“生きているということ”
“いま生きているということ”

お日様を温かいと思うこと
雨の予感を覚えること

ご飯が美味しいと思うこと
食べたいものがあること

隣人の掃除機をうるさいと思うこと
誰かに怒ること

夕焼けを綺麗だと思うこと
花の光が眩しいこと

生きていると言うこと
今生きていると言うこと

君がそれを否定すること




※“”部…谷川俊太郎「生きる」より参照
日曜日の早朝

乗降2分後のホーム

アスファルトでもう一度咲いた花びら

腕時計の秒針が移る束の間

烏が一声だけ哭いた
煙草の煙はいつも東から西へ流れる

また1つ蕾が膨らんで青を霞む空

雲は花咲く午後に集まる

踊れないのは埋もれた足首のせい

永遠は追憶の中

正論の皮を着たマンモニズムがたおっていった桜の庭

あの日のあなたはまるで

恋をする人



君の髪がオレンジ色に輝くのは

雨降る夜闇の地下室

弾かれて押し出される熱波に拐われる快感はひとしお

轟く春雷は

君に会えた今世への祝砲