その人生で大事なシーンを見に行くと、大きな帆船に乗り込んでいます。
最初のシーンより少しだけ後、まだ20代です。
漁に行くのではないらしい。どこか遠くへいくようです。
たった一人の身寄りである母親が老齢で亡くなっています。
故郷を捨てて、どこかで一旗揚げるつもりのようです。
生まれ育った漁村とは打って変わって、大都会というイメージです。
イスタンブールという地名が浮かびました。
私の就いた仕事は港湾労働者です。
麻袋のようなものを運んでいます。けっこうな重労働です。面白いわけでもありません。
来る日も来る日も荷物を運び続けて、年を取りました。
最期はみすぼらしい屋根裏のような部屋で息を引き取ります。
結婚もしていないようです。
自分が食べていくのが精一杯のその日暮らし。奥さんをもらう経済的余裕がない。
出稼ぎの外国人で、出会いもない。
たまに町のお店の女の子とか、飲み屋のお姉ちゃんとか(笑)、
いいなと思う女性は出てきましたが、すれ違うだけでした。
亡くなる時はこんな風に思っています。
「人生、働きづめに働いて、楽しいことが何もなかった。もっと楽しみたかった。」
こ、この思いは、前にもあったぞ(^^;
イギリスの貧乏農婦だった過去生でも、
働いて働いてただ食べるのに精いっぱいの人生を見ました。
なんでまたこんなの？！
（つづく）
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