第6話『タイムリミット』 | 真実のノート

第6話『タイムリミット』

家に帰宅し・・・

夕食の支度をしていると

<ピピピ…>


大から メールが 入りました。


大「今、仕事終わったで!
彩香 何しとん?」


私は…作りかけの シチュー
の火を止め…


「今、大の事 考えてた」


と 送信すると… すぐ

大「俺と 一緒やなぁ~」

と 返信。



私は… 次第に彼の言葉で 『彩香』になっていきます。


彩香「ストーカーの事ならもう 大丈夫だよ… 心配かけて ごめんね…」



大「そかぁ~ メッサ 心配したんやで… なぁ~ 彩香 あの言葉 もう一回 言ってや… 」


(あの言葉…)


<クスッ> っと 『彩香』は
笑いながら、答えた。


彩香「だってぇ~ 恥ずかしくってぇ~ 何度も 言えないよぉ~」



大「なんでや!言ってくれや~ 頼むわ~」


と…大から…


(しょうがないなぁ~)


一呼吸、置いてから…

『彩香』は…答える。



彩香「好きだよ…大」



大「そかぁ~ 俺もやで 彩香… ってか 飯食ってくるわぁ~ 」



(あれれ…いい所で… ムードの無い人です。)






「わぁ~ ママ!今日は
シチューなのぅ~!? 」


暫くすると、匂いに 敏感な、まなと、りんが 台所に 駆け寄って来て 我が家の、夕食タイムの始まりです。







8時頃になり・・・

大から…メールが…


大「ウィィィッス!!彩香 飯、食ったかぁ~!? 」


何だか…段々と 親しげな言葉になっていく彼に
妙に 親近感を、感じます。




携帯を片手に、何気に カーテンを 開けて 空を見ると…

今日は、本当に 雲一つない 星の輝く夜空に…
まん丸な、満月でした。


私は、大に…

「見て、空?」

と、送信…


少したって、彼から…


「すげぇ~ まん丸な 満月やなぁ~」

と…返信。


私「繋がってるね!同じ物見てる…私達!」



大「せやなぁ~ 俺達 繋がっとるんやねぇ~」



私は、もう一度 夜空を
見上げ…


『繋がる』事の 愛しさを噛みしめ…


カーテンを、閉じました。