【言の葉拾い】詩はいつだって自由 -2ページ目
“生きているということ”
“いま生きているということ”
お日様を温かいと思うこと
雨の予感を覚えること
ご飯が美味しいと思うこと
食べたいものがあること
隣人の掃除機をうるさいと思うこと
誰かに怒ること
夕焼けを綺麗だと思うこと
花の光が眩しいこと
生きていると言うこと
今生きていると言うこと
君がそれを否定すること
※“”部…谷川俊太郎「生きる」より参照
日曜日の早朝
乗降2分後のホーム
アスファルトでもう一度咲いた花びら
腕時計の秒針が移る束の間
烏が一声だけ哭いた
煙草の煙はいつも東から西へ流れる
また1つ蕾が膨らんで青を霞む空
雲は花咲く午後に集まる
踊れないのは埋もれた足首のせい
永遠は追憶の中
正論の皮を着たマンモニズムがたおっていった桜の庭
君の髪がオレンジ色に輝くのは
雨降る夜闇の地下室
弾かれて押し出される熱波に拐われる快感はひとしお
轟く春雷は
君に会えた今世への祝砲

