風に落ちた花

明日にはない私を忘れないでと

雨に溶かして強烈に香り立つ

背中を追えずにあなたと別れた霧雨の朝の

季節がまた過ぎて逝く

「またね」なんて口約束も

 残り香の1つさえも置いて行ってはくれなかったあなたに

「私を忘れないで」

願うこともできない願望を

 空に還す嵐を待ってる