それでも前世療法やります | 私の前世療法

私の前世療法

前世療法は、潜在意識の中への旅です。
「自分自身で過去世を見る」ことは誰にでもできます。

私自身が「セルフ前世療法」というノウハウで見た
たくさんの過去世をつづって行きます。

セラピールームPADOMA:padoma-therapy.com

前世なんて見ても意味がない。

過去生を知るためにお金や時間を費やすなんて愚の骨頂。」

私の大好きな人気ブロガーさんがそう書いているのを読んで、

心臓を冷たい手でギュッと握られたような、板切れでぶん殴られたようなショックを受けました。


読んだのが個人セッションの直前だったため、

クライアントさんと話しながらもブログの文章が頭から離れず、

私のやってることは無駄なのか?かけているこの言葉は愚の骨頂なのか?」

という思いが浮かんできて、声が震えそうになりました。


しかし誘導を始めると、いつも通り、クライアントさんはだんだんと深く潜在意識に入っていき、

ぐんぐんと自分の奥底の忘れていた思いに近づき、

涙を流しながら深い納得へ到達していくのを導いているうちに、

「これでよかったんだ」と心も落ち着きました。


過去生を見ても意味はない。大事なのは現世(だけ)。」

このような言葉は、実はスピリチュアル仲間の多くも言っています。

そして、私自身も実は、そのことは同感しています。


過去生を知りたいというメンタリティの中に、

現世でのつらいことうまくいかないことを過去生の「せいにして」、

原因を「外」に求めて、自分をごまかそうとしたり、

甘いロマンティックな夢に浸ったり、悲劇のヒロインを演じたり

してみたい思考回路があることがあるのを、

スピ好きならでは見聞きすることがあって、うんざりしてしまうことがあります。

それは、よくわかります。


でも私がいつもブログでも直接会った時でも口にするのは、

過去生を見て、見えてくるのは今の自分ですよ。」

ということなんです。


ここが、どうも、屈折していて、よくわかりにくい所ですね(^^;

現世のことを知りたければ、現世の自分をよく見ればいいじゃん!というわけです。


人は、自分のことはよく分からないものです。

また「分かっていても、本当には分かっていない」ことがよくあります。


夫からのDVに悩んで前世療法を受けられに来た方がいらっしゃいました。

どうしても今の状況から抜け出せないから、何かブレイクスルーがほしい、ということでした。

お話を聞いてみると、どう考えても別れるしかない。

「親にもそう言われるんです。友達にも全員そう言われてるんです。」とのことでしたが、

もう100人いたら100人が「そんなのやめなよ」としか言えない状況。(^^;

本人だって、分かってないわけじゃないのですl。頭では。


でも彼女は「うじうじちゃん」なんですね。

「でも彼も優しい所があるし…」「子供もまだ小さいし…」とずるずる引きずっているのです。

暴力振るってないときに優しいのはDV男の典型的パターンでしょ!

そんなことより、それを継続することによってあなたの人生どれだけ犠牲になるの?!

子供だって、そんな環境で育ったら傷つくのは目に見えてるよ。


でも私は、前世療法では、それを彼女に言いません。

必要な言葉はクライアントさんの中から出てくるからです。


前世療法で見えてきたのは、今の自分の「パターン」を見事に描いた、

自己主張ができず、自分を大切にできず、最後は夫に撲殺される過去生でした。

ボロボロ大泣きして彼女は初めて「解った」そうです。

このままじゃ自分は駄目だ。人生、後悔して終わることになる。


3年間うじうじし続けていた彼女が速攻で別居したことに、お母様がびっくりされたそうです。

決断ができたばかりでなく、彼女は人が変わったように明るくなり、

たまにメールくださるんですけど、「毎日が楽しく、生きることが幸せです♪」と

まるで別人のように生き生きして、「あの暗かった人が…」と私の方がびっくりです。


私の前世療法一番よく聞く感想が「腑に落ちた」「納得した」です。

つまり、みんな、自分の問題は本当は分かっている。薄々気づいている。

でも、直面できていないのです。受け止められないのです。

前世療法は、その隠していた、抑圧していた、誤魔化していた部分を、

首根っこを摑まえて「さあ見ろ!」と突きつけるような作業です。


それは「今の自分と関係ない、過去のことを見るだけ」でも

「違う時代や人物設定と戯れるファンタジー」でも

「改善すべき現在から目をそらすための犯人捜し」でもないんです。


また、前世療法は「誰にでも必要なもの」でも「誰にでもお勧めする」ものでもありません。

それは、ごく一部の、こういう方法が必要な、こういう方法が合っている人だけのものです。

前世療法を広めてみんなが受けに来ればいいな!なんて全く思っていません。

キャッチコピーにも書いていますが、 「受けたいと思った」人だけが受ければいい思っています。


誰にでも当てはまる、誰にでもお勧めの、たとえば「自分に正直に生きましょう」とか

「安全な食べ物を選びましょう」とか、そういう生き方指南や方法論とは異なるものです。

100人いたら一人いればいいのです。

あとの99人には過去生は関係もないし、興味がなくてもいいんです。


でも、そのたった一人の必要としている人はいるのです。

過去生の扉を開けることで、輪廻転生の価値観を体験することで、

大きな変転を体験した方に数限りなくお会いしてきました。

時には、前世の枠を超えて、「高次元存在」とのコンタクトへ至ることもあります。

宇宙的体験をされる方もごく少数ですがいらっしゃいます。

それはかけがえのない体験となって、その人を変えていきます。

名称とはズレますが、そこまで含めて「前世療法」だと思っています。


「気づき」は過去生を見ることが必要なわけでもありません。

一番おすすめなのは瞑想することです。

でもじっくり体質改善の前に、どかーんと手術した方がいい方もいます。

気づきにはたくさんの入り口がある。

前世療法はその入り口の一つにすぎない、けれど役に立つ入口だと思っています。


愚の骨頂と言われてもいい。

友達の間でさみしい思いをしてもいい(笑)。

私は私の信じるところを生きよう。

私は私のできることをしよう。


そんなことを考えさせていただきました。

もしかしたら、前世療法を仕事とする上で、

「アンタほんとにそれでいいの?」とお試しが来たのかもしれませんね。

それでも地球は回る。それでも私は前世療法をやりますよ。

今のところね(笑)。


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