。いまのチューインガムはほとんどが合成された素材で作られていますが、チクルは小規模ながらも収穫され続けています。
p.25
芸術 ニュージーランド
口承伝承によると、マオリの人々が行う木彫の技術は、海の神タンガロアによって与えられたものだということです。今日の芸術家たちもまた、装飾的で霊性的なデザインで地元産の木を彫るのです。
電信柱 米国
ダクラスフアー(Pseudotsuga menziesii)は、北米の家庭やビジネスへと電線と電話線をひくための電柱にもっともよく使われている素材の一つです。アメリカ高速道路網沿いには、8800万本もの電柱があります。
線路の枕木 米国
世界の大規模線路網は、文字通り木でできています。線路の下に敷かれる長持ちする木製の枕木は何千キロもの重さに耐えます。木材はjいまも枕木市場の90%以上を占めているのです。
澄んだ水 米国
ニューヨーク市は、水道水の質の高さで有名ですが、その水は森林に覆われたキャッツキル山脈の流域から自然に濾過したものです。1997年、市は60-80億ドルの建設費がかかる浄水装置の建設よりはむしろ流域保全のために10億ドルを支出しました。
きれいな空気 米国
木々はわたしたちが呼吸する空気をフィルターし、二酸化炭素と汚染物質を吸収し、酸素を放出します。ワシントンD.C.だけでも、都市近郊の木々と森林は、毎年395,100kgの汚染物質を吸収しています。
メイプルシロップ カナダ
1600年代に、北米先住民は、開拓者たちにメイプルの樹液から砂糖を作ることを教えました。いまやカナダは28,000トンものメイプルシロップを30カ国以上に対して輸出しています。シェアは85%にもなります。一本のメイプルの木(Acer saccharum)から毎年1リットルのシロップを作るのに十分な樹液が採れます。
ブラジルナッツ ペルー
アマゾンの熱帯林に広がるブラジルナッツ(Bertholletia excelsa)の自然林から貴重な商品作物の木の実が採れます。ブラジルナッツの市場は森林保全を助け、同時に地域の人々に収入をもたらしています。ペルーでは、ブラジルナッツの林地は、地元の家族によってほとんど管理されています。
気候 ブラジル
地球規模の気候変動を緩和するだけでなく、森林は地域ごとの機構にも影響を与えます。アマゾンでは、森林は湿度を保ち、気温を調整しています。木々はアマゾンの雨量の半分をリサイクルしています。つまり、朝木々から蒸発した水は午後雷雨となって帰ってくるのです。
シアナッツ ブェルキナファソ
シアの木(Vitellaria paradoxa)の実は50%の油分を含んでいます。地元では長らく調理、化粧、軟膏、石けんとしてつかわれてきました。また、国際的な化粧品、食品、薬品産業からのニーズが高まっているため、それを採集する女性にとっては大切な収入源になっています。
紙 フィンランド
フィンランドは、世界の森林面積の0/5%の森林しかないのに、世界の印刷用紙の25%を供給しています。紙およびその材料の木製パルプは、森林製品の国際取引の半分以上を占めているのです。
レクレーション フィンランド
世界のどこでも人々は森でキャンプ、魚釣り、ハイキング、狩猟、木の実摘み、乗馬、散歩、探鳥などの活動を楽しんでいます。ヨーロッパの一部では、民有地であっても、一般の人々がレクレーションでつかえるようにしなければならないことになっています。フィンランドの市民は、すべての森林に対する公共的アクセス権を広く享受しています。
家具 ロシア
わたしたちの地球規模の経済では、米国で売られているスウェーデンのデザインの家具がロシアで育った木から中国で作られていたりします。生産者は世界でもっとも賃金や原材料が安いところのメリットを求めます。ロシアでは、陸地の70% が森林で、しかも9時間の時差にまたがる領土を持ち、木材は世界の他の地域に比べれば格安の価格で買えるのです。
土壌 マダガスカル
木々とその他の植生が土壌を保っています。焼き畑農業、過剰な木材伐採、過放牧などによる激しい土壌流出によってまだかスカルの原生林は再生できなくなりました。マダガスカルの森林という生息地に生きていた動植物は、地球上のどこにももう存在しないのです。
ユーカリ油 中国
西洋諸国に150年ほど前に紹介された精油であるユーカリ油は、咳や筋肉痛を含むさまざまな症状に対して処方されます。香りづけ、クレンザー、虫除けとしてもつかわれます。ユーカリの木(Eucalyptus globulus)はオーストラリア原産ですが、中国がいまや世界一の生産国です。
竹 中国
「貧乏人の材木」と呼ばれる竹(Bambusoideae)は、実際には草本類です。アジア諸国では経済的に重要な役割を果たします。一日に1メートルも成長し、もっとも速く成長する木の三倍の速さです。竹は食べ物から建築物、家具、道具と、何にでも使われます。
ジュジュベ 中国
森林から採れる木の実は重要な食料源であり、収入源となります。ジュジュベあるいはチュウゴクデーツ(Ziziphus jujuba),と呼ばれる木の実はビタミンCが豊富で、何世紀にもわたって医療用に使われてきました。今日では、この木が荒れた土地でもよく育つため、砂漠化を防ぐために植林され、地域の収入につながっています。
船 タイ
サンパンは、東南アジアの川、湖、運河、入り江などでよく使われています。この平な底の、手漕ぎボートは、移動、魚釣り、さらには家として使われています。
キノコ 台湾
制癌作用のあるキノコ、Antrodia camphorate,は台湾にしか生えません。しかも、絶滅の恐れのあるcamphorという木の内部に生えています。薬効と希少さのために、このキノコは一キロ何千ドルもの値段で取引されています。生物化学会社は、天然ものと同じものを人工で作り出そうとしています。
薬効のあるハーブ ネパール
ヒマラヤの森林と牧草地から、毎年何千トンもの薬効のある、アロマのハーブが地元の人々によって収穫されています。収穫されたもののほとんどは輸出されます。この取引によって、経済発展と過剰利用に対する関心が生み出されています。
神聖なる木々 インド
世界で木々は霊性的な宗教的な生活にとって大切にされています。仏教の伝統によれば、ブッダは木の下に座って瞑想し、悟りを開いたと言われています。(ボデイ)菩提樹(Ficus religiosa)は、ヒンズー教徒にとっても聖なる木で、いちじくの一種です。
SALの葉 インド
Salの木(Shorea robusta)の葉を集める事で、多くの女性が収入を得ています。その葉を編んで皿にするのです。使い捨てできてしかも生物分解するこの皿は、国際市場にも広がっています。オリッサ州では、このような非木材製品が地元の過程の収入の40%にもなっています。
茶 タイ
タイ北部の森林に村があって、その村では自然の茶の木(Thea sinensis)から緑茶を収穫し、販売しています。村人は追加的な植樹をしながら、緑茶を得ていますが、その収入が村全体を支えています。
ゴム マレーシア
天然のゴム、あるいはラテックスは、Hevea brasiliensisの木から採ります。ゴムの木はブラジル原産ですが、85%の世界の生産はアジアです。1800年代に大規模プランテーションが始まったからです。合成化合物が現在では入手できますが、天然ゴムは市場の1/3を占めています。
スパイス インドネシア
スパイスはその多くが熱帯林の木々の樹皮、樹液、果実、枝、葉、根、花、あるいは種からとられています。ナツメグ(Myristica fragrans)は、東インドの「スパイス諸島」原産の常緑樹の種から採られます。メイスというスパイスは、その種の明るい赤の皮膜です。スパイスの取引は、普通は、熱帯から世界へと流れます。
レチン
Almaciga resin, or Manila copal (Agathis philippensis),はラッカー、リノリウム、ペンキ、プラスティック、印刷用インキ、石けん、ニスの成分で、輸出からの収入の主要なものです。伝統的な方法では、木を損傷し、からしてしまっていたのですが、樹液を採る新しい持続可能な方法が取って代わりつつあります。
武器 日本
中世の武器は、木でできおり、現代の武術家たちも、木でできたさまざまな刀、棒、槍などを使います。日本のフェンシングである剣道では、樫の木その他の堅材からつくられた木剣あるいは木刀が使われます。
生物的多様性 オーストラリア
オーストラリアの植物と動物は、地球でここにしかありません。オーストラリアの生物多様性の半分以上は、森林と林地にあります。生物的多様性は自然環境の健康、大気と水の質を浄化する、土壌を豊かにするなどのために重要です。
山岳地帯の森林 アルメニアとグルジア
急峻な陸地に阻まれているため、高地の森林生態系には、そこにしかない種がよく見つかります。山岳地帯の森林は、水資源を保全する、土壌流出や洪水を止めるなどに大切な役割を果たしています。世界のもっとも深い密林は山岳地帯にあるのですが、農地、薪、建築資材などに対する高い需要が森林に大きなプレッシャーをかけています。グルジアとアルメニアでは、これらの生息地を保全するための国家計画をたてました。
ジャガー 米国
北中南米に広がる自然環境のほとんどの場所でジャガーは絶滅の危機にあります。メキシコの北の国境付近では特に希少です。森林生息地の消失、人間による捕獲、違法な狩猟などが減少の理由です。ジャガーはそのすばらしい毛皮のために、また家畜を守るために殺されます。
マカウ ブラジル
マカウはオウムの中でももっとも絶滅の危機にある種です。その中で、ヒヤシンスマカウは成功した物語です。人工的な巣箱の設置プログラムおよび公共的な教育によって違法なペット取引をなくすことで、マカウの数は、場所によっては回復しています。しかし、木材伐採や農地の開発などによる森林生息地の消失によって、いまもまだ絶滅の危機にあります。
イベリアリンクス スペインとポルトガル
イベリアリンクスは、すべてのネコ類の中でもっとも絶滅の危機にあります。これから10-20年で、野生のものは絶滅するでしよう。その生息地である林地と灌木林が失われ、ばらばらになり、餌になる動物の数も減ったために、いまでは200頭しかいません。政府、民間土地所有者、保全組織が生息地管理計画と、捕獲して増やす計画に合意しようと努力しています。
ブッシュミート コンゴ民主主義共和国
野生生物を狩猟すること、特に、particularly duikers, pigs, porcupines, and primates - for bushmeatは長く確立した伝統であり、収入源です。しかし、需要の拡大、森林へのアクセスの増加、ブッシュミートの販売の拡大が生物的多様性を脅かしています。野生生物保全の活動家たちは、種と生息地の保全を向上し、地元社会に経済的な代替案を作り出そうとしています。
オランウーンタン インドネシアとマレイシア
オランウータンは「森の人」という意味です。この大型猿人類の個体数が90%も激減してしまったのは、大きくは森林生息地の破壊の結果です。木材伐採、農業、プランテーションが主要な脅威であり、そこに狩猟も加わります。オランウータンを絶滅の危機から保護するためには、広大な保護区の設立と、肉と固体の取引を規制する必要があります。
森のカリブー カナダ
寒帯森林の「灰色の幽霊」は、天敵から身を守り、食料とするゆっくりとしか育たない地位類の保護のためにとても広い成熟した森林を必要とします。ユーコンからニューフォンドランドまで、カナダ全体に広く分布した個体数も、生息地において開発、道路建設、農業、伐採、鉱山、石油や天然ガスの開発などがすすみ、激減しています。アルバータでは、森のカリブーは絶滅危惧種のリストに乗せられており、7000頭以下しか残っていません。
海面上昇 ツバル
いくつかの予測によると、ツバルとその他の標高の低い島々の諸国は、地球気候変動による海面上昇のために50年以内に消えると言われています。森林破壊はその原因の一つです。森林をなくしてしまうことは、光合成による炭素の吸収を減らします。化石燃料を燃やすことは、大気中に熱を閉じ込める炭素ガスの排出を増加させます。
マングローブと沿岸コミュニティ インドネシア
インドネシアは、世界のマングローブ林の1/4を持っています。熱帯および亜熱帯の沿岸線に広がるこれらの木々、灌木は、世界の中でも生産性の高い生態系を保っています。何千もの沿岸の村落は、マングローブ林から薪、魚、その他の産物を得ています。しかし、世界でマングローブ林は、川がダムでせき止められ、広大な部分が田んぼや魚やエビの養殖地に転換されることで、縮小しているのです。
p.29
森林の農地への転換 台湾
先進国でも途上国でも農業は森林破壊の主要な原因です。特に急峻な斜面での農業は、生態系にとって損害が大きいのです。というのも、過剰な耕起、殺虫剤の使用、土壌流出などが起こるからです。台湾における有機農業による田んぼづくりは、農業者に、栽培する作物を変えること、化学物質に頼らない害虫の駆除、耕す量を減らすなどの努力を伝えています。
気候変動 地球
地球規模で気温および海面が上昇していることは、二酸化炭素、メタンなどの「温室効果ガス」と呼ばれる大気中に熱を閉じ込める働きのある気体のせいだと言われています。森林を伐採し、化石燃料を燃やすことは、問題の一部なのです。
貧困と森林破壊 ブラジル
毎年、アマゾンの森林が農業と牧畜のために何千平方キロメートルも燃やされています。燃やしているのはほとんど貧困な土地なし農民たちです。森林の最前線へと押し出され、彼らは破滅的な焼き畑農業をするしかないのです。複雑な貧困と土地所有の問題に直面して、ブラジル政府は地元のコミュニティや非政府組織とともに持続可能な農業のやり方をすすめようとしています。
プランテーション ニュージーランド
プランテーションは、主にアジア、オセアニア、南米に広がっています。そこから1/5の世界の木材需要に応えています。ニュージーランドでは、速く育つ柔らかい木質のプランテーションが99%の年間木材収穫につながっています。そのおかげで、残された天然林は、保護区として取りのけられて保全されているのです。
燃料用木材 マリ
木を使って調理し、暖をとっている人々は、田舎中心に、5億人にものぼります。燃料用の木材は世界の木材消費量の半分にもなるのです。供給が減っている地域では、薪の採集は森林を劣化させ、土壌流出や地滑り、洪水を起こします。貧困をなくし、所有権を確立し、代替の燃料を導入することで、この重要な資源の持続可能な利用をすすめることができるでしょう。
単一樹種の植林 デンマーク
デンマークでもっとも重要な樹種はNorway spruce (Picea abies)です。デンマークに200年前に導入されたとき、このスプロースは単一種植樹をされていました。単一種職年は、昆虫の攻撃に対して弱く、また風にもなぎ倒されやすかったのです。いま、デンマークではノルウェースプルースを他の樹種と混合して植林し、風、昆虫、病気の害から守ろうとしています。
絶滅の危機にある植物 インド
インドには1800種類もの薬効のある植物があります。Ashoka tree (Saraca asoca)は過剰採取、無駄の多い加工法、生息地への人間の侵入などによつて脅かされています。質の悪くなった土地で、耕作するプログラムも始まっています。現在提案されている全国希望での生物的多様性情報ネットワークでは、それらの輸出作物でもある植物の種を記録することになるでしょう。
洪水 バングラデッシュ
洪水平原にあるバングラデッシュでは、森林の消失、都市化、海面上昇は、破滅的な組み合わせとなっています。自然の川の運河は、森林がなくなつた土地かせの土の流出や住宅や道路を建設するために埋め立てられたりしたため、毎年のモンスーンの流れを受け止められないようになっています。政府が作った川の護岸と排水システムが少しの助けにはなっていますが、さらに森林管理の実践を行ない、洪水の警報システムを導入することが求められています。
砂漠化 中国
吹き飛ばされた砂が農地の息を止め、北京はしばしば砂嵐に見舞われています。植生と表土がはぎ取られ、2500平方キロメートルが毎年砂漠になっています。この変化は、森林伐採、放牧、薪の採集によるものです。広がるばかりの砂漠に対して、中国は、世界最大の植林をすすめています。
火事 インドネシア
1997-98年にかけての大きな森林火災が世界の注目を集めました。火事は生存のための農業と商業的な植林を目的として、使われました。厳しい自然環境条件と、モニタリングの不足が、何ヶ月もの間、火事がコントロール不可能になり、大気を汚染し、森林生息地を破壊する結果となったのです。
地滑り 台湾
この山岳が多い風景では、森林破壊は頻繁に起こる地震や嵐の影響を何倍にもしてしまいます。大規模な泥土流は村を瞬時に埋めてしまいます。排水を改善するために、台湾政府は大規模な植林を主導し、洪水警告システムをつくり、急峻な斜面を安定させるプログラムを開始しています。
塩分 オーストラリア
水のトラブルが起こると、何千年も地中に貯められていた塩が、水とともに地表に運び出され、何百ヘクタールもの農地を塩砂漠にになっています。問題は、天然の植生を農地のために伐採してしまったことから起こっています。問題に対処するために、オーストラリアは、より根が深くのびる元の樹種や灌木を植林しようとしています。
土地所有 ポーランド
東ヨーロッパの諸国は森林の所有を民間に戻しつつあります。結果はさまざまです。民有は地元の管理と収入を増やし、植林を奨励しますが、小さな、ばらばらになった土地所有は、経済的にはよくないかもしれません。ポーランドは、140万人もの森林所有者が、平均5ヘクタール以下の森林を持っています。森林をよりよく保全したいという希望は、環境意識と財源の欠如、そして保全のための枠組みの弱さという問題に直面しています。
女性が森林から食べ物、水、薪などを集めて家族を養うことは多くの共同体で行われています。森林の健やかさは大切なことですが、女性は森林管理についての意思決定からはずされています。多くの国で、もっと女性の声を森林の問題について取り入れようというプログラムがすすめられています。
市場に出す マリ
西アフリカを訪ねれば、地域の市場に、果実、植物、スパイスなど森林から採集されたものを売る女性であふれているのに出会います。このような非木材製品の販売収益に頼っている家族がたくさんいます。経済開発プロジェクトは、女性が、市場についての情報を得たり、その他のリソースを活用できるようにすることで、家族の収入を増やそうとしています。
地域の主導権を強くする ボリビア
多くの国で、森林に頼っている人々にこそ森林管理計画の主導権をわたそうとしています。その結果はさまざまです。ボリビアでは、地域が違法な農地開発、木材伐採、放牧を帽子しようとパトロールを始めました。しかし、他の地域では、材木を製材会社に売ってしまい、短期的な利益は得たものの、将来的な展望にはつながりませんでした。
コミュニティ林業 タンザニア
タンザニアでは、政府が森林経営に失敗した場所で成功したコミュニティがあります。地域の森林保全の権利を得て、いくつかの村がはげ地になっていた土地に植林し、泉を再生し、牧畜道路を閉鎖したりすることで、森林からの収入を増やす事に成功しました。
チョウチョと暮らす メキシコ
中央メキシコにあるオオカバマダラ保護区では、38の地域共同体が、何百万もの渡りをするチョウチョとともに暮らしています。違法な伐採、農業、観光がこのチョウチョの生息地を破壊しています。非政府組織や地域の人々は、家を建てたり、煮炊きをするのに、より少ない木材や薪で行う方法や、農業の方法の改善、観光の影響を少なくすることなどを学んでいます。
暮らしぶりを守る ロシア
何百もの先住民の集団が、動物を放牧し、狩猟し、採集して暮らしています。シベリアの森林とツンドラでの彼らの伝統的な生活は木材伐採、鉱山開発、汚染によって脅かされています。先住民の人々は彼らの自然と共生する文化と権利を守ろうと、力を合わせています。
森林に投資する ニュージーランド
ニュージーランドの植林された森林の14%は、先住民族のマオリによって所有されています。彼らは、植林と商業的な林業がこれからの経済、職やその他の利益にとって大切な役割を果たすと考えています。
華々しい緑 米国
太平洋岸北西部の森林にあるシダ類やその他の緑色植物は世界に輸出されています。木材収穫が減少するに伴って、これらの花をつける植物が、地元の共同体にとって大切な収入源になってきたのです。持続可能な林業をすすめている人々は、この成長産業が、適切に規制されていけばも環境も経済も満たすことができるようになると考えています。
ガム メキシコ
古代のマヤ族の人々はチクルと呼ばれるサポジラ(Manilkara zapota)の樹汁を噛んでいました。19世紀になって、一人のニューヨーク出身車がこの天然のラテックスに砂糖と香料を加えて売り出し、またたく間に大成功しました。いまのチューインガムはほとんどが合成された素材で作られていますが、チクルは小規模ながらも収穫され続けています。
p.25
芸術 ニュージーランド
口承伝承によると、マオリの人々が行う木彫の技術は、海の神タンガロアによって与えられたものだということです。今日の芸術家たちもまた、装飾的で霊性的なデザインで地元産の木を彫るのです。
電信柱 米国
ダクラスフアー(Pseudotsuga menziesii)は、北米の家庭やビジネスへと電線と電話線をひくための電柱にもっともよく使われている素材の一つです。アメリカ高速道路網沿いには、8800万本もの電柱があります。
線路の枕木 米国
世界の大規模線路網は、文字通り木でできています。線路の下に敷かれる長持ちする木製の枕木は何千キロもの重さに耐えます。木材はjいまも枕木市場の90%以上を占めているのです。
澄んだ水 米国
ニューヨーク市は、水道水の質の高さで有名ですが、その水は森林に覆われたキャッツキル山脈の流域から自然に濾過したものです。1997年、市は60-80億ドルの建設費がかかる浄水装置の建設よりはむしろ流域保全のために10億ドルを支出しました。
きれいな空気 米国
木々はわたしたちが呼吸する空気をフィルターし、二酸化炭素と汚染物質を吸収し、酸素を放出します。ワシントンD.C.だけでも、都市近郊の木々と森林は、毎年395,100kgの汚染物質を吸収しています。
メイプルシロップ カナダ
1600年代に、北米先住民は、開拓者たちにメイプルの樹液から砂糖を作ることを教えました。いまやカナダは28,000トンものメイプルシロップを30カ国以上に対して輸出しています。シェアは85%にもなります。一本のメイプルの木(Acer saccharum)から毎年1リットルのシロップを作るのに十分な樹液が採れます。
ブラジルナッツ ペルー
アマゾンの熱帯林に広がるブラジルナッツ(Bertholletia excelsa)の自然林から貴重な商品作物の木の実が採れます。ブラジルナッツの市場は森林保全を助け、同時に地域の人々に収入をもたらしています。ペルーでは、ブラジルナッツの林地は、地元の家族によってほとんど管理されています。
気候 ブラジル
地球規模の気候変動を緩和するだけでなく、森林は地域ごとの機構にも影響を与えます。アマゾンでは、森林は湿度を保ち、気温を調整しています。木々はアマゾンの雨量の半分をリサイクルしています。つまり、朝木々から蒸発した水は午後雷雨となって帰ってくるのです。
シアナッツ ブェルキナファソ
シアの木(Vitellaria paradoxa)の実は50%の油分を含んでいます。地元では長らく調理、化粧、軟膏、石けんとしてつかわれてきました。また、国際的な化粧品、食品、薬品産業からのニーズが高まっているため、それを採集する女性にとっては大切な収入源になっています。
紙 フィンランド
フィンランドは、世界の森林面積の0/5%の森林しかないのに、世界の印刷用紙の25%を供給しています。紙およびその材料の木製パルプは、森林製品の国際取引の半分以上を占めているのです。
レクレーション フィンランド
世界のどこでも人々は森でキャンプ、魚釣り、ハイキング、狩猟、木の実摘み、乗馬、散歩、探鳥などの活動を楽しんでいます。ヨーロッパの一部では、民有地であっても、一般の人々がレクレーションでつかえるようにしなければならないことになっています。フィンランドの市民は、すべての森林に対する公共的アクセス権を広く享受しています。
家具 ロシア
わたしたちの地球規模の経済では、米国で売られているスウェーデンのデザインの家具がロシアで育った木から中国で作られていたりします。生産者は世界でもっとも賃金や原材料が安いところのメリットを求めます。ロシアでは、陸地の70% が森林で、しかも9時間の時差にまたがる領土を持ち、木材は世界の他の地域に比べれば格安の価格で買えるのです。
土壌 マダガスカル
木々とその他の植生が土壌を保っています。焼き畑農業、過剰な木材伐採、過放牧などによる激しい土壌流出によってまだかスカルの原生林は再生できなくなりました。マダガスカルの森林という生息地に生きていた動植物は、地球上のどこにももう存在しないのです。
ユーカリ油 中国
西洋諸国に150年ほど前に紹介された精油であるユーカリ油は、咳や筋肉痛を含むさまざまな症状に対して処方されます。香りづけ、クレンザー、虫除けとしてもつかわれます。ユーカリの木(Eucalyptus globulus)はオーストラリア原産ですが、中国がいまや世界一の生産国です。
竹 中国
「貧乏人の材木」と呼ばれる竹(Bambusoideae)は、実際には草本類です。アジア諸国では経済的に重要な役割を果たします。一日に1メートルも成長し、もっとも速く成長する木の三倍の速さです。竹は食べ物から建築物、家具、道具と、何にでも使われます。
ジュジュベ 中国
森林から採れる木の実は重要な食料源であり、収入源となります。ジュジュベあるいはチュウゴクデーツ(Ziziphus jujuba),と呼ばれる木の実はビタミンCが豊富で、何世紀にもわたって医療用に使われてきました。今日では、この木が荒れた土地でもよく育つため、砂漠化を防ぐために植林され、地域の収入につながっています。
船 タイ
サンパンは、東南アジアの川、湖、運河、入り江などでよく使われています。この平な底の、手漕ぎボートは、移動、魚釣り、さらには家として使われています。
キノコ 台湾
制癌作用のあるキノコ、Antrodia camphorate,は台湾にしか生えません。しかも、絶滅の恐れのあるcamphorという木の内部に生えています。薬効と希少さのために、このキノコは一キロ何千ドルもの値段で取引されています。生物化学会社は、天然ものと同じものを人工で作り出そうとしています。
薬効のあるハーブ ネパール
ヒマラヤの森林と牧草地から、毎年何千トンもの薬効のある、アロマのハーブが地元の人々によって収穫されています。収穫されたもののほとんどは輸出されます。この取引によって、経済発展と過剰利用に対する関心が生み出されています。
神聖なる木々 インド
世界で木々は霊性的な宗教的な生活にとって大切にされています。仏教の伝統によれば、ブッダは木の下に座って瞑想し、悟りを開いたと言われています。(ボデイ)菩提樹(Ficus religiosa)は、ヒンズー教徒にとっても聖なる木で、いちじくの一種です。
SALの葉 インド
Salの木(Shorea robusta)の葉を集める事で、多くの女性が収入を得ています。その葉を編んで皿にするのです。使い捨てできてしかも生物分解するこの皿は、国際市場にも広がっています。オリッサ州では、このような非木材製品が地元の過程の収入の40%にもなっています。
茶 タイ
タイ北部の森林に村があって、その村では自然の茶の木(Thea sinensis)から緑茶を収穫し、販売しています。村人は追加的な植樹をしながら、緑茶を得ていますが、その収入が村全体を支えています。
ゴム マレーシア
天然のゴム、あるいはラテックスは、Hevea brasiliensisの木から採ります。ゴムの木はブラジル原産ですが、85%の世界の生産はアジアです。1800年代に大規模プランテーションが始まったからです。合成化合物が現在では入手できますが、天然ゴムは市場の1/3を占めています。
スパイス インドネシア
スパイスはその多くが熱帯林の木々の樹皮、樹液、果実、枝、葉、根、花、あるいは種からとられています。ナツメグ(Myristica fragrans)は、東インドの「スパイス諸島」原産の常緑樹の種から採られます。メイスというスパイスは、その種の明るい赤の皮膜です。スパイスの取引は、普通は、熱帯から世界へと流れます。
レチン
Almaciga resin, or Manila copal (Agathis philippensis),はラッカー、リノリウム、ペンキ、プラスティック、印刷用インキ、石けん、ニスの成分で、輸出からの収入の主要なものです。伝統的な方法では、木を損傷し、からしてしまっていたのですが、樹液を採る新しい持続可能な方法が取って代わりつつあります。
武器 日本
中世の武器は、木でできおり、現代の武術家たちも、木でできたさまざまな刀、棒、槍などを使います。日本のフェンシングである剣道では、樫の木その他の堅材からつくられた木剣あるいは木刀が使われます。
生物的多様性 オーストラリア
オーストラリアの植物と動物は、地球でここにしかありません。オーストラリアの生物多様性の半分以上は、森林と林地にあります。生物的多様性は自然環境の健康、大気と水の質を浄化する、土壌を豊かにするなどのために重要です。
山岳地帯の森林 アルメニアとグルジア
急峻な陸地に阻まれているため、高地の森林生態系には、そこにしかない種がよく見つかります。山岳地帯の森林は、水資源を保全する、土壌流出や洪水を止めるなどに大切な役割を果たしています。世界のもっとも深い密林は山岳地帯にあるのですが、農地、薪、建築資材などに対する高い需要が森林に大きなプレッシャーをかけています。グルジアとアルメニアでは、これらの生息地を保全するための国家計画をたてました。
ジャガー 米国
北中南米に広がる自然環境のほとんどの場所でジャガーは絶滅の危機にあります。メキシコの北の国境付近では特に希少です。森林生息地の消失、人間による捕獲、違法な狩猟などが減少の理由です。ジャガーはそのすばらしい毛皮のために、また家畜を守るために殺されます。
マカウ ブラジル
マカウはオウムの中でももっとも絶滅の危機にある種です。その中で、ヒヤシンスマカウは成功した物語です。人工的な巣箱の設置プログラムおよび公共的な教育によって違法なペット取引をなくすことで、マカウの数は、場所によっては回復しています。しかし、木材伐採や農地の開発などによる森林生息地の消失によって、いまもまだ絶滅の危機にあります。
イベリアリンクス スペインとポルトガル
イベリアリンクスは、すべてのネコ類の中でもっとも絶滅の危機にあります。これから10-20年で、野生のものは絶滅するでしよう。その生息地である林地と灌木林が失われ、ばらばらになり、餌になる動物の数も減ったために、いまでは200頭しかいません。政府、民間土地所有者、保全組織が生息地管理計画と、捕獲して増やす計画に合意しようと努力しています。
ブッシュミート コンゴ民主主義共和国
野生生物を狩猟すること、特に、particularly duikers, pigs, porcupines, and primates - for bushmeatは長く確立した伝統であり、収入源です。しかし、需要の拡大、森林へのアクセスの増加、ブッシュミートの販売の拡大が生物的多様性を脅かしています。野生生物保全の活動家たちは、種と生息地の保全を向上し、地元社会に経済的な代替案を作り出そうとしています。
オランウーンタン インドネシアとマレイシア
オランウータンは「森の人」という意味です。この大型猿人類の個体数が90%も激減してしまったのは、大きくは森林生息地の破壊の結果です。木材伐採、農業、プランテーションが主要な脅威であり、そこに狩猟も加わります。オランウータンを絶滅の危機から保護するためには、広大な保護区の設立と、肉と固体の取引を規制する必要があります。
森のカリブー カナダ
寒帯森林の「灰色の幽霊」は、天敵から身を守り、食料とするゆっくりとしか育たない地位類の保護のためにとても広い成熟した森林を必要とします。ユーコンからニューフォンドランドまで、カナダ全体に広く分布した個体数も、生息地において開発、道路建設、農業、伐採、鉱山、石油や天然ガスの開発などがすすみ、激減しています。アルバータでは、森のカリブーは絶滅危惧種のリストに乗せられており、7000頭以下しか残っていません。
海面上昇 ツバル
いくつかの予測によると、ツバルとその他の標高の低い島々の諸国は、地球気候変動による海面上昇のために50年以内に消えると言われています。森林破壊はその原因の一つです。森林をなくしてしまうことは、光合成による炭素の吸収を減らします。化石燃料を燃やすことは、大気中に熱を閉じ込める炭素ガスの排出を増加させます。
マングローブと沿岸コミュニティ インドネシア
インドネシアは、世界のマングローブ林の1/4を持っています。熱帯および亜熱帯の沿岸線に広がるこれらの木々、灌木は、世界の中でも生産性の高い生態系を保っています。何千もの沿岸の村落は、マングローブ林から薪、魚、その他の産物を得ています。しかし、世界でマングローブ林は、川がダムでせき止められ、広大な部分が田んぼや魚やエビの養殖地に転換されることで、縮小しているのです。
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森林の農地への転換 台湾
先進国でも途上国でも農業は森林破壊の主要な原因です。特に急峻な斜面での農業は、生態系にとって損害が大きいのです。というのも、過剰な耕起、殺虫剤の使用、土壌流出などが起こるからです。台湾における有機農業による田んぼづくりは、農業者に、栽培する作物を変えること、化学物質に頼らない害虫の駆除、耕す量を減らすなどの努力を伝えています。
気候変動 地球
地球規模で気温および海面が上昇していることは、二酸化炭素、メタンなどの「温室効果ガス」と呼ばれる大気中に熱を閉じ込める働きのある気体のせいだと言われています。森林を伐採し、化石燃料を燃やすことは、問題の一部なのです。
貧困と森林破壊 ブラジル
毎年、アマゾンの森林が農業と牧畜のために何千平方キロメートルも燃やされています。燃やしているのはほとんど貧困な土地なし農民たちです。森林の最前線へと押し出され、彼らは破滅的な焼き畑農業をするしかないのです。複雑な貧困と土地所有の問題に直面して、ブラジル政府は地元のコミュニティや非政府組織とともに持続可能な農業のやり方をすすめようとしています。
プランテーション ニュージーランド
プランテーションは、主にアジア、オセアニア、南米に広がっています。そこから1/5の世界の木材需要に応えています。ニュージーランドでは、速く育つ柔らかい木質のプランテーションが99%の年間木材収穫につながっています。そのおかげで、残された天然林は、保護区として取りのけられて保全されているのです。
燃料用木材 マリ
木を使って調理し、暖をとっている人々は、田舎中心に、5億人にものぼります。燃料用の木材は世界の木材消費量の半分にもなるのです。供給が減っている地域では、薪の採集は森林を劣化させ、土壌流出や地滑り、洪水を起こします。貧困をなくし、所有権を確立し、代替の燃料を導入することで、この重要な資源の持続可能な利用をすすめることができるでしょう。
単一樹種の植林 デンマーク
デンマークでもっとも重要な樹種はNorway spruce (Picea abies)です。デンマークに200年前に導入されたとき、このスプロースは単一種植樹をされていました。単一種職年は、昆虫の攻撃に対して弱く、また風にもなぎ倒されやすかったのです。いま、デンマークではノルウェースプルースを他の樹種と混合して植林し、風、昆虫、病気の害から守ろうとしています。
絶滅の危機にある植物 インド
インドには1800種類もの薬効のある植物があります。Ashoka tree (Saraca asoca)は過剰採取、無駄の多い加工法、生息地への人間の侵入などによつて脅かされています。質の悪くなった土地で、耕作するプログラムも始まっています。現在提案されている全国希望での生物的多様性情報ネットワークでは、それらの輸出作物でもある植物の種を記録することになるでしょう。
洪水 バングラデッシュ
洪水平原にあるバングラデッシュでは、森林の消失、都市化、海面上昇は、破滅的な組み合わせとなっています。自然の川の運河は、森林がなくなつた土地かせの土の流出や住宅や道路を建設するために埋め立てられたりしたため、毎年のモンスーンの流れを受け止められないようになっています。政府が作った川の護岸と排水システムが少しの助けにはなっていますが、さらに森林管理の実践を行ない、洪水の警報システムを導入することが求められています。
砂漠化 中国
吹き飛ばされた砂が農地の息を止め、北京はしばしば砂嵐に見舞われています。植生と表土がはぎ取られ、2500平方キロメートルが毎年砂漠になっています。この変化は、森林伐採、放牧、薪の採集によるものです。広がるばかりの砂漠に対して、中国は、世界最大の植林をすすめています。
火事 インドネシア
1997-98年にかけての大きな森林火災が世界の注目を集めました。火事は生存のための農業と商業的な植林を目的として、使われました。厳しい自然環境条件と、モニタリングの不足が、何ヶ月もの間、火事がコントロール不可能になり、大気を汚染し、森林生息地を破壊する結果となったのです。
地滑り 台湾
この山岳が多い風景では、森林破壊は頻繁に起こる地震や嵐の影響を何倍にもしてしまいます。大規模な泥土流は村を瞬時に埋めてしまいます。排水を改善するために、台湾政府は大規模な植林を主導し、洪水警告システムをつくり、急峻な斜面を安定させるプログラムを開始しています。
塩分 オーストラリア
水のトラブルが起こると、何千年も地中に貯められていた塩が、水とともに地表に運び出され、何百ヘクタールもの農地を塩砂漠にになっています。問題は、天然の植生を農地のために伐採してしまったことから起こっています。問題に対処するために、オーストラリアは、より根が深くのびる元の樹種や灌木を植林しようとしています。
土地所有 ポーランド
東ヨーロッパの諸国は森林の所有を民間に戻しつつあります。結果はさまざまです。民有は地元の管理と収入を増やし、植林を奨励しますが、小さな、ばらばらになった土地所有は、経済的にはよくないかもしれません。ポーランドは、140万人もの森林所有者が、平均5ヘクタール以下の森林を持っています。森林をよりよく保全したいという希望は、環境意識と財源の欠如、そして保全のための枠組みの弱さという問題に直面しています。