マレーシアで芸術を楽しむ その1 | 鼻息の荒いEriBullのブログ

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常夏マレーシアから熱い鼻息と写真を贈ります

マレーシアは残念なことに、タイ、インドネシアなどの近隣国や、中東のイスラム圏に比べて芸術面ではどうもイマイチな国です。どの美術館、博物館、歴史資料館(←こんなとこあったっけ?)に入っても、常に貸切状態。つまりは客がいないと言うこと。
日本へ一時帰国した際、国立新美術館へ平日のお昼フラ~っと行ってみると、平日にも関わらず入場チケットを求める客の列に「うわっ外国みたい!」と訳の分からないことを口にします。

そんな芸術にはうとい国でも、よーーく探してみれば、あちこちで活発に芸術活動が行われているのです。
例えば、最近行ったのはイラン人とマレー人の画家達による展覧会。ここマレーシアでは、10万人のイラン人が暮らしています。(日本人は約1万人) 
ですから、数多くのアーティストが地味にですが活動しているのです。しかし、先ほども申し上げたように、よーーーーーーく探さなければいけません。なにを?会場をです。

ストリートの番号は1から順に並んでいても、突然飛びます。なので車から降りて歩いて、この辺りが怪しいぞと思った場所で一軒一軒しらみつぶしにお店を覗いていきましょう。そうすると、展覧会ポスターが雑居ビルの壁にペラっと求人広告のように貼ってあるのがわかります。なにも会場は1階とは限りません。今回は雑居ビルの4階にありました。2階は幼稚園です。子供がわんさか出てきますが、一言「こんにちは」と挨拶をして怪しい大人ではないことをアピールします。ビルの4階まで、もちろん階段で上がります。そこで開場時間内に行ったからと言っても、必ずしもすんなり入れると勘違いしないでください。客がいなければ、スタッフは鍵をしめてお茶をしに外出しています。イラッときてはいけません。暑さが増すばかりなので、水筒の水を一口飲んで、携帯を取り出し、責任者へ電話をかけてみましょう。
ほーーーら、通じた。

「お客さん?5分で行くからまってて」

ご足労おかけいたします目


会場兼アトリエで活動するオーナーアーティスト
Asghar Yaghoubi氏
↑フランス語を真似て発音してみましょう


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