7話『宏樹』
本当に…男と言うのは、いつまでたっても、若い女が良いのでしょうか?
(人の事言えませんが…)
大切なお客様の、接待の為に使ったクラブで…
たまたま、宏樹の隣に座ったホステス…
その女の為に…
私達の今まで 築き上げて来た家庭は、脆くも、崩れ落ちました。
あの時の、血の滲む様な、悔しさと 悲しみは、今でも、忘れられません。
離婚届けに 無情にも サインを済ませ…
ボストンバック1つで 出て行く宏樹の後ろ姿を…
私は… 唇を噛みしめ…
ただ、見つめている事しか出来ませんでした。
引き留める事が出来なかったのは!?
私の中の プライドと言う
生き物が、あの当時の私の全てを支配していたせいです。
今・・・
こうして、笑い合い…
静かな時を過ごせるのは…
私の中で…
宏樹への感情の一つの終わりを迎えた事と…
やはり・・・
子供達の為です。
彼は、一緒にいた当時からまなと、りんを とても
可愛いがってくれました。
(クスッ)
血の繋がりというのは、本当に…あなどれません!
まなと、りんの 少しめくれた鼻は、宏樹そっくりです。
メリーゴーランドに乗り…
楽しそうに手を振る、まなと、りんを見て、宏樹と私も笑顔で、 手を振り返します。
「なんか…懐かしいな~」
宏樹が、ふいに呟きました。
「何が?」
私が、聞き返すと!?
突然!宏樹は、私の両手を取り!
「なぁ~ともえ…俺達、やり直さないか?」
と言い…真剣な表情で 私を見つめました。
(人の事言えませんが…)
大切なお客様の、接待の為に使ったクラブで…
たまたま、宏樹の隣に座ったホステス…
その女の為に…
私達の今まで 築き上げて来た家庭は、脆くも、崩れ落ちました。
あの時の、血の滲む様な、悔しさと 悲しみは、今でも、忘れられません。
離婚届けに 無情にも サインを済ませ…
ボストンバック1つで 出て行く宏樹の後ろ姿を…
私は… 唇を噛みしめ…
ただ、見つめている事しか出来ませんでした。
引き留める事が出来なかったのは!?
私の中の プライドと言う
生き物が、あの当時の私の全てを支配していたせいです。
今・・・
こうして、笑い合い…
静かな時を過ごせるのは…
私の中で…
宏樹への感情の一つの終わりを迎えた事と…
やはり・・・
子供達の為です。
彼は、一緒にいた当時からまなと、りんを とても
可愛いがってくれました。
(クスッ)
血の繋がりというのは、本当に…あなどれません!
まなと、りんの 少しめくれた鼻は、宏樹そっくりです。
メリーゴーランドに乗り…
楽しそうに手を振る、まなと、りんを見て、宏樹と私も笑顔で、 手を振り返します。
「なんか…懐かしいな~」
宏樹が、ふいに呟きました。
「何が?」
私が、聞き返すと!?
突然!宏樹は、私の両手を取り!
「なぁ~ともえ…俺達、やり直さないか?」
と言い…真剣な表情で 私を見つめました。