毎日の“一文” | 続・崩落少年

毎日の“一文”

ヒトを愛する度
ヒトを傷つけてしまう

僕らは深い蟻地獄に落ちた
非力な蟻なんだ

雨風に曝されながら
毎日同じことの繰り返し

僕らはそんな日常の中で
大切なものを幾度も見失ってきた


足場の砂粒が
ひとつ
転げ落ちた

その途端
僕らは深い穴へと吸い寄せられてゆく

もがけばもがくほど
深く
深く

あぁ
この先僕らに待っているのが永久(とわ)の闇だとしても

僕の瞳に
最期に映るのは
この果てしなく広く
深い碧であるように