いつもご覧いただいているみなさま
本日も、ありがとうございます。
初めていらしてくださった方
たくさんある中から選んでいただき
ありがとうございます。
さて今夜は、
福間洸太郎さんのピアノリサイタル
へ行ってきました。
演奏会へ通うようになってしばらく
経ちますが、生の音、とりわけ
ピアノの音は心に染み渡る
とても素晴らしい体験をすることが
できます。
その時の感動を、その時のうちに
書き留めることがブログで公開する
醍醐味だと思うとともに、
自分ならではの視点で書くことに
最大の価値があると思っています。
私は、いわゆる他人様の音楽レビュー
(考察、再考)は、自分の勉強不足を
補う有益なものとして、
また、感じ方の多様性を学ぶ場として
活用させていただいております。
逆に、先入観なしに真っさらな感性で
演奏会に臨みたい方もいらっしゃると
思います。
また、そのピアニストに対する
ご自分のイメージを壊したくない方も
いらっしゃると思います。
お読みになるかどうかは読者様に
おまかせいたしますので
ご理解の上でお読みいただきますよう
お願いします。
福間洸太郎 ピアノリサイタル
〜 鳳凰がみたもの 〜
サントリーホール
プログラム
リスト オーベルマンの谷
ショパン ピアノソナタ第3番
ラフマニノフ 前奏曲op3-2 鐘
ラフマニノフ13の前奏曲op32より
第12番、第13番
スクリャービン ソナタ第5番
ストラヴィンスキー
火の鳥 (アゴスティ編曲)から
魔王カスチェイの凶悪な踊り
子守歌
終曲
アンコール
快心の演奏会だったと言って良いかと
思います。
まずは、リストから始まった今夜。
背筋の伸びたモーニング姿は
やっぱりクラシックだなと思いました。
私が聴きたかった作品はこのリストと
ラフマニノフです。
オーベルマンの谷はリスト特有の
いわゆるヴィルトゥオーゾ的な
部分は少なく
むしろ、これだけ単調な曲の集中力を
切らさないことが難しいと思いました。
左手によるメロディが現れるのですが
抑えているけど、よく歌っている。
そんな印象でした。
Mちゃん先生に勧められた作品の一つですが
とても弾ける代物ではないと思いました。
(でも次に弾くならリストかラフマニノフ
と図々しく思っています
)

)続くショパンのピアノソナタ第3番。
とても素晴らしい演奏でした。
特に第2楽章の駆け抜けるスケルツォ、
最終楽章の圧巻のパフォーマンス
あふれる弾きっぷりと
キレのある音。
全体的に爆音量を持つピアニストでは
ないのですが、ご自分の音量の中で
多彩な色と強弱をもつ方のようです。
ご自分も満足いく出来映えだったようで
胸に手を当ててお辞儀を繰り返していました。
(最新CDに収録されています)
そして迎えた後半のプログラム。
全身ブラックの衣装に着替えて
ステージに上がりました。
ここからが、とても聴きごたえがあり
テクニック、パフォーマンス、音量ともに
迫力がありました。
スクリャービンと火の鳥の終曲
が、特に良かったです。
超絶技巧、早いパッセージ、
身体全体をしならせて弾く姿。
最後の一音を放つ弾きっぷり。
これだけの難曲揃いを弾ききった後の
アンコールはFlying Birds。
初めて聴く曲でしたが柔らかで
甘いメロディと艶のある音色。
堕ちた人いただろうな……
もう、堕ちているか……
私もユンディに会っていなかったら
恋に堕ちてもおかしくないくらいの
パフォーマンスでした。
もう終わりかなと思っているところへ
再び現れた彼が弾き始めた
アンコール最後の曲。
ショパンのバラード第1番。
あれだけの激しくも超絶技巧を
要求されるナンバーを弾ききった後なのに
疲れを知らないピアニストは
歌い、テクニックともに素晴らしく
全身から沸き立つ興奮を
会場に与えました。
スタンディング、掛け声ありの
大盛り上がりを見せたホールで
福間さんは会場が明るくなっても
胸に手を当ててお辞儀を
丁寧にしていました。
とにかく、すごかった。
客席は1階右寄りの後ろから3列目で
聴いていましたが、1階はほぼ満席。
これだけのレパートリーの広さと
テクニック、素直でやりすぎない
歌い方は
若手日本人ピアニストの
筆頭格でしょう。
この先が楽しみなピアニストですね。
(じゃ、ユンディに帰ろ

)


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