私の仕事は「記憶のベールを開けて
忘れていたことを思い出す」
ということなんですが、
誰でも、驚くほど忘れているし、
驚くほど動かされています。
人生の中で思い通りにいかなかったり、
嫌な気持ちを味わうことがある時、
それは「内なる自分」が作っている
ので、どこで、どう、作ったのか、
見にいくのが私の仕事です。
それは現世のこともあるし、
前世のこともあります。
正確にいうと、現世と前世は
絡み合っているので、結局は
両方関わっているわけですが。
最近、セルフで退行催眠をやって
出て来たのは、今まであまり意識を
向けていなかった子供時代でした。
幼稚園からヤマハ音楽教室で
ピアノを習っていましたが、
小学校高学年になって行き詰まりを感じ、
中学に入る頃、止めてしまいます。
（画像は「ピアノ塾 ピアノ初心者のための入門講座と楽譜紹介」のページよりお借りしました。このサイトいいですね。ピアノ再開しようかな？）
身の回りでも、
「習っていたけど止めた」人は
山のようにいるので、「よくあること」
と気に留めていませんでした。
でも今「前に進めないのはなぜか」と
悩んで根っこを探った時に、
いろいろ出て来たけど
（石打ちの刑を目撃した前世）今回、
忘れていたこの子供時代が現れました。
・（練習を）やってもやっても上手くならない
・他の人（クラスメイト）と比べて劣っている
のが苦痛で仕方なくて
止めたことが出て来ました。
ピアノ自体が嫌いだったかというと、
ピアノは好きでした。
音楽自体が嫌いになったかというと
音楽自体はずっと好きでした。
だから本当は続けたかった。
楽しみたかった。
止めてしまうのは本当は嫌だった。
でも苦痛の方が勝ったので、
いろいろ理由をつけて止めたのです。
この時私が作ったのは「自己否定」でした。
多くの人に、さまざまな形で、
「自己否定」が入っています。
「ブロック」とも言います。
「ブレーキ」とも言います。
それを外すのが「セラピー」です。
今の私が小学生の私に外してあげたのは
・行動してれば必ず進歩してるんだよ
（目に見える結果がなくても気にしない）
・人と比べなくていいんだよ
（自分自身が楽しめばいい）
でした。
これをやったのは2、3日前でしたが、
胸や肩のあたり、部分が、晴れる、
軽くなる、広がるような感覚。
いやー、まだこんなのあったんですね。
それは外れてみてはじめて分かります。
人生のどこかで始めてしまったことを、
人生のどこかで主体的に手放す。
そんなダイナミズムのお手伝いが
ヒプノセラピーというわけですが、
まずは本人が恩恵を享受しなきゃね(笑)。
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