私は土曜日にウィーンから帰国しましたが、その日に決めたのは日本でどうしても聴きたい演奏会があったから
7月3日の東京芸大チェンバーオーケストラの定期演奏会。モーツァルトプログラムで、アイネクライネの指揮とハフナーのコンサートマスターは、私が最も憧れているヴァイオリニスト、ライナーホーネックさんでした
もともと素晴らしいメンバーのチェンバーオケですが、ホーネックさんに鮮やかな命を吹き込まれたかのように音楽が生き生きとしていて、至極のひとときでした久しぶりにみんなの演奏が聴けて、とっても嬉しかったです!
そして4日には今年から始まった「TAMA音楽フォーラム」にて、ホーネックさんの公開レッスンを受講することができました課題はシューベルトのソナチネ。私は同級生の大伏啓太くんと、1番をレッスンしていただきました。
今まで何度か演奏会でお聴きしたときも、去年紀尾井シンフォニエッタで1週間弾き振りをしてくださったときも、テレビで拝見するときも、信じられないくらい極上の音色で、本当に彼は魔法使いなのではないかと思っていましたが(笑)、短い時間にできるだけその秘密を伝授してくださって本当に素晴らしいレッスンでした。
レッスン後に先生が演奏してくださったソナチネ2番とロンドは、もう言葉もないほど。永遠に続いてほしいひとときでした
このような機会をくださった「TAMA音楽フォーラム」の先生方、夢のような経験をくださったホーネックさん、本当にありがとうございました「またStaatsoperに聴きに来てね」と言ってくださったので、できるだけ通えたらいいなと思います