背中 | 続・崩落少年

背中

ちょっとむしゃくしゃして

近くにあった
彼から借りたジャンバーを抱きしめてみて

ふ、と気付いた


あたしはいつも彼の背中を見てんだ、って


デスクのPCに向かう彼の背中を
煙を吐き出しながら見てた

客対応する彼の背中を

寸胴鍋を必死に動かす彼

チャーシューを切る彼

餃子を焼く彼


小柄な方だけど
たくましくて
広く大きく感じる背中


あたしを見てないから
微笑んだってバレやしない(笑)



ねっころがって
ノートPCを
いじってた時なんか

一緒にねっころがってやろうかと思うくらい


叶わない恋でも
あたしは今こんなにも満たされてる


でもこれは本当に恋と呼べるのだろうか?


只の尊敬とか
憧れだったりして(笑)