映画無名5回目 | 観劇好きの備忘録

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ついに5回目


映画「無名」です♪


イチオシの王一博が出てるから、が元々の理由ですが


この映画、ハマるとかなりの中毒性がありまして…


とにかく謎解きをしたくてたまらない爆笑


そして謎解きしたいのに映画を見入ってしまい、気がつくと終盤笑い泣き


そんなわけでもう5回目です笑い泣き笑い泣き笑い泣き

もう早く円盤出して欲しいよね!

家のTVならゆっくり映像チェックできると思うんだわ


劇場に行っちゃうと、大画面と音の迫力で完全に飲まれちゃうんだよアセアセ

映像の美しさや暗い色彩、光と影、そして効果音!




そうは言っても、さすがに5回も観ると登場人物一人ひとりの、あの世界での役割が明確になり


そして、その一人ひとりの立場や心情を思うと、本当に心が重くなった


そしてやっぱりイボファンなので、彼の演じるイエさんの人生が辛く切なく…

スパイであるが故に婚約者ともすれ違い、挙句「死ねばいい!」とか罵られちゃうんですガーン


日本語字幕では「あなたは死ぬのよ」になってたけど、中国語では「死んで!」とか「死ねばいい!」とかかなりキツめの表現になるそうです


また「着飾った男は嫌い」のところも

衣冠楚楚には「上辺は飾ってるけど中身は空っぽ」というニュアンスがあるそうです

だから新しく作る恋人は労働者か知識者って言ったのかな、と思いました


それを知ってから映画を見ると、一層イエさんの苦悩やもどかしさや苛立ちがくっきり分かったような気がしました


翻訳って難しいな


中国語は短い漢字の中にたくさんの意味が込められています。

それを日本語に訳すときにどこまで要約できるか

今回の映画の翻訳でももちろん充分内容は理解出来ますが、本来の、というのかな、深いところまで理解するのは難しいなと思いました




先日のNHKの中国語講座でイボの次回公開映画「ボーントゥフライ」のワンシーンが紹介されました

自己紹介のシーンですが

相手がイボ演じる雷宇(レイユー)に

是雷于吧(君はレイ・ユーだね?)

英俊(インジュン)

というとレイユーは多谢(ありがとう)応えます

そして相手が、あっ!って感じで

我叫高英俊(俺はガオ・インジュンだ)と名乗ります

英俊には「イケメン、ハンサム」って意味もあり、雷宇は自分のことをイケメンだね、って言われたと勘違いして「ありがとう」って言っちゃったって言う…

笑えるシーンなのですが、私はYouTubeで英語字幕で見てたので、ちょっとこの面白さが分かってなかったのでしたチュー


こういうのって、やっぱり言葉を知ってるからこそ楽しめるシーンですよね照れ


直訳で翻訳してもイマイチわからない💦


なので、もっと中国語を勉強しなくては!と改めて思い知った次第です



さて、映画無名に戻りますが、たくさんの伏線を丁寧に回収して、さらに最後にドーン💥と決定打を放ちますが…


私の大好きなトラック🛻のシーン

イエがトラックの荷台でフーに向かって頭をバーン🔫のシーンです

あの何とも言えない太々しいイエの表情

噛みつきそうな勢いで掴みかかるフー

最後にトラックが扉の向こうに消えていく最後の瞬間のイエの目と、それを見つめるフーの目に

勝手に信頼を感じてきました照れキラキラキラキラ


同胞なのに敵を欺くために死闘を繰り広げ、そして勝ち取った勝利

お互いに自分の命より国を守る使命を完徹したもの同士の視線だったのでは、とキラキラ

そして最後の二人の表情も…

イボはわずかに口角が上がった後にすっと表情がなくなります

映画を見る前、公開されたあのシーンを見た時はイボは不敵な笑に見えたし、トニーさんは悔しさに顔を歪めたように見えたのです

でも今日は「やりました」「やったな」って感じに受け取りましたキラキラ(勝手な妄想)



終戦一年後に香港にいるラスト

彼らはあのあとどうしたのだろう?

原作ではイエは日本人?に首を掻き切られて死ぬそうです(どこかで読んだ・Xだったかnoteだったか?)

監督がイボを殺さないでくれて良かった照れ



無名のエンディング曲で


もう一度 一緒に待たないか 名もなき者が光り輝くその日まで


って歌詞があるんですけど…

切ないですよね

もうそんな無名の人たちが命を削らない平和な世界がくると良いです


日本は平和ですが、今も毎日世界中のどこかしらで戦争が起き、罪のない人々が命を落としている現実


何だか今日は映画を観た後に、平和について少し考えてしまいました