第7話『宏樹』 | 真実のノート

第7話『宏樹』

午前10時

何故か!? 別れた夫『宏樹』から… 連絡が有りました。

「今日、休みだろう?たまには、近くの遊園地にでも行かないか?…子供達にも会いたいし…」


少し…遠慮がちな、宏樹の声に…

私は、壁の時計を、見上げ!?

「いいわねぇ~ 子供達も喜ぶわ!! 何時位に、こっちに来れる?」

と、聞き返すと!?


「うーん~じゃあ!11時位迄には、そっちに行くよ!」


と、弾んだ声が 返って来ました。


まなと、りんにとっては、世界で たった1人の、大好きな、パパです。


子供達は、きっと、喜ぶでしょう!


そう 思いながら、受話器を置くと… 私は、急いで子供達を 公園に迎えに
行きました。



「あちゃっ〓」


案の定… りんは、砂場で 泥だらけで、遊んでいます
まなは、同級生の『彩香ちゃん』 (私が、名前を貰った娘) と、ブランコに 揺られながら、楽しげに 話しを、していました。



「まなぁ~!! りん~!!
パパが、遊園地、行こうって!!!! 」

私が、大声で そう 叫ぶと…

まなの方は、彩香ちゃんに バイバイをし

「嬉しい!!本当に!?」

と 言いながら、こちらに駆けて来ました。


・・・・しかし


りんの方は!?


私の声が、聞こえないのか?

砂遊びに、夢中なのか?
全くの無視 状態だったので…


「はい!まな パパと、遊園地行こうね! りんは、お留守番ね!! 」と、わざと 大声で… 背中を向け まなの手を引き、立ち去ろうとすると!?

後ろから…


「待ってぇ~ りんも 行く!! 」

と、叫びながら、(パタパタ)と駆けて来る、足音が 聞こえたので…


私と、まなは、思わず 顔を 見合せ…


(クスッ)


っと、笑い合ってしまいました。